5歳ぞう組月のまとめバックナンバー

5歳ぞう組2016年度12月のまとめ

健康

水分補給や手洗いうがいの大切さを繰り返し伝えることで、進んで行う姿が多く見られるようになった。水の冷たさや早く終わりたい思いから素早く手洗いを済ませる姿が見られるので、丁寧に取り組めるよう伝えていくようにしていった。

人間関係

積極的に友だちを誘って、戸外で集団遊びを楽しんでいる。ドッジボールはルールの理解が深まり、人数やコートの広さなども意識して遊びを進めている。ボールの取り合いからトラブルになることもあるので、必要に応じて声をかけ自分たちで解決できるように関わっていった。

環境

子ども達と話し合いながら、保育室の玩具の量や種類を調節していった。また、遊び方、スペースも一緒に考えていくことで、遊びが混在することなく好きな遊びを集中して楽しんでいた。
行事や季節にちなんだものを自分たちで作ろうとする姿が増えてきたので、画用紙や毛糸、箱など子ども達が使いやすい場所に用意し、様々な素材に触れながら製作を楽しめるようにしていった。

言葉

中高生との交流では、自分の思いを受け入れてもらえる喜びを感じながら、やりとりを楽しんでいた。時折、口調が強くなることもあるので、伝え方を考えられるように関わっていった。
日々の活動や行事の内容についてみんなで話し合う機会を多く作ることで、友だちの思いに共感したり、相手の意見を踏まえて自分の思いを伝えたりする姿が多くなっている。今後も話し合う場を作り、思いを伝える、受け入れる体験を大切にしていきたい。

表現

クリスマスの時期になると自分たちで本を見ながら装飾を作って楽しんでいた。作る姿を認めたり、クラスに飾ったりして、楽しさや喜びを共有できるようにしていった。年賀状書きでは、好きな遊びや自分なりの目標を絵や文字で表現しようと集中して取り組んでいた。今後も身近な行事を通して製作や絵画、文字を書くことなどに親しめるようにしていきたい。

食育

食事でのマナーでは、クラス全体で意識できるように声をかけていくことで進んで姿勢を正したり、食器を持ったりする姿が増えていった。
旬の食べ物や季節の食文化など、子ども達が興味を持てるような働きかけは不十分であったので、来月は、正月ならではの食材や料理に触れ、食文化に興味をもてるようにしていきたい。…

5歳ぞう組2016年度11月のまとめ

健康

一日の気温差が大きくなり上着の着用が増えてきた。体調や気温に合わせて衣服を調節するよう促し、できるだけ薄着で過ごせるよう配慮していった。また、水分補給や手洗いうがいの大切さも繰り返し伝え、健康に過ごすことへの意識を高めていけるように配慮していった。

人間関係

年長児が好きな遊びに異年齢児を迎え、遊びをリードしながら楽しんでいた。保育者も加わりながらルールの伝え方や接し方を知らせていった。
発表会での役割が決まると、ペアやグループを意識して誘い合って楽器遊び、台詞を覚えるなどを楽しんでいた。友だちと一緒に目標に向かって取り組む姿を認め、自信に繋がるように声をかけていった。

環境

戸外で落ち葉や枝を遊びに取り入れながら、色の変化や感触で気づいたことを周囲と伝え合い、発見や気づきに共感していった。
色々な楽器に親しめるよう種類を用意すると、好きな楽器を手に取り友だちと楽しんでいた。数や置き場所を子ども達と確認したことで、整理して片づける姿も多く見られた。

言葉

遊びをリードする中で、相手への口調が強くなる、自分中心の伝え方になるなどの姿がある。伝える側、受け取る側の思いを大切にし、どのように伝えたらよいか、言葉や伝え方を考えられるように関わっていった。また、話をする時、聞く時の姿勢や態度にも意識ができるよう関わっていった。

表現

興味のある楽器を手に取り、好きな音楽に合わせて友だちと一緒に演奏を楽しんでいる。日頃から親しんでいる色々な手拍子のリズムや保育者の合図にあわせながら、友だちと演奏すること、揃えることの楽しさや心地よさを感じられるように機会を作っていった。

