食事
新たに3名が移行し、クラスの半数以上の子が完了食となった。はじめは手づかみで食べていた子も、優しく声掛けをしながら手を添えてスプーンを口に運んでいくうちに、しっかりとスプーンを握り意欲的に食べる姿が見られた。
離乳食の子も、小皿から具材を上手につまんで口に運び、意欲的に食べようとする姿が見られた。コップや汁椀で飲むことも徐々に上達し、ゴクゴクと音を立ててむせずに飲めるようになった。
排泄
園での排便の回数や時間帯が固定されてきた。普段より回数が多い・少ない・柔らかいなど、体調不良の兆しを見過ごさないように意識しながらおむつ交換を行った。
月齢の小さい子どもたちも、ニコニコと笑顔でおむつ交換時のスキンシップを喜び、きれいになった後は、機嫌よくミルクを飲んでいた。
健康 咳や鼻水が出る子が多く、ウィルス性の疾患が流行った。こまめに検温をしたり、食欲や、機嫌の変化など、普段と比べて変わりないか、気を付けながら見守っていった。
室内遊びでも、しっかりと体を動かすことを意識して遊び、体力づくりを図った。
睡眠
月齢の大きな子は、ほとんどがぐっすりと一定時間眠れるようになってきた。午前睡の多かった子も、後半はしっかりと給食を食べてから機嫌よく入眠する姿が見られた。空調を利用して室内の温度を調節したり、目が覚めた時は背中をさするなどして、安心して十分な睡眠がとれるよう配慮していった。
月齢の小さな子と大きな子とでは睡眠リズムが逆転することが多かったため、棚やソファを利用してスペースを区切って保育者が見守り、それぞれの睡眠を妨げないよう配慮した。
身体発達
気温や体調を見ながら、テラスで遊んだり散歩に出かけて、戸外遊びを楽しんだ。それぞれの子が、楽しみながらしっかりと体を動かして遊べるよう遊びを工夫した。
月齢の小さい子も、寝返りやずりばいが盛んになり、体を動かして楽しそうにあそんでいた。しっかりと足先で床を蹴り、手で突っ張れるよう、フロアマットを取り払うなど環境を整えていった。
情緒
担任の異動があり、人見知りをする子は、涙が出たり、ミルクや離乳食が思うようにすすまないことがあった。気持ちを受け止め、優しく抱っこをしたり、授乳を交代したり、一対一で関わったりし、安心して過ごせるようにしていった。
自我が強くなり、玩具や場所を求めて大きな声を出したり、手で払いのけようとする仕草が見られた。「ここにもあるよ。」「かして、だね。」などと優しく声を掛け、気持ちを受け止めていった。
言葉
お気に入りの絵本が出来て、場面に合わせて「ワンワン」「マンマ」「ばあっ」など、意味のある言葉を発音する子が増えてきた。また、発語はしなくとも「手」「足」「肩」「頭」などの名称と体の部位が一致し始め、保育者の声に応じて手で触れて示す子もある。「上手に言えたね」「そうだね、○○だね」など、一人ひとりの言葉や仕草に受け応えをし、言葉のやりとりを楽しんだり、興味を持てるようにしていった。