2歳こぐま組月のまとめバックナンバー

2歳こぐま組2021年度2月のまとめ

健康

多くの子が自分で身の回りの事を意欲的に行う姿が多く見られるようになってきた。昼食後の着替えは保育者に「できない」と言い、手伝ってもらう子が多くあったが、諦めずに自分の力でやり遂げようとする姿があり、日々の成長を感じた。子どもの力を信じ見守りながら、「大丈夫だよ」「できるよ」と声をかけ、関わっていった。コップでのうがいから歯みがきへの移行も始めた。まだ、友だちと遊びみがきになる事もあるが、自分の順番を守り、友だちが終わるのを待つ様子も多く見られるようになってきた。

人間関係

友だちとイメージを共有し、ごっこ遊びをする子が多く見られるようになってきた。クリップの玩具をポップコーンに見立ててままごとをしたり、カプラや積み木を使いお家を作り、ブロックを人物にして遊んだりして楽しんでいた。保育者も遊びに加わり、カプラや積み木でお家を大きくしたり、新しく種類の違うブロックなどを使ったりして遊びのイメージを大きく膨らませるように関わっていった。月齢の低い子はまだ上手に言葉で思いを伝える事が難しく玩具や場所の取り合いでトラブルになる事もあるので子どもたちをしっかりと見守り、トラブルになった時には子どもの気持ちを受け止め、丁寧に関わっていった。

環境

冬ならではの雪遊びを楽しんだ。雪をたらいに入れ屋外から保育室に持ち込んで子どもが自由に雪で遊べるように環境を整えていった。素手で雪に直接触れ雪の冷たさや感触を味わい遊ぶ子どもたちだった。玩具のお皿やお椀などを使用してままごとをしたり、雪を丸めて雪だるまを作ったりして、集中して楽しみ遊びきる姿があった。保育者も加わり「冷たいね」「ふわふわだね」と言葉をのせ五感を使い体験ができるように関わっていった。ホールでボール遊びを楽しむ子も増えてきた。ボールを投げ保育者が持つフラフープに入ると「やったー!」「もう一度する」と何度も繰り返し投げ入れて遊ぶ姿があった。自分で上に投げ上げる事を繰り返し楽しむ子もいた。「上手にできるね」と声をかけ喜びを共有していった。

言葉

子どもたちが自分の思いを言葉で伝えコミュニケーションを取り、ごっこ遊びを楽しむ姿が増えてきた。言葉で自分の遊びのイメージを伝えたり使いたい玩具を「貸して」と伝えたりして、お互いの思いを共有する様子が多く見られた。まだ場所の取り合いなどそれぞれの思いがぶつかってトラブルになる事もあるので、そのような時にはお互いの思いを受け止めながら保育者が代弁して楽しく遊びが展開できるように関わっていった。

 表現

子どもたちと一緒にタンバリンやカスタネットなど色々な打楽器を演奏して遊んだ。子どもたちが楽器に興味を持ち、実際に演奏できるようにたくさんの種類の打楽器を準備し環境を整えていった。保育者が楽器の説明をすると集中して話を聞きワクワクする気持ちを持ち楽器を見入っていた。それぞれに楽器を手にすると手で叩く感触を味わったり、音色を楽しんだりして自由に叩いていた。保育者がリズムを刻むと自然とリズムに合わせて叩いて、みんなで音を重ねる楽しさを味わった。

食育

箸とスプーンを併用し食事をする。「先生、箸ちょうだい」と言って、自分から箸を使って食べようとする子がだんだんと増えてきた。「上手に使えるね」と声をかけると得意げに保育者に箸を使う所を見せる子もいた。しばしば友だちとの会話に夢中になって箸で遊び食べになる事もあったので、保育者が側につき「箸はこうして使うよ」と実際に使って見せたり、使い方を伝えたりして丁寧に関わっていった。…

2歳こぐま組2021年度1月のまとめ

健康

鼻水や咳などが出る子はいたが、大きく体調を崩すことなく過ごしていた。排泄では「おしっこ出そう」「うんちしてくる」などと保育者に知らせ、自分からトイレに行く姿が多く見られた。子どもたちの姿を十分に認めていき、意欲や自信に繋げていった。排泄後、水を流したり、トイレットペーパーを巻いて拭いたりすることに気が付けるようその都度声を掛けていった。

