0歳りす組2016年度2月のまとめ

食事

中期食Ⅱだった3名が後期食へと移行し、手づかみで意欲的に食べていた。コップや汁椀飲みが出来たり、スプーンを口に運んだりする姿も見られ成長を感じた。
体調不良のため食欲が湧かない子や、生活リズムが整わず給食時間に眠たくなる子があった。日ごろの食事量と比べてどの程度食べているか、好き嫌いから愚図っているのではないかなどを検討し、残食とするのか、または午睡後に食べ直すのかを決めていった。クラス懇談会や送迎の際に保護者に説明をして理解いただいた。

排泄

木浴室にあるオマルや、うさぎ組のトイレに強い興味を示していたので、便座に座って排泄を促した。成功した子はいなかったが、嬉しそうに便座に座って「しー。しー。」とささやく声がとても可愛らしかった。やってみようとする意欲を大切にして、引き続きトレーニングをしていきたい。

健康

園内でインフルエンザが流行したが、クラスの子は一人も罹患しなかった。また、胃腸炎により下痢が長く続く子があったが、他の子に感染することはなく、症状も徐々に快方へと向かっていった。咳や鼻水などの風邪症状はどの子にもみられた。いずれの場合も、保育者が感染経路とならないように気を配ったり、食事量や睡眠時の様子を保護者に細かく伝えたりして、感染の拡大や重症化しないように努めた。

睡眠

月齢の小さい3名が、3月中に完了食へと移行することを目標において、睡眠の時間帯が大きい子たちに近づくようにリズムを作っていった。短時間の睡眠を繰り返していた子が、1時間~1時間半程度、大きい子たちと同じ時間帯に眠れるようになった。
半数以上の子が、布団に入ると一人で静かに眠れるようになった。残りの子たちも優しく背中を擦るとすぐに入眠出来ていた。目覚めも良く、起き上がると笑顔で保育者の元へと駆け寄って来ていた。

身体発達

ソフト積み木のトンネルの上によじ登ったり、ハイハイマットの階段を立って昇り降りをしたりと、手足の筋力やバランス感覚が育ってきた。友だちと競うように挑戦することで、色々なことが出来るようになった。
伝い歩きやハイハイが出来るようになり、より活発に遊べるようになった。
個々の体調や発達に合わせて、楽しく体を動かせるように遊びを設定していった。

情緒

進級に向けて、環境の変化に対応できるよう、クラスチェンジの木曜日以外にも積極的に部屋移動を行い、うさぎ組の環境に慣れるよう努めた。友だちとの関わりを楽しめるように、保育者も一緒に遊びながら「かして」「どうぞ」などと気持ちを代弁していった。
夕方になって、友だちが少なくなって淋しい様子の時には、しっかりと抱きしめたり、膝の上で絵本を楽しんだりして、十分にスキンシップを図り、安心して迎えを待てるように努めた。

言葉

1歳6か月を過ぎた子たちが、言葉への興味や話そうとする意欲がとても深かった。友だちが保育者に話しかける様子を見ていて、自分もついて言葉を真似たり、絵本の内容や歌を口ずさんだりする姿がよく見られるようになった。中には、「痛い」、「だめ」などと感覚や感情を言い表せる子どももいる。
単調で、繰り返し語りかけるような内容の絵本や紙芝居を選び、楽しみながら言葉の習得が出来るように努めた。

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