食育

自分たちで収穫したサツマイモを使用する喜び、また園児やアイアイの利用者の方の分も作るという目標や責任感を持ちながらスウィートポテト作りを楽しむことができた。また、芋を家庭にも持ち帰ることで、収穫物を味わう喜びを家庭とも共有できてよかった。…

5歳ぞう組2016年度10月のまとめ

健康

運動会での経験がやる気や自信となり、行事後も積極的に遊びに取り入れ、縄跳びを中心に楽しんでいた。また、自分なりに工夫して色々な跳び方に挑戦する姿もある。行事当日だけでなくその後の様子も大切にし、できるようになった喜び、新しいことに挑戦する気持ちを育めるようにしていきたい。

人間関係

サッカーやドッジボールを楽しむ人数が増え、友だちとの関わりが深まっている。保育者も参加するものの、ルールは子ども達同士で確認する場面を大切にし、必要に応じて仲立ちをしていった。
また、「バナナオニ」という遊びがクラス全体で盛り上がっているので、子ども達自身で鬼役の人数を決めて、遊びを展開できるよう関わっていった。

環境

園外保育では、持ち歩きやすい図鑑を用意し、木の実や落ち葉を観察しながら集めて楽しめるようにしていった。また、大きさや形、色などにも触れ、友だちと比べて違いを楽しめるようにしていった。

言葉

集団での遊びが深まり、思いを出し合いながら展開して楽しんでいるが、遊びをリードする中で、相手への口調が強くなったり、自分中心の伝え方になったりすることもある。お互いの思いを大切にし、どのように伝えたらよいか、言葉や伝え方を考えられるように関わっていった。

表現

運動会や園外保育で楽しかったこと、嬉しかったことを絵画で表現する際に、拾ったドングリや落ち葉をテーブルに置いたり、体育館の様子を一緒に思い出したりして、イメージを広げて描けるように関わっていった。友だちの絵を参考にする姿も認めながら、葉の色や形などその子が自分で気づいたことも描けるように声をかけていった。

食育

友だちとの会話を楽しむ中で、横を向いたり、肘をついたりする姿が多く見られた。楽しく食事をする雰囲気を大切にしながら、クラス全体でマナーを意識し、声を掛け合って気づけるようにしていった。
サツマイモの収穫では、土の感触や香り、芋の重さなど五感で楽しみ、自分たちで植えたものを収穫する喜びを味わえることができて良かった。…

5歳ぞう組2016年度9月のまとめ

健康

運動会を目標に縄跳びを取り入れ、新しい動きを楽しめるようにしていった。少しずつ体の使い方を覚え、友だちと互いを認め合いながら上達する喜びを感じている。個々の姿に合わせて声をかけ、やる気や自信に繋げられるように関わっていった。

人間関係

リレーやドッジボールでのチーム分けを自分たちで行う中で、トラブルになることが見られた。保育者がリードしながら解決策を一緒に考え、友だち同士で思いを伝え、受け入れることに気づけるように関わっていった。
また、運動会の取り組みを通して並ぶ、移動するなど様々な場面で年長児としての自覚や自信がもてるよう丁寧に声かけをしていった。

環境

先月よりも時計への関心が高まり、保育者が伝えた時間を意識して活動の準備、片づけを行う姿が増えている。今後も見通しを持てるよう丁寧に伝え、時計や数字への関心を高めていきたい。
歌や月に関する絵本を通して十五夜に触れたが、敬老や秋分の日などに触れる機会を十分に作ることができなかった。今後の行事では様々な形で触れて、伝統文化や季節の行事への興味を広げていけるようにしたい。

言葉

運動遊びを通して、友だちの頑張りを言葉で認めたり、できるようになったことを一緒に喜んだりする姿が見られた。保育者も率先して声をかけ、思いを伝える大切さ、伝えてもらう喜びを感じられるようにしていった。