人間関係

友だち同士での関わりが増え、好きな遊びを一緒に楽しんでいた。ごっこ遊びではお姉ちゃんお母さんなどと自分たちで配役を決め、なりきってあそんだり、見立て遊びでは棚を屋台に見立て、「いらっしゃいませ」「これください」などとやり取りをしたりしていた。時には意見の食い違いや思いのぶつかりなどで、トラブルになりそうなこともあったので、友だちとの関わりを見守りながら、必要に応じて双方の思いを代弁し、仲立ちをしていった。

環境

テラスから見える雪や地面に少し積もった雪に喜び、友だちや保育者に「雪降ってるよ」「白くなった」などと伝えていた。保育者も雪の様子を一緒に見て、季節を感じる姿に共有していった。また雪だるまの形の画用紙に紙切れをのりで貼り、降っている様子を表現し、製作遊びをした。「寒そうだね」と声をかけ、雪だるまを気遣う子もいたので「優しいね」と思いやる姿を認めていった。

言葉

連続した長い言葉を自分なりに保育者や友だちに伝えようとする姿が見られてきた。思いを早く伝えたい気持ちから言葉に詰まることもあるので、ゆっくりと話を聞き、安心して話せるように配慮していった。自分の気持ちが伝えられた時は、しっかり受け止めて共感し、言葉で伝える楽しさを味わえるように関わっていった。

表現

粘土や絵の具、クレヨンやのりなど様々な素材に触れ、製作遊びを楽しんだ。一方でのりの感触に始めは戸惑う子もいたが、友だちが意欲的に触る姿に興味を持ち、徐々に慣れていく姿があった。また「なにこれ」「色がちがう」などと色の変化に気付き、感じたことを表現したり、周りに知らせたりする様子も見られたので、子どもたちの言葉や気づきに耳を傾け、共感していった。

食育

給食の時では、「こうやってやるんだよね」と友だち同士でスプーンの持ち方を確認し合ったり、「見ててよ」と保育者にスプーンを三指持ちで食べられる姿をアピールしたりしてスプーンの持ち方を意識しながら食事をしていた。楽しい雰囲気の中で食べられるよう、側で見守っていった。またスプーンと併用しながら箸を使う子もいたが上手く箸が使えず、口にくわえたり食べ遊びをしたりする姿も見られた。箸を使いたい気持ちを大切にしながら、危険のないよう箸の使い方を伝えていった。…

2歳こぐま組2021年度12月のまとめ

健康

食後にうがいを始めた。自らコップを取り、手洗い場に向かって進んでうがいをする姿が多く見られた。「おくちのバイキンが出てきたよ」「きれいになった」と清潔になった心地よさを言葉で伝え合う子もいた。

身の回りのことも、自分でしようとする姿が増え、上着の着脱や排泄後の後始末など、子どもが自らやろうとする姿を見守り、必要に応じてそっと手を添えたり、やり方を伝えたりし、達成感が味わえるようにしていった。

人間関係

遊びを通してイメージを共有し、やりとりを楽しむ姿が多く見られた。ごっこあそびなど、同じイメージの中で子ども同士で役を決め、それぞれの役になりきり楽しんだり、ブロックを使って同じイメージで1つのものを4~5人で作り上げたりして楽しんでいた。保育者を介さずに、子ども同士で遊ぶ姿が増えてきているので、今後も友だちとの思いの共有、場の共有、物の共有を楽しめるよう見守りながら、状況に応じて仲立ちをしていきたい。

環境

クリスマスに向け、飾りを作ったり、クリスマスソングを流したりし、季節の行事を楽しめるようにしていった。クリスマスを待ちわびながら、楽しい雰囲気を味わっている様子が見られた。

また、天候の良い日は、戸外に出て身体を動かして遊んだ。「風がつめたいね」と冬の自然を肌で感じたり、「走ったら暑くなったよ」と身体を動かしたら暖かくなることを体験したりしていた。

言葉

自分の思いを言葉で伝えようとする姿が増えてきた。玩具の貸し借りの際は、「終わったらかしてね」「○○貸して」「ちょっとまってね」「終わってからね」など、具体的な言葉でのやりとりができるようになってきた。一方的に思いを伝えるだけでなく、相手の思いも考えながらやりとりをする姿も少しずつ見られるようになってきた。子ども同士のやりとりを見守りながら、必要に応じて、仲立ちをしたり、思いを代弁したりし、相手の思いにも気付けるようにしていった。

