2歳こぐま組月のまとめバックナンバー

2歳こぐま組2021年度8月のまとめ

健康

水あそびの際、自ら衣服の着脱をし、脱いだ服を畳んだり、「どっちが前?」と保育者に確認しながら、自分で着ようとしたり、食後の衣服が汚れていることに気付き、自ら着替えようとしたりと、身の回りのことを保育者に見守られながら、自分でしようとする姿が見られた。排泄面では、日中布パンツで過ごす子が増え、保育者の声掛けでトイレに行き、排尿したり、排尿感覚がわかり、自分のタイミングでトイレに行ったりする姿が増えてきた。あそびに夢中になり漏れたり、ぎりぎりまで我慢したりする姿も見られるので、一人一人の排尿間隔を把握し、あそびの妨げにならないようタイミングよくトイレに誘い、成功体験を積み重ねていった。

人間関係

友だちと一緒に水をかけ合ったり、泡を使って「一緒だね」と窓を磨いて楽しんだり、氷の感触や冷たさを共有したりと、夏ならではのあそびを友だちと一緒に楽しんでいた。友だち同士で同じイメージを持ってあそんだり、「終わったら貸してね」と玩具の貸し借りを子ども同士でしたりする姿も見られた。一方で、玩具や場所を独占したくて、トラブルになることもあったので、子ども同士の関わりを見守りながら、状況に応じて仲立ちをしたり、保育者も一緒にあそんで関わり方を伝えたりしていった。

環境

年長児が飼っているカブトムシを実際に見たり、手にとって触れてみたり、テラスから聞こえてくるせみの鳴き声に気付き、「どこにいるのかな」と外を眺めてみたりと、夏の自然に興味をもち、触れたり観察したりする姿があった。興味が広がるよう、絵本や図鑑を用意したり、保育者も一緒に観察して特長を伝えたり、製作につなげたりしていった。

言葉

絵本や紙芝居への親しみが深まるよう、繰り返しのある絵本を積極的に読み聞かせをし、言葉やリズムの面白さや、その中に仕組まれたユーモアさなどを感じられるようにしていった。子どもの反応をみながら、読み方、話し方を工夫し、言葉から物語の世界をイメージし、安心して想像力を膨らますことができるよう配慮していった。

表現

紙粘土や画用紙、お花紙など様々な素材を使って、みんなで誕生日ケーキの製作を楽しんでいった。真っ白のケーキの土台を、好きな素材で飾り付けをしていき、ケーキができあがっていく過程を楽しんでいた。子どもたちが作りたい物を製作できるように、いろいろな素材を充分に用意し、子どもたちが自分のイメージを表現したり、作りたい物のイメージを友だちと共有したりしながら楽しめるようにしていった。

食育

スプーンの持ち方に興味をもち、「こう?」と下手持ちを確認したり、自ら食べやすい方法に、持ち方を変えたりする姿が見られた。楽しく無理なくスプーンが持てるよう、一人一人の発達に合わせて持ち方を伝えていった。また、あそびや生活の中で、スプーンの持ち方につながるよう、手首をひねる動きを取り入れたり、指先や手を使ってあそんだりしていった。…

2歳こぐま組2021年度7月のまとめ

健康

RSウィルス感染症や気管支炎などに罹り、長期間休む子が多くいた。咳や鼻水が出ている時はこまめに検温して、一人一人の体調の変化に気をつけるようにしていった。排泄では、トイレに自ら向かう姿が多くみられるようになり、トイレで排尿できる子も増えた。また、午睡中に排尿していない子もいた。排泄の状況を家庭と共有し、布パンツに移行したり、午睡も布パンツでしたりできるように家庭と連携を図っていった。布パンツに移行すると尿意を感じて保育者に「おしっこ出る」と伝えて、トイレに行くことができるようになってきた。トイレでできたことを共に喜び、十分に褒めて自信につなげていった。

人間関係

気の合う友だちを誘って同じ玩具で遊んだり、一緒にブロックを組み立てたりして子ども同士でやりとりをして遊ぶ姿が多くみられるようになった。一緒に遊ぶ中で、自分の思いが伝わらなかったり、思いどおりにならなかったりしてトラブルになる場面も見られた。保育者が仲立ちをすると「貸して」や「やめて」など思いを言葉で伝えられることもあった。お互いの気持ちを汲み取りながら、言葉で伝えて思いが伝わる喜びが感じられるように仲立ちをしていった。