表現

色々な音楽に触れながら、体を動かしたり歌ったりする機会を増やし、音楽に合わせて体を動かす楽しさを味わえるようにしていった。
高校生との交流では、手拍子や足踏みなどを取り入れたストンプに触れ、様々なリズムを体で表現して楽しんでいた。保育の中でも取り入れ、リズムを刻む楽しさ、揃える心地よさを味わえるようにしていきたい。

食育

食事の時間を見直し、活動時間を増やすようにしたことで意欲的に食事をする姿が増えていった。また、メニューを事前に伝えることで喜んだり、料理を想像したりして食事への関心も高まっている。今度も食事の時間が楽しみと思えるような声掛けや雰囲気作りを大切にしたい。…

5歳ぞう組2016年度8月のまとめ

健康

プール遊びでは、玩具を使って楽しむだけでなく、潜ることや、顔を付けることに意欲的に挑戦する姿が見られた。また、五輪への関心から泳ぎを真似する姿も見られた。個々の遊び方、挑戦する姿を見守り、園生活最後のプール遊びを思い切り楽しめるように関わっていった。

人間関係

棚の高さや玩具の位置を工夫すると、より好きなあそびに集中する姿が増えた。その姿に興味をもち、パズルやブロックなど、友だちと1つの作品を作ろうとする姿も多くみられるようになっている。同じ目標に向かって取り組む姿を大切にし、協同する楽しさ、喜びを味わえるように関わっていった。

環境

時計への意識を高められるように次の活動の開始時間を伝えていった。自分なりに考えて、片づけや準備が少しずつできるようになってきた。
また、地球儀や日本地図に触れることで、国名や地名を覚えるようになり、五輪に関連した国名や、連休中に訪れた場所などを友だちとの話題にして楽しんでいた。今後も様々な名前や文化に触れて興味を広げていきたい。

言葉

連休中の体験やテレビで見たことなどを伝えたり、友だちと共通の話題を見つけたりして会話を広げて楽しんでいた。友だちとの会話や遊びに夢中になり、保育者や当番の友だちの声かけに応じないことがあるので、伝える大切さや喜びと共に、聞く姿勢にも意識を高められるように配慮していった。

表現

花火やプール遊びなど子ども達が楽しんだ夏の思い出を画用紙に表現した。クレパスだけなく、絵の具も使うことで表現方法が広がり、自分なりに考えて手を進めていた。
遊びの中で、友だちの姿に刺激をうけ、やってみようと挑戦したり、自分の体験を動作や言葉で表現したりする姿が多く見られた。今後も「やってみたい」、「こんなことを体験した」と表現できる雰囲気を大切にしたい。

食育

朝夕の気温が高く、戸外での時間が少なくなり、畑の野菜に触れる機会も少なかった。しかし、短い時間でも子ども達の発見に寄り添いながら収穫する喜びや期待が広がるように関わっていった。
また、会話に夢中になり横を向いて食べたり、姿勢が崩れたりする姿が見られたので、食事のマナーの大切さや意識するポイントを明確にし、友だち同士で教え合いながらマナーが身に付いていけるようにしていった。…

5歳ぞう組2016年度7月のまとめ

健康

水分補給や室温調節を行い、熱中症予防の意識を子ども達と一緒に高めながら快適に過ごせるようにしていった。また、汗を拭く、着替えるなど汗の始末の方法を知らせ、次の活動を気持ちよく迎えられるよう配慮していった。
プールあそびでは、約束事を丁寧に伝えるとともに、スペースや道具に配慮し、個々に合わせた遊び方で安全に楽しめるようにしていった。

人間関係

足にけがをした友だちへの関わりから、相手を気遣ったり、助けたりする姿が増えた。どうしたらみんなが生活しやすいか、気を付けることは何かを考える良い機会となったので、相手を思いやる気持ち、自分から気づいて行動する大切さにつなげていきたい。