表現

絵の具を使ってスタンプやフィンガーペインティングなどの様々な技法で絵の具遊びを楽しんだ。絵の具に触れ、感触を楽しみながら表現する子や、色の名称を一つ一つ言いながら色に興味を持つ子、たくさんの色を使ったり混ぜたりして、色の変化を楽しむ子など、絵の具を通して想像力を膨らましたり、多彩な色に興味を持っていた。

また、音楽に合わせて、タンバリンやすず、マラカスなどの楽器遊びも楽しんだ。思いのままに楽器を鳴らしてみたり、リズムに合わせて鳴らしたり、身体を動かし踊りながら鳴らしたりして楽しんでいた。保育者も一緒に遊びながら、表現をする楽しさが味わえるようにしていった。

食育

スプーンと併用しながら箸を使って食べる子が少しずつ増えてきた。まだ箸がしっかりと持てなくて握り箸になる子もいるので、その都度側に付いて、持ち方を知らせていった。また、箸を使いたくて、スプーンの持ち方を三点持ちで意識しながら食事をする姿も見られた。自分で食べようとする姿を大事にしながら、楽しい雰囲気で食事ができるようにしていった。…

2歳こぐま組2021年度11月のまとめ

健康

ほとんどの子が日中布パンツで過ごすようになり、自らトイレに行く子が増えた。気温が少しずつ低くなり、排尿間隔が短くなったり、遊びに夢中になったりして漏れてしまう子もいた。自らトイレに行く姿をしっかりと認め、活動や生活の区切りでトイレに行く習慣がつくようにトイレに誘うようにしていった。身のまわりのことも積極的に行い、衣服の裏返しや前後を確認したり直したりしようとする子が多くいた。自分でしようとする気持ちを大切にし、側で見守りながら援助を求めてきたときは、言葉で方法を伝えたり軽く手を添えたりして、自分でできた達成感が感じられるようにしていった。

人間関係

ごっこ遊びをする姿が多く見られ、お医者さんごっこ、美容院ごっこ、お店屋さんごっこなどで気の合う友だちとイメージを共有してやりとりを楽しんでいた。子ども同士で関わって遊ぶ中で思いや意見の違いでトラブルになったり、玩具や場所の取り合いになったりすることも多くあった。お互いの気持ちを汲み取り受けとめながら、相手の気持ちにも気づけるように保育者が代弁をして仲立ちをし、自分の思いを言葉で伝えられるように関わっていった。

環境

戸外に出ると虫探しをしたり、小花を摘んだりして、積極的に自然に触れて楽しんでいた。どんぐりやさつまいもなどを見つけると、「どんぐりあった」「おいも食べたよ」と拾ってままごと遊びをしてやりとりをしていた。室内でも生き物や食べ物の絵本を見たり、どんぐりの歌や手遊びをしたりして、自然に興味をもっていた。戸外遊びや絵本、手遊びを通して、秋の自然に親しみ、たくさん触れることができた。

言葉

「昨日公園行ってどんぐり拾ったよ」「おいもたくさんとった」「○○ちゃんに会ったよ」など園外であった出来事を保育者や友だちに伝える姿があった。伝えたい気持ちをしっかりと受け止めて傾聴し、応答的にやりとりをして、言葉のやりとりをする楽しさや思いが伝わる喜びが感じられるようにしていった。

表現

保育者が歌を歌ったり手遊びをしたりすると真似をして手を動かし、一緒に歌を歌って楽しんでいた。新しい歌もすぐに覚えて、ふと口ずさんだり、子ども同士で手遊びを楽しんだりする姿も多く見られた。また、「パプリカがいい」「おおかみさんして」など踊りたい曲をリクエストして、全身を動かして踊って表現することも喜んでいた。子どもたちが好きな手遊びや歌、踊りを繰り返しして、保育者も一緒に歌ったり踊ったりし、表現する喜びや楽しさに共感していった。

食育

スプーンの持ち方を意識して、「こうやって持つんだよ」と子ども同士で見せ合って食べる姿が見られた。月後半には、一人一人の発達を見ながら少しずつ箸を使って食べていった。まだしっかり持てない子も多いので、器を持って食べるなど食べやすい方法を伝え、スプーンと箸の両方を用意して無理なく食事ができるようにしていった。スプーンを握り持ちで食べる子も、遊びの中で水性ペンやクレパスで絵を描くと鉛筆持ちをして描く子がいたので、スプーンや箸の持ち方に繋がるように今後も指先を使った遊びを取り入れていきたい。…

