健康
伝い歩きで移動している子の手を支えながらゆっくりと歩くことを促すと嬉しそうな表情で足を前に出す姿があった。行進曲に合わせて友だちと一緒になって歩く楽しさを味わえるように援助していった。
人間関係
友だちがしていることに興味を持ち、同じ玩具を見つけてきて動作を真似し、関わろうとする場面が見られた。お互いに顔を見合わせて笑いかけたり、やりとりしたりする様子に成長を感じながら、必要に応じて仲立ちをしていった。
環境
気温や子どもの体調をみながらテラスや小園庭で遊ぶ機会を作っていった。テラスから見える鳥や車に気付いて指差しや発声でアピールする姿が見られ、「鳥が飛んでるね」「車が走ってるね」など言葉にして表し、気持ちを受け止めながら関わった。小園庭では砂に触れて遊び、スコップですくって容器に入れたり、手先でザラザラとした感触を味わったりとそれぞれに夢中になって遊ぶ姿を見守りながら、安全面にも配慮していった。
言葉
はっきりとは分からないが喃語で喋ったり声を出したりする姿が増えてきている。伝えようとする思いに寄り添って汲み取り、共感的な言葉かけを心がけていった。また、保育者の言葉かけに応じて指差しできる子の姿が見られ、ものと言葉が結び付いていることに感心した。
表現
リズミカルな曲に合わせて保育者が体を動かしたり踊ったりして見せると、動きを真似しようと手を振ったり、体を揺らしたりして楽しむ姿が見られた。体を動かすことが楽しめるように、いろいろな体操や踊りを取り入れて子どもたちと一緒に楽しんでいきたい。
食育
完了リズムの子が完了食に移行し、手づかみ食べやスプーンを使ってみようとしながら喜んで食べている姿が多い。よく食べる一方で、一口大のせんべいをかじらずにそのまま口に入れて噛んでいるが、噛みづらい姿が見られるので食べやすい大きさに割って、少しずつ食べていけるように促していった。また、コップや汁椀を両手で持って飲むことに慣れるよう、様子を見守りながら声をかけたり、両手持ちができる姿を認めたりし、身に付くように関わっていった。