環境

夕立などの夏ならではの自然事象に触れる機会が少なかったので、今後も機会がある時に触れ、興味を高めていけるようにする。
夏祭りで使用する神輿を目の届く場所に置いたことで、「今日お神輿する?」と祭りへの期待が高まっていった。神輿の片づけは子ども達と一緒に行い、子ども達の満足感や次の年長児に託す思いにつながるように配慮した。

言葉

海に行ったことや買い物に行ったことなど休日に体験したことを嬉しそうに話す子どもが多く、友だちとのやりとりを楽しんでいた。保育者が仲立ちとなり、質問したり、共感したりして言葉で伝える楽しさ、伝わる喜びを感じられるように関わっていった。

表現

プール前にリズム遊びを取り入れ、これまで踊ったことのある曲や夏祭りで親しんだ曲などを楽しみながら夏祭りの余韻を味わえるようにしていった。また、夏祭りの楽しかったことを絵で表現する機会を作り、個々の思いを受け止めながら、画用紙全体を使って表現できるよう配慮していった。
「たなばたさま」や「水あそび」など季節の歌にも親しみ、言葉の意味や情景を伝え、イメージを広げて楽しめるようにしていった。

食育

夏野菜が収穫できるようになり、生長や収穫への興味や期待が高まっている。生長の過程を子ども達と一緒に観察したり、給食室に運んだりし、また、給食に収穫物が入る際には子ども達にも伝え、収穫への喜びを味わえるようにしていった。…

5歳ぞう組2016年度6月のまとめ

健康

蒸し暑い日や気温差の大きい日があったので、活動や個々の体調に合わせて室温や衣服を調整していくようにした。また、テラスを休息できる場として環境を整えると、捕まえた虫について調べようと図鑑や絵本を読んだり、友だちと会話したりして楽しむ姿が増えていった。また、歯磨きや手洗いの大切さを伝えていき、丁寧に行えるよう促していった。

人間関係

「一緒に○○して遊ぼう」や「入れて」と自分から友だちに声をかけ、ブロックや塗り絵など好きなあそびをして楽しんでいた。「勝手にやめんで」とあそびを抜ける友だちとトラブルになることがあるので、思いを伝える姿を認めていきながら、解決策を一緒に考えていくようにしていった。
中・高校生との交流では、親しみを持って積極的に関わる姿が多く、好きな遊びに誘ったり、活動をリードしてもらったりして一緒に楽しんでいた。

環境

「今日の水やり当番は?」と友だち同士で確認し、進んで夏野菜やアジサイの世話をしている。葉に触れる、匂いをかぐなどの機会も作り、子ども達の発見や感動に共感しながらより深い関心に繋がるように声をかけていった。
梅雨期ならではの遊びを楽しめるよう雨上がりには水たまりで遊ぶ機会を作り、水や泥の感触を全身で味わえるようにしていった。

言葉

自分の思いを主張するが、相手の言葉を最後まで聞こうとしない姿が見られた。当番のあいさつや行事などの日々の生活の中で自分の思いを伝えるだけでなく、友だちを始め、保育者や中高生、実習生、アイアイの入所者など様々な人の話を聞くことの大切さに気づいていけるよう仲立ちをしていった。

表現

夏祭りや七夕に向けて、折り紙や画用紙、絵の具など様々な材料や道具に触れて製作を楽しんだ。みこし作りでは、子ども達の思いをくみ取り、イメージを共有しながら見通しを持って取り組めるように関わっていった。リズム遊びでは、興味のある音楽を夏祭りで披露する曲として意識することで、動きをしっかり覚えようと積極的に体を動かしていた。元気に踊る姿を認めていきながら、のびのびと楽しめる雰囲気を大切にしていった。

食育

歯の生え変わりの時期であることから歯について興味が高まっている。おいしくご飯を食べるためには歯が大切であることを伝え、歯磨きを丁寧に行えるよう声をかけていった。また、よく噛むことで栄養が吸収されやすいこと、元気に繋がることも伝え、食事のマナーとして意識できるようにしていった。…