2歳こぐま組2021年度10月のまとめ

健康

天候の良い日は散歩に出掛けたり、園庭で体を動かしたりして元気に遊んだ。朝晩の冷え込みなど寒暖の差もおおきくなり、月の後半は体調を崩す子も多くいた。感染症も多くなり、子どもたちの体調には十分に注意を払いながら関わっていった。排泄面では多くの子が布パンツで過ごすようになり、排尿感覚がわかり自らトイレに向かう姿が増えてきた。中には午睡時におしっこが漏れることもあったので、不安を感じさせないように「大丈夫だよ」「きれいにしようね」と安心できるように言葉をかけていった。昼食後の着替えの時も自分で着替える気持ちを大切に自分からできるように丁寧に関わっていった。

人間関係

ブロックを使い自分のイメージするものを作り上げる姿が増えてきた。「先生見て!○○作ったよ!」と保育者に見せてくれたり、友だちとイメージを共有して協力して一つのものを作り上げたりする様子も見られた。イメージ通りに作れなくて涙が出る子もあり、気持ちを受け止めながら「もう一回作ってみようか」と言葉をかけ、次に繋げていけるように関わっていった。自分の気持ちを伝える事が上手にできるようになってきた。

環境

散歩では道端に落ちている枯葉を足で踏みしめて「ガサガサ」と音を立てる様子を感じたり、飛んでいるトンボや蝶々を見たりして秋の季節を体感した。園庭ではカエルやダンゴムシを捕まえて保育者と一緒に触ったり観察したりして生き物と触れ合いながら楽しんでいった。

言葉

友だちと一緒にイメージを共有して遊ぶ姿があった。「いま、車を運転してるの」「着いたよ」「降りて!」と車でドライブを楽しんだり、自分の思いやイメージを言葉で伝えたりして遊びこむ様子が多くあった。中には、友だちの使っている玩具が欲しくて取ってしまいトラブルになる事があった。思いを受け止めながら「貸して」と声をかけ丁寧に関わっていった。

表現

保育者と一緒に音楽に合わせて歌ったり、踊ったりして楽しさを共有しながら表現する姿があった。井桁ブロックでスタンドマイクを作り、友だちと一緒に歌い、保育者がギターやドラムの演奏の真似をするとそれに合わせて一緒に真似て楽しむ子が多くいた。子どもたちが自由に体を動かして表現する楽しさを味わえるように遊びに加わって楽しさを共有していった。

食育

いろいろな食材に触れ、好き嫌いなく給食を食べる姿が増えてきた。意欲的に食べ完食し、おかわりをする子が多く見られた。中には友だちと会話することに気を取られて遊び食べする子や早く食べたくてスプーンを使わず手で食べようとする子もいた。楽しく食事をする中で、「スプーンで食べようね」など声をかけて丁寧に関わっていった。…

2歳こぐま組2021年度9月のまとめ

健康

温かい気温が続き、元気に過ごす子どもたちだった。ホールや戸外で体を動かして遊びを楽しんでいた一方で、汗がたくさん出る姿が多く見られた。新しい衣服に着替えたり、水分補給をしたりして体調面に配慮していった。排泄ではほとんどの子が日中布パンツで過ごすようになった。遊びに夢中になると、トイレに間に合わず漏れることがあったので、側で遊びを見守りながら、「これが終わったらトイレに行こうね」とタイミングを見て、無理なく誘っていった。

人間関係

友だちを誘ってごっこ遊びやなりきり遊びを楽しむようになってきたが、数人で遊んでいる中に入ろうと声を掛ける友だちに、「○○ちゃんはだめ」「こっちこないで」などと言葉をぶつける様子が見られた。また友だち同士のトラブルに気付き、仲裁に入るが上手く言葉で伝えられず、押したり、叩いたりする場面もあった。関わりを楽しむ子ども同士を大切にし、必要に応じて相手の気持ちを伝えたり、代弁したりしながら仲立ちをしていった。

環境

園庭では花や葉っぱに触れたり、虫を捕まえたりして自然物との関わりを楽しんでいた。プランターの土をスコップで掬い、深い皿に入れると「焼肉やけたよ、たべてください」と見立て遊びを行う姿も見られた。保育者も一緒に触ったり、遊びに加わったりして自然物を発見した嬉しさや遊びの楽しさを共有していった。

