1歳うさぎ組2020年度5月のまとめ

食事

スプーンや手づかみで意欲的に食べる子が多く、おかわりをする子の姿もあった。「たくさん食べられてすごいね」などと声をかけ、その姿を十分に認めていった。中には、食材をしっかり噛むことができず口の中に残ったままになっている子や、すぐに飲み込んでしまう子の姿も見られたので、喉に詰まらないよう様子を見守り、「よく噛んで食べようね」とその都度伝えたり、スプーンで食材を噛みやすい大きさに切って提供したりなどしていった。

排泄

紙パンツに排尿や排便があると、「うんちでた」という言葉や、ズボンを下ろすなどの仕草で保育者に知らせる子の姿があった。「出たことが分かったんだね」「教えてくれてありがとう」などと言葉をかけ、その姿を十分に認めていった。月齢の大きい子の中にはタイミングが合うとトイレで排尿や排便ができる子の姿も見られたので、出来たときには保育者も一緒に喜び、自信に繋がるような声かけをしていった。

健康

熱が出る子や咳や鼻水などの症状で体調を崩す子が多くいた。朝の受け入れ時に保護者から家庭での様子をしっかりと聞き取り、一人一人の体調の変化にすぐに気付き対応できるようにしていった。また、気温が高くなる日が多かったため、室温の調節やこまめな水分補給を行っていった。

睡眠

保育者が側で背中をさすると安心して入眠し、まとまった時間しっかりと眠る子の姿が多く見られたが、中には不安から涙が出て早く目覚める子の姿もあった。優しく寄り添い、安心できるような声かけをしていった。また、気温が高くなり汗をかく子の姿もあったため、室温や掛け布団の調節を行い、快適に午睡することができるよう配慮していった。

身体発達

ホールの三角マットを登り降りしたり、戸外でシャボン玉を追いかけたりなど、体を動かして遊ぶ子の姿があった。友だち同士でぶつかり合うなどの危険がないよう十分に広いスペースを確保し、安全に遊ぶことができるよう環境構成を行っていった。また、シール貼りや粘土遊び、紐通しなど手先を使った遊びに興味を示し、挑戦する子の姿も見られた。側で様子を見守り、難しそうにしているときにはさりげなく援助するなどして、できた喜びが味わえるようにしていった。

情緒

玩具や場所の取り合いなど嫌なことがあったときに、上手く言葉で思いが伝えられず、咄嗟に友だちを噛もうとしたり、ひっかこうとしたりする子の姿が見られた。双方の気持ちに寄り添いながら「使いたかったんだね」「嫌だったんだね」などと声をかけ、保育者が思いを代弁するなどして仲立ちとなっていった。

言葉

月齢の大きい子は、一語文や二語文で見えたものや感じたことなどについて知らせる姿や、保育者や友だちとの簡単なやりとりを楽しむ姿が増えてきた。月齢の小さい子は、喃語を盛んに発して自分の思いを表現する姿があった。一つ一つの言葉にしっかりと耳を傾け丁寧に応え、やりとりの楽しさを味わえるよう関わっていった。

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