5歳ぞう組組2016年度5月のまとめ

健康

先月から引き続き、午前中から十分に体を動かす機会を作り、満足感を味わえるように配慮していった。また気温が高い日が増えてきたので、服装の調節や水分補給などをして快適に過ごせるよう声をかけていった。
戸外に出た際には、かけっこにスキップや後ろ向き走りなども織り交ぜ、様々な体の動きを体験できるようにしていった。友だち同士で誘い合って楽しむ姿も見られるので、回数を重ね、達成感を味わえるようにしていきたい。

人間関係

こいのぼり集会やバイキング給食の手伝いなどで異年齢児との交流が増え、親しみをもって関わる姿が増えてきた。意欲的に関わる姿を認め、自分たちも優しく接してもらったことを思い出しながら、年長児としてどのように相手に接するかを交流の度に子ども達と一緒に考え、安心して活動できるようにしていった。関わる際に戸惑う姿もまだ多くみられるので、個々に声をかけながら、ゆっくりと見守っていきたい。

環境

紙を大切にすること、靴(スリッパも含め)を揃えることを意識して取り組んできた。全体で取り組むことで友だち同士教え合う姿が増え、習慣づいてきた。今後も一つずつ丁寧に取り組み、意識を高めていきたい。
カブトムシの幼虫や戸外で見つけた虫、朝顔や野菜などといった動植物の世話を通して興味が高まり、観察したり、名前を図鑑で調べたりして楽しんでいた。子ども達の思いに共感し、成長や発見を喜べるよう関わっていった。

言葉

興味のある歌や季節の歌の歌詞を掲示することで、覚えようとする子が増えた。また絵本の位置を変えると、以前よりも手に取って好きな場所で読む姿が増えていった。今後も興味をもち、広げて楽しめるよう工夫していきたい。
読み聞かせでは、その後を想像したり、内容を振り返ったりし、自分なりの言葉で表現する機会を作っていった。

表現

空き箱や紙、ペンなどを用意することで、自分なりに工夫して製作を楽しむ姿が多く見られた。一人ひとりの発想や工夫を認め、製作する楽しさを味わえるよう関わっていった。また、ブロックや絵画など作品を掲示し友だちと共有できる機会を作ると、満足そうに次の製作に取り掛かる姿が増えた。完成した達成感だけでなく、見てもらえる喜びを今後も大切にしていきたい。

食育

野菜の苗植えを通して、給食の食材への興味が広がり、「僕たちが植えたのと一緒だ」と友達とやりとりして楽しんでいた。今後も野菜の世話を通して、生長や収穫の喜びを感じ、食材への興味、関心を高めていきたい。…

5歳ぞう組2016年度4月のまとめ

健康

園庭では、氷鬼やサッカーなどのルールのある遊びを友だちと誘い合って楽しんだ。また、鉄棒やのぼり棒などに挑戦する姿も多く見られた。保育者も一緒に遊びを楽しんだり、挑戦する姿を認めたりして、体を動かす楽しさに共感していった。午前中から十分に体を動かすことで、満足感に繋がり、その後の活動も意欲的な姿が見られるようになった。今後も十分に体を動かす機会を作り、様々な遊びを取り入れていきたい。

人間関係

気の合う友だちを誘い合い好きな遊びを楽しんでいた。また友達同士で、遊びの中で作ったものを見せ合うことで刺激を受け、自分でも作ろうと挑戦したり、作り方を聞いたりして関わりが深まっていた。自分でもやってみようとする姿、優しく関わろうとする姿を見守り、思いに共感していった。

環境

玩具の片付けでは、場所が分からない、量が多くて散乱するなどして時間がかかることがあった。丁寧に片づけられるよう、写真を貼ってわかりやすくしたり、量を調節したりしたことで、意欲的に取り組む姿が増えた。また、ゴミの捨て方やスリッパを整えることなど生活環境へも関心がもてるよう声かけをすると、自分から気づいて行う姿も増えた。気づいて行う様子を周囲の子も伝えることで、全体でも少しずつ意識が高まっていった。