言葉

自分が使っている玩具を友だちが使いたいようで、「かして」と声を掛けられると、「いいよ」「ちょっとまってね」「あとでね」などと思いを伝えられる姿が見られる。また友だちに貸してもらえると「ありがとう」と自分の気持ちを言葉で伝える子もいた。「~って言えたね」と十分に認め、相手に思いを伝えられた嬉しさに共感していった。

表現

保育者と一緒に音楽に合わせて踊ったり、歌に合わせて掛け声を出したりして楽しさを思い思いに表現する姿が見られた。またカエルやウサギなどになりきって跳ねるイメージを持ちジャンプしたり、両手を床や頭に付けたり一人一人が喜びながら自由に表現していた。今後も表現する楽しさが味わえるように、様々な遊びを保育者も一緒に楽しんでいきたい。

食育

おやつや給食の前では、手を洗い椅子に座り自然と食事の準備をする様子が見られた。友だちが意欲的に食べる姿に刺激され、苦手なものに挑戦して食べようとしたり、完食する子やおかわりをしたりする子も多くなってきた。中には、皿のおかずを食べることができた嬉しさを保育者に知らせる姿もあったので、一人で食べられたことを十分に認めていった。また友だちの様子が気になり、席を立って見に行く子もいたので、食事のマナーについて声掛けをしていった。…

2歳こぐま組2021年度8月のまとめ

健康

水あそびの際、自ら衣服の着脱をし、脱いだ服を畳んだり、「どっちが前?」と保育者に確認しながら、自分で着ようとしたり、食後の衣服が汚れていることに気付き、自ら着替えようとしたりと、身の回りのことを保育者に見守られながら、自分でしようとする姿が見られた。排泄面では、日中布パンツで過ごす子が増え、保育者の声掛けでトイレに行き、排尿したり、排尿感覚がわかり、自分のタイミングでトイレに行ったりする姿が増えてきた。あそびに夢中になり漏れたり、ぎりぎりまで我慢したりする姿も見られるので、一人一人の排尿間隔を把握し、あそびの妨げにならないようタイミングよくトイレに誘い、成功体験を積み重ねていった。

人間関係

友だちと一緒に水をかけ合ったり、泡を使って「一緒だね」と窓を磨いて楽しんだり、氷の感触や冷たさを共有したりと、夏ならではのあそびを友だちと一緒に楽しんでいた。友だち同士で同じイメージを持ってあそんだり、「終わったら貸してね」と玩具の貸し借りを子ども同士でしたりする姿も見られた。一方で、玩具や場所を独占したくて、トラブルになることもあったので、子ども同士の関わりを見守りながら、状況に応じて仲立ちをしたり、保育者も一緒にあそんで関わり方を伝えたりしていった。

環境

年長児が飼っているカブトムシを実際に見たり、手にとって触れてみたり、テラスから聞こえてくるせみの鳴き声に気付き、「どこにいるのかな」と外を眺めてみたりと、夏の自然に興味をもち、触れたり観察したりする姿があった。興味が広がるよう、絵本や図鑑を用意したり、保育者も一緒に観察して特長を伝えたり、製作につなげたりしていった。

言葉

絵本や紙芝居への親しみが深まるよう、繰り返しのある絵本を積極的に読み聞かせをし、言葉やリズムの面白さや、その中に仕組まれたユーモアさなどを感じられるようにしていった。子どもの反応をみながら、読み方、話し方を工夫し、言葉から物語の世界をイメージし、安心して想像力を膨らますことができるよう配慮していった。

表現

紙粘土や画用紙、お花紙など様々な素材を使って、みんなで誕生日ケーキの製作を楽しんでいった。真っ白のケーキの土台を、好きな素材で飾り付けをしていき、ケーキができあがっていく過程を楽しんでいた。子どもたちが作りたい物を製作できるように、いろいろな素材を充分に用意し、子どもたちが自分のイメージを表現したり、作りたい物のイメージを友だちと共有したりしながら楽しめるようにしていった。

食育

スプーンの持ち方に興味をもち、「こう?」と下手持ちを確認したり、自ら食べやすい方法に、持ち方を変えたりする姿が見られた。楽しく無理なくスプーンが持てるよう、一人一人の発達に合わせて持ち方を伝えていった。また、あそびや生活の中で、スプーンの持ち方につながるよう、手首をひねる動きを取り入れたり、指先や手を使ってあそんだりしていった。…