環境

クワガタやおたまじゃくしを捕まえてくると、触れたり観察したりして喜んでいた。窓から外を見て蛙やクモなどを発見し、友だちや保育者に伝えて喜びを共有する姿もあった。子どもたちが親しみを持って触りたいと思う気持ちを受けとめ、できる限り触れられるように配慮し、生き物の感触やぬくもりが感じられるようにしていった。

言葉

「ホール行く」「あっぷっぷ見たい」などやりたい遊びや見たい絵本を言葉で伝えて、保育者や友だちと一緒に遊んだり見たりして喜んでいた。子ども同士でお店屋さんごっこをする姿も多くみられ、ブロックなどをドーナツやアイスクリームに見立て「いらっしゃいませ」「100円です」など具体的なやりとりをする姿もあった。保育者も遊びに加わって言葉を添え、やりとりが広がっていくように関わっていった。

表現

天候や体調に配慮しながら水遊びをした。水を嫌がる子もおらず、全身で水を浴びて喜んでいた。散水ホースから出る水の上を歩いたり顔や体に水を当てたりして感触を楽しむ子もいた。泡にも積極的に触れ、窓やバケツなどいろいろなものをきれいに洗ったり、泡をカップやバケツに入れたりして泡の感触を楽しんでいた。水温や水位に気をつけ、安全に遊べるように十分配慮していった。また、天候の悪い日も多かったので、室内でお花紙や紙粘土を使って傘やアイスクリームなどの製作あそびすると、集中して取り組む姿が見られた。今後も指先の発達を促す遊びを取り入れていきたい。

食育

「おやつはなに?」「今日はカレー?」とメニューを確認して喜んで食事に向かう姿が見られた。スプーンを使って意欲的に食べていたが、手づかみになって遊び食べになることもあった。エプロンをはずして食べるようになり、スプーンの正しい持ち方や食器を持って食べるなど食べやすい方法を伝えていくと、食べこぼしもだんだん減ってきた。上手に食べられたことをしっかりと認め、食べる意欲につなげていった。…

2歳こぐま組2021年度6月のまとめ

健康

季節の変わり目で、咳が出たり、熱が出たり、体調を崩して早退する子や欠席する子などが多くいた。子どもたちの様子をしっかりと観察し、検温や機嫌など注意しながら見守っていき家庭とも連携を図っていった。気温の高い日も多くなり、水分補給をこまめにし、室温にも気をつけて調整していった。排泄では、布パンツに移行する子も増え、自分からトイレに行き排泄する姿が多く見られた。午睡中に目を覚まし、トイレに行く子もいて、成長を感じた。トイレに関心のなかった子も友だちに影響を受け、自分からトイレに座ったり、ズボンの着脱をしたりする子も見られるようになってきたので、丁寧に声をかけ自信につなげていった。

人間関係

友だちと積極的に関わり遊ぶ姿があった。ホールを友だちと一緒に追いかけっこしたり、マットの上でじゃれついて遊んだりして楽しむ姿が多く見られた。友だちの真似をしてマットで前転をしたり、三角マットの上でジャンプして遊んだりしてしっかりと体を動かして遊んだ。場所の取り合いや嫌なことをされた時には、子どもの気持ちを受け止めながら、「どうしたの?」「~が嫌だったんだね」と声を掛け、相手の気持ちも伝えながら仲立ちをし、丁寧に関わっていった。

環境

園庭に出たときや散歩のときなど、自然のものに触れて楽しむ様子が多く見られた。カエルがいると自分で直接手でつかまえて友だちに見せたり、保育者が手に取り、子どもたちに手で触れさせたりして、生き物の命に触れる体験をすることができた。アジサイも直接手で触れ、匂いをかいで楽しむ姿が見られた。

言葉

ごっこ遊びや見立て遊びを自分たちで考え楽しむ姿があった。カエルやネコなど動物になりきったり、ヒーローになりきったりして、想像の中で友だちとかかわって遊んでいた。「ケロケロ」や「ニャーニャー」と言ったり、「今は○○ってことね」と言ったりして、言葉のやりとりをしながらイメージをふくらませ遊びを展開している姿があった。

表現

手遊びを一人の子が始めるとそれを見て、一緒になって加わり歌いながら体を動かして楽しむ様子が遊びの中で多く見られた。保育者も加わり、一緒になって共有し表現する楽しさを味わっていった。カエルやアジサイの製作も楽しんでいった。それぞれ観察したことを自分なりに描いて表現しごっこ遊びを展開し楽しむ姿があった。

