食事
「これ、おいしいね」、「みて、ピカピカになったよ!」などと友だちとの会話を楽しみ、お互いを意識し合いながら意欲的に食べ進めていた。中には、保育者に甘えたい気持ちから側に寄り添うことや手を添えることを望む子もいたので、思いを受け止め一対一で対話をしながら援助していった。
排泄
一日に何度もトイレで排尿をしたり、便意を感じて保育者に伝えたりする子がいた。意欲的な姿をしっかりと褒め、排泄できたこと伝えてくれたことを一緒に喜んでいった。クラスチェンジの際、こぐま組のトイレに抵抗なく向かう姿が見られるようになった。
健康
世界的な新疾病の流行が心配される中、どの子も元気に登園できる日が多くあった。しかし、鼻水や咳の症状が継続して見られたため、細目に拭って清潔を保ったり、水分補給や検温を行ったりしながら体調を見守っていった。また、室温が高くなる日も多かったので、換気も行い快適に過ごせるようにしていった。
睡眠
午前中の遊びを楽しみ、しっかりと体を動かしたり、集中力を持ってブロックやパズルに夢中になったりする姿が多く見られ、ぐっすりと午睡をしていた。ほとんどの子が同じ時間帯に入眠し、順々に目覚めるなどリズムも良かった。中には遊び足りない子や、特定の保育者が側につくことをアピールする子もあった。保育者同士連携をして、一人一人が気持ちよく入眠できるよう対応をしていった。
身体発達
紙パンツの交換の際には、「自分で」、「まえ、こっち?」などと言いながら一人でズボンや紙パンツの脱着をしようとしていた。外遊びの準備でも、帽子を被ったり、上着に袖を通したりと意欲的に身の回りのことをしようとする姿があった。トレーナーを一人で着ることができるようになった子もある。
誘導ロープでの歩行も安定し、景色や地域の方々とのふれ合いを楽しみながら40分程度かかる道のりを元気に歩く姿があった。
情緒
遊びに夢中になるほどに独占欲が芽生えることが多くあったと感じる。場所や玩具の取り合いになったり、特定の友だちだけを受け入れたりする姿が見られた。お互いの気持ちを代弁し、仲立ちをしながら一緒に遊んだり、時にはじっくりと一人で遊ぶことができるよう環境を整えたりしていった。
クラスチェンジなど環境の変化に敏感になり、一日を通して情緒が不安定な子もあった。側で見守りながら見通しが持てるような声かけをして、安心して過ごすことができるようにしていった。
言葉
「三匹のやぎのがらがらどん」を気に入り、絵本やエプロンシアターをくり返し観て喜ぶ姿があった。保育者の言葉をオウム返ししたり、歌を覚えて場面に合わせて歌ったりしていた。また、いろいろなことに興味を持ち「これは何?」、「何してるの?」などと物や行動、色や形を言葉に結び付けて吸収しようとしていたので、一つ一つの質問に丁寧に答えていった。上手く話すことができない子には、身振り手振りからその思いを汲み取り、代弁したり、言葉にして伝えたりしていった。