2歳こぐま組2021年度7月のまとめ

健康

RSウィルス感染症や気管支炎などに罹り、長期間休む子が多くいた。咳や鼻水が出ている時はこまめに検温して、一人一人の体調の変化に気をつけるようにしていった。排泄では、トイレに自ら向かう姿が多くみられるようになり、トイレで排尿できる子も増えた。また、午睡中に排尿していない子もいた。排泄の状況を家庭と共有し、布パンツに移行したり、午睡も布パンツでしたりできるように家庭と連携を図っていった。布パンツに移行すると尿意を感じて保育者に「おしっこ出る」と伝えて、トイレに行くことができるようになってきた。トイレでできたことを共に喜び、十分に褒めて自信につなげていった。

人間関係

気の合う友だちを誘って同じ玩具で遊んだり、一緒にブロックを組み立てたりして子ども同士でやりとりをして遊ぶ姿が多くみられるようになった。一緒に遊ぶ中で、自分の思いが伝わらなかったり、思いどおりにならなかったりしてトラブルになる場面も見られた。保育者が仲立ちをすると「貸して」や「やめて」など思いを言葉で伝えられることもあった。お互いの気持ちを汲み取りながら、言葉で伝えて思いが伝わる喜びが感じられるように仲立ちをしていった。

環境

クワガタやおたまじゃくしを捕まえてくると、触れたり観察したりして喜んでいた。窓から外を見て蛙やクモなどを発見し、友だちや保育者に伝えて喜びを共有する姿もあった。子どもたちが親しみを持って触りたいと思う気持ちを受けとめ、できる限り触れられるように配慮し、生き物の感触やぬくもりが感じられるようにしていった。

言葉

「ホール行く」「あっぷっぷ見たい」などやりたい遊びや見たい絵本を言葉で伝えて、保育者や友だちと一緒に遊んだり見たりして喜んでいた。子ども同士でお店屋さんごっこをする姿も多くみられ、ブロックなどをドーナツやアイスクリームに見立て「いらっしゃいませ」「100円です」など具体的なやりとりをする姿もあった。保育者も遊びに加わって言葉を添え、やりとりが広がっていくように関わっていった。

表現

天候や体調に配慮しながら水遊びをした。水を嫌がる子もおらず、全身で水を浴びて喜んでいた。散水ホースから出る水の上を歩いたり顔や体に水を当てたりして感触を楽しむ子もいた。泡にも積極的に触れ、窓やバケツなどいろいろなものをきれいに洗ったり、泡をカップやバケツに入れたりして泡の感触を楽しんでいた。水温や水位に気をつけ、安全に遊べるように十分配慮していった。また、天候の悪い日も多かったので、室内でお花紙や紙粘土を使って傘やアイスクリームなどの製作あそびすると、集中して取り組む姿が見られた。今後も指先の発達を促す遊びを取り入れていきたい。

食育

「おやつはなに?」「今日はカレー?」とメニューを確認して喜んで食事に向かう姿が見られた。スプーンを使って意欲的に食べていたが、手づかみになって遊び食べになることもあった。エプロンをはずして食べるようになり、スプーンの正しい持ち方や食器を持って食べるなど食べやすい方法を伝えていくと、食べこぼしもだんだん減ってきた。上手に食べられたことをしっかりと認め、食べる意欲につなげていった。…

2歳こぐま組2021年度6月のまとめ

健康

季節の変わり目で、咳が出たり、熱が出たり、体調を崩して早退する子や欠席する子などが多くいた。子どもたちの様子をしっかりと観察し、検温や機嫌など注意しながら見守っていき家庭とも連携を図っていった。気温の高い日も多くなり、水分補給をこまめにし、室温にも気をつけて調整していった。排泄では、布パンツに移行する子も増え、自分からトイレに行き排泄する姿が多く見られた。午睡中に目を覚まし、トイレに行く子もいて、成長を感じた。トイレに関心のなかった子も友だちに影響を受け、自分からトイレに座ったり、ズボンの着脱をしたりする子も見られるようになってきたので、丁寧に声をかけ自信につなげていった。

人間関係

友だちと積極的に関わり遊ぶ姿があった。ホールを友だちと一緒に追いかけっこしたり、マットの上でじゃれついて遊んだりして楽しむ姿が多く見られた。友だちの真似をしてマットで前転をしたり、三角マットの上でジャンプして遊んだりしてしっかりと体を動かして遊んだ。場所の取り合いや嫌なことをされた時には、子どもの気持ちを受け止めながら、「どうしたの?」「~が嫌だったんだね」と声を掛け、相手の気持ちも伝えながら仲立ちをし、丁寧に関わっていった。