食育

しっかりとよく噛み、食材の香りや風味などを味わいながら食べる姿がある。積極的に食べ、残食も少なく、友だちと一緒に楽しく食べている。遊びに夢中でなかなか食事に向かえない時は、「上手に食べられるね」「これおいしいよ!」と丁寧に言葉をかけ、側に寄り添い、楽しい雰囲気の中で食事に向かえるように関わっていった。…

2歳こぐま組2021年度5月のまとめ

健康

日中と朝晩の気温差があり、咳・鼻水・熱が出るなど体調を崩す子が多くいた。検温や機嫌の観察をしっかり行い、一人一人の体調の変化に留意していった。また暑い日が続いたので、衣服の調節、室温調整や細目な水分補給等を行っていった。排泄では、布パンツに移行した友だちがトイレに向かう姿に刺激を受け、自分から便座に座る子や排尿する子も見られるようになった。意欲的な姿を十分に褒めていき、自信へと繋げていった。

人間関係

友だちとの関わりに喜び、手を繋いだり、抱きしめたりして触れ合いを楽しむ姿が見られるようになった。一方で、物の貸し借りや場所の取り合いでトラブルになることが多々あった。その都度「何が嫌だったの?」「~したかったんだって」などとお互いの気持ちを代弁し、相手の思いに気付くことができるよう仲立ちしていった。

環境

戸外遊びでは自然に親しむ中で、虫に興味関心を持つ子どもたちだった。クモやアリなど小さな虫を見つけると、潰さないようにそっと指先でつまんだりする子もいれば、突いてみたりする子もいた。生き物に親しみを持つ姿を認めていきながら、「びっくりするから、優しく触ろうね」と声をかけ、生き物を大切にしていくよう伝えていった。

言葉

覚えた歌や手遊びを繰り返し楽しんだり、「○○したよ」「これもみたことある」などと思い出や出来事を話したりする姿があった。子どもたちの言葉に耳を傾け、保育者も一緒に歌って楽しさを共有したり、会話に加わったりして言葉でやりとりすることの楽しさがさらに味わえるように関わっていった。

表現

鯉の形に切り取った色画用紙を用意し、カラーペンで塗ったり、目をのりで付けたりして製作遊びを楽しんでいた。完成したこいのぼりを「みて、いっぱい描いたよ」と保育者に見せたり、ポールに見立てた紙で作った棒を振って泳ぐ真似を再現したりして自分で作れた嬉しさを思い思いに表現する姿も見られた。子どもたちの個性や工夫を認めていき、「自分でできた」という喜びに共感していった。

食育

スプーンを持って一人で食べきる子が増えてきた。様々な食材に興味を持ち、「これなに?」「なんかにおいがする」などと食事をしながら子ども同士で会話を楽しんでいた。友だちと言葉のやり取りを楽しむ姿を大切にし、「○○っていうんだよ、美味しいよ」と言葉を添え、食材に親しめるよう関わっていった。また保育者に注目して欲しい思いから、遊び食べをしたり、離席したりする子もいたので、側で寄り添ったり、必要に応じて手を添えたりして食事に向かえるよう配慮していった。…

2歳こぐま組2021年度4月のまとめ

健康

新しい環境や保育者にもすぐに慣れ、自分の好きな遊びを見つけて、安心して過ごす姿がある。食後は、自分で手や口を拭き、きれいにしたり、戸外に遊びに行く際は、自分で靴下や靴を履こうとしたりと、身の回りのことを積極的にやってみようとする姿が見られる。自分でやろうとする姿を大切にしながら、さりげなく援助し、自信へとつなげていった。排泄面では、保育者の声掛けでトイレに行き、排泄できる姿がある。4月後半には、日中布パンツに移行する子もおり、友だちが布パンツを履いている姿を見て自分も履いてみたいと意欲的にトイレに行く姿も見られる。一人一人のタイミングで無理なく誘っていこうと思う。

人間関係

友だちと一緒に同じ遊びを楽しんだり、友だちの遊びに興味を持ち、一緒に遊ぼうと近づいて行ったり、「一緒にしよう」「いいよ」など上手にやり取りをして、関わろうとしたりする姿が見られた。一方で、一緒に遊びたい気持ちが上手く伝えられず、言葉よりも先に、押したり叩いたりする姿もある。保育者がお互いの気持ちを受け止め、代弁しながら仲立ちとなっていった。

環境

天気の良い日が続き、戸外で春の自然に触れ合う機会を多く持つことができた。散歩先では、たくさんの花を見つけ、「きいろ、あか」と見つけた花の色を伝え合ったり、ちょうちょやてんとう虫などを見つけ、動きを観察したりする姿があった。園庭では、ログハウスに集まり、イメージを膨らませてごっこ遊びを展開していったり、年中、年長児の遊びに興味を持ち、積極的に関わって遊ぼうとしたりする姿も見られた。

言葉

「飛行機とんでるよ」「たんぽぽがあったよ」「水の音がするね」など、散歩中に見たものや感じたことなどを言葉で伝えたり、「ママとお買い物いったよ」「おばあちゃんちに遊びにいったの」など、家での出来事や体験したことなどを保育者に伝えたりする姿があった。言葉で伝える嬉しさや楽しさが感じられるよう、一人一人の言葉にしっかりと耳を傾けて、丁寧に言葉で答えるようにしていった。

表現

保育者と一緒に季節の歌を歌ったり、手遊びをしたり、体をたくさん動かしながらダンスを楽しんだりした。保育者が積極的に体を動かすことで、子どもたちも興味を持ち、「もう一回する」「次はなに?」と、踊りを楽しむ姿があり、新しい曲をどんどん取り入れ、子どもたちと一緒に表現する楽しさを共有していった。

食育

「おいしいね」と友だちと微笑み合いながら、一緒に食べる楽しさを感じている様子がみられる。「おかわり」と好きなものを意欲的に食べているが、苦手なものは「いらない」と残している子もいる。保育者も側につき、「おいしいね」「おさらピカピカだね」など声をかけながら楽しい雰囲気の中で食事ができるよう進めていった。…

2歳こぐま組2020年度3月のまとめ

健康

コロナに関する絵本の読み聞かせをしていくうちに、進んで石鹼をつけて手を洗う姿が増えてきている。洗い忘れる子もいるので、その都度声をかけて清潔を保てるようにしていった。

自分のタイミングでトレイに行く子が多く、排便もトイレでできるようになってきている。

人間関係

友だちと遊ぶ中で、思いがぶつかりケンカになることがあった。言葉よりも先に叩いてしまう姿もあったが、「○○くんたたいてごめんね」と進んで謝り、仲直りをする場面も見られた。子ども同士でのやりとりを大切に見守りながら、必要に応じて仲立ちとなり、相手の思いに気付けるようにしていった。

環境

暖かい日には、園周辺の散歩を楽しんだ。友だちと手をつないで歩くことに慣れ、会話を楽しみながら歩く姿があった。雪が積もった日には、保育室に雪を持って入り、雪遊びを楽しんだ。大きなつららも発見し、「つめたいね」「ツルツルだね」と感触を楽しんだり、“エルサのお城みたい”と表現したりする子もいた。子どもたちの発見や楽しさに共感しながら、一緒に遊びを広げていった。

言葉

かるたあそびを通して、少しずつひらがなを覚え、「○○ちゃんの○だ!」と自分の名前の頭文字や、友だちの名前の頭文字を見つけ、保育者に知らせる姿があった。また、読み札の言葉も覚えており、友だちと順番に絵札を見ながら読む真似をする姿もあった。子どもの発見に、ゆったりと耳を傾けながら保育者も一緒に遊びを楽しみ、楽しさを共有していった。

表現

“かきのきマン“の物語が好きで、お面をかぶり、様々な役になりきり劇遊びを楽しんでいた。自分たちなりにセリフに合わせた動きを考え、セリフを言いながら動きを付けたり、自分の出番が終わると舞台袖に入るように退場したりし、子どもたちなりに表現して遊ぶ姿があった。保育者も一緒に遊びに加わり、子どもたちの楽しさを共有していった。

食育

スプーンと併用して箸を使って食べており、「せんせい、こう?」と持ち方を確認しながら、嬉しそうに食べる姿があった。また、「きょう、おかわりある?」と言って、おかわりをすることを楽しみに意欲的に食べる子もいた。おかわりをしたいために、苦手な野菜も食べてみようとする姿もあったので、「すごいね」「お野菜食べられたね!」と十分に姿を認め、喜びを共有していった。…

2歳こぐま組2020年度2月のまとめ

健康

感染症などで大きく体調を崩す子どもはいなかったが、気温差が激しく、咳や鼻水が出る子が多くいた。家庭と連携をとりながら、子ども一人一人の健康状態を把握し、体調の変化に気をつけていった。

登園や降園時、午睡時も布パンツで過ごせる子が増えた。また、トイレで排便ができるようになったり、自分でおしりを拭こうとしたりする姿も多くみられるようになってきたので、子ども一人一人に合わせた声掛けを行いながら、出来たという経験を増やせるように関わった。

人間関係

子ども同士で遊ぶ中で、おもちゃの取り合いやトラブルになることもあるが、「いま○○がつかっていたよ」「○○しないで」など自分の思いを言葉で友だちに伝えようとする姿が多くみられるようになった。子ども同士で解決できるように側でやり取りを見守りながら、必要に応じて保育者が仲立ちとなり、双方の思いを受け止め、代弁していった。

環境

天気のいい日は積極的に戸外遊びや散歩に出かけた。友だちと手を繋ぎながら上手に歩ける子どもが多く、列から外れてしまったり、前の友だちと距離が離れってしまったりすると、子ども同士で「こっちだよ」「はなれているよ」と声を掛け合う姿も見られるようになった。また雪が多く積もった日には、小園庭で雪遊びなど、この時期ならではの遊びも積極的に取り入れていった。

言葉

自分の思いを言葉で伝えることがぐんと上手になり、気が付いたことや経験したことなどを、筋道を立てて友だちや保育者に伝える子が多くいる。また、トラブルが起きた際に、言葉のやり取りで解決しようとすることも増え、積極的に友だちと言葉を交わしながら関わる姿が見られた。しかしその中で口調が強くなってしまうこともあるため、「その言い方だとお友だち怖いかもしれないから、優しく伝えよう」など、どうしたらいいのか具体的に声をかけながら関わった。

表現

劇遊びやなりきり遊びが大好きで「せんせい、みんなたいせつななかまやりたい」「オオカミと七ひきの子ヤギながして」などと積極的に保育者に声をかける姿が多くみられた。絵本や紙芝居、エプロンシアターなどに出てくるセリフを覚え、それぞれが役になりきって演じることを楽しんでいた。保育者も遊びに加わり、イメージを共有しながら遊びを盛り上げていった。

食育

箸を使って食べようとする子どもが増え、「ぼく、はしでたべる」「せんせいみててね」と保育者に声をかけることも多くなった。「箸で上手に食べられたね」「すごいね、かっこいい」など箸が使えたことをしっかりと褒め、自信につながるように関わっていった。また、苦手な食べ物も小さく刻んだり、少量にしたりすることで食べようと挑戦する姿も見られるようになってきた。子ども一人一人に合わせた声掛けを行い、食事の時間が楽しくなるようにしていった。…

2歳こぐま組2020年度1月のまとめ

健康

寒暖の差が激しく、鼻水が出たり、咳が出たりする子が多くいた。いつもと変わった様子があれば、保護者に伝え、子どもの体調の変化にすぐに気付けるようにしていった。散歩から帰った後や、給食前などは石鹸を付けた手洗いを丁寧にするよう言葉掛けをし、感染症予防に努めていった。

人間関係

友だちと遊ぶ中で、思いがぶつかりケンカになることがあった。言葉よりも先に叩いてしまう姿もあったが、「○○くんたたいてごめんね」と進んで謝り、仲直りをする場面も見られた。子ども同士でのやりとりを大切に見守りながら、必要に応じて仲立ちとなり、相手の思いに気付けるようにしていった。

環境

暖かい日には、園周辺の散歩を楽しんだ。友だちと手をつないで歩くことに慣れ、会話を楽しみながら歩く姿があった。雪が積もった日には、保育室に雪を持って入り、雪遊びを楽しんだ。大きなつららも発見し、「つめたいね」「ツルツルだね」と感触を楽しんだり、“エルサのお城みたい”と表現したりする子もいた。子どもたちの発見や楽しさに共感しながら、一緒に遊びを広げていった。

言葉

かるたあそびを通して、少しずつひらがなを覚え、「○○ちゃんの○だ!」と自分の名前の頭文字や、友だちの名前の頭文字を見つけ、保育者に知らせる姿があった。また、読み