言葉

文字に興味を持ち、絵本を一文字一文字ゆっくりと読んだり、わからない字は友達や保育者に聞いたりして文字に親しむ姿が増えた。また、絵本コーナーが整うことで、積極的に絵本を見に行く姿が増え、様々な物語に触れて楽しんでいた。一人ひとりの関心の持ち方を知り、それぞれのペースで興味・関心が広がっていけるよう関わっていきたい。

表現

楽器演奏や、絵を描くことに興味を持つ子が多かった。道具を取りやすい場所に置くことで、積極的に手に取り、友達と繰り返し楽しんでいた。また、
全体で話を聞く時間に、手拍子を様々なリズムで楽しむ機会を作っていくと、保育者の動きに集中し、一緒に手を動かして楽しんでいた。今後も、色々な楽器やリズム遊びに触れられるように工夫していく。

食育

子ども達と一緒に食事をし、会話を楽しみながら苦手なものや、食べられる量、時間を把握していった。また、楽しい雰囲気で食事ができるようバイキング時だけでなく、保育室でも自分で汁を盛り付けたり、気の合う友達と食べたりする機会を作っていった。…

5歳ぞう組2015年度3月のまとめ

健康

手洗い・うがいや、水分補給の大切さも声をかけていくことで習慣となり、忘れている友だちに対して子ども同士で声をかけあいながら意識が高まっていった。食事は、量の調節や、時間を意識できるよう声かけをしていき、完食できた時には十分に褒めて自信に繋がるようにしていった。戸外遊びを積極的に行い、縄跳びやホッピングなども取り入れ、色々な体の動きを楽しめるようにしていった。遊びの中で、友だちの様子に刺激を受けて挑戦する姿や、できなかったことができるようになったことを子ども達と共有し、喜びや自信に繋がるよう配慮していった。

人間関係

遊びの中で、意見や思い違いからトラブルになることもあった。個々の思いを汲み取りながら、自分たちで解決しようとする姿を見守り、必要に応じて仲立ちしていった。異年齢児や様々な年代の人と関わる機会を多く作ることで親しみが増し、役立ち感や満足感、思いを受け入れてもらえる喜びが増し、友だちとの関わりも深まっていった。各行事の中で、役柄やパートに友だちと取り組むことで関わりが広がり、遊びに誘う、一緒に練習するなどの姿も多く見られた。

環境

保育室の玩具や棚の配置変え、また子ども達と遊びに必要なものを考えていくことで、遊びの意欲を高め集中して遊べるようにしていった。また、ブロックなど個々の作品を飾り、継続して取り組んだり、友だちの作品に刺激を受けて挑戦したりできるよう配慮していった。週に1度自分の持ち物を整理する機会を作り、整理整頓を意識できるようにしていった。日頃から整理する姿や、活動前後の準備片付けに見通しをもって取り組む姿が少しずつ増えていった。

言葉

人前では恥ずかしがって自分の思いをうまく伝えることができない子がいた。保育者が思いを汲み取っていき、また行事で発表する経験を通して自信がつき、自分の思いを人前で言えるようになった。友だちとのやりとりの中で、言葉は相手を傷つけることや、嬉しい気持ちになることを様々な場面で伝えていった。相手の気持ちの変化に気づき、感謝やお詫びの言葉を素直に伝え関わりが深まっていった。また、相手の話を最後まで聞かずに自分の思いだけを先行して話す姿もあったので、最後まで聞く大切さも伝えていった。

表現

リズムあそびや歌、楽器に興味を持つ子が多く、大きな行事で友だちと一緒に楽しんだ。他クラスでも披露したり、広い場所で行ったりして表現する楽しさが味わえるよう配慮していった。また各行事の思い出や自分なりに想像したものを絵で表現することで、友だちの絵に共感したり、認めたりする姿が見られ、のびのびと描いて楽しむ子も増えていった。空き箱やトイレットペーパーなどを使い、遊びに必要なものを自分なりに考えて楽しむ姿が多く見られたが、継続して材料を用意できないことも多くあり、配慮が不十分であった。…