環境

園庭に出たときや散歩のときなど、自然のものに触れて楽しむ様子が多く見られた。カエルがいると自分で直接手でつかまえて友だちに見せたり、保育者が手に取り、子どもたちに手で触れさせたりして、生き物の命に触れる体験をすることができた。アジサイも直接手で触れ、匂いをかいで楽しむ姿が見られた。

言葉

ごっこ遊びや見立て遊びを自分たちで考え楽しむ姿があった。カエルやネコなど動物になりきったり、ヒーローになりきったりして、想像の中で友だちとかかわって遊んでいた。「ケロケロ」や「ニャーニャー」と言ったり、「今は○○ってことね」と言ったりして、言葉のやりとりをしながらイメージをふくらませ遊びを展開している姿があった。

表現

手遊びを一人の子が始めるとそれを見て、一緒になって加わり歌いながら体を動かして楽しむ様子が遊びの中で多く見られた。保育者も加わり、一緒になって共有し表現する楽しさを味わっていった。カエルやアジサイの製作も楽しんでいった。それぞれ観察したことを自分なりに描いて表現しごっこ遊びを展開し楽しむ姿があった。

食育

しっかりとよく噛み、食材の香りや風味などを味わいながら食べる姿がある。積極的に食べ、残食も少なく、友だちと一緒に楽しく食べている。遊びに夢中でなかなか食事に向かえない時は、「上手に食べられるね」「これおいしいよ!」と丁寧に言葉をかけ、側に寄り添い、楽しい雰囲気の中で食事に向かえるように関わっていった。…

2歳こぐま組2021年度5月のまとめ

健康

日中と朝晩の気温差があり、咳・鼻水・熱が出るなど体調を崩す子が多くいた。検温や機嫌の観察をしっかり行い、一人一人の体調の変化に留意していった。また暑い日が続いたので、衣服の調節、室温調整や細目な水分補給等を行っていった。排泄では、布パンツに移行した友だちがトイレに向かう姿に刺激を受け、自分から便座に座る子や排尿する子も見られるようになった。意欲的な姿を十分に褒めていき、自信へと繋げていった。

人間関係

友だちとの関わりに喜び、手を繋いだり、抱きしめたりして触れ合いを楽しむ姿が見られるようになった。一方で、物の貸し借りや場所の取り合いでトラブルになることが多々あった。その都度「何が嫌だったの?」「~したかったんだって」などとお互いの気持ちを代弁し、相手の思いに気付くことができるよう仲立ちしていった。

環境

戸外遊びでは自然に親しむ中で、虫に興味関心を持つ子どもたちだった。クモやアリなど小さな虫を見つけると、潰さないようにそっと指先でつまんだりする子もいれば、突いてみたりする子もいた。生き物に親しみを持つ姿を認めていきながら、「びっくりするから、優しく触ろうね」と声をかけ、生き物を大切にしていくよう伝えていった。

言葉

覚えた歌や手遊びを繰り返し楽しんだり、「○○したよ」「これもみたことある」などと思い出や出来事を話したりする姿があった。子どもたちの言葉に耳を傾け、保育者も一緒に歌って楽しさを共有したり、会話に加わったりして言葉でやりとりすることの楽しさがさらに味わえるように関わっていった。

表現

鯉の形に切り取った色画用紙を用意し、カラーペンで塗ったり、目をのりで付けたりして製作遊びを楽しんでいた。完成したこいのぼりを「みて、いっぱい描いたよ」と保育者に見せたり、ポールに見立てた紙で作った棒を振って泳ぐ真似を再現したりして自分で作れた嬉しさを思い思いに表現する姿も見られた。子どもたちの個性や工夫を認めていき、「自分でできた」という喜びに共感していった。

食育

スプーンを持って一人で食べきる子が増えてきた。様々な食材に興味を持ち、「これなに?」「なんかにおいがする」などと食事をしながら子ども同士で会話を楽しんでいた。友だちと言葉のやり取りを楽しむ姿を大切にし、「○○っていうんだよ、美味しいよ」と言葉を添え、食材に親しめるよう関わっていった。また保育者に注目して欲しい思いから、遊び食べをしたり、離席したりする子もいたので、側で寄り添ったり、必要に応じて手を添えたりして食事に向かえるよう配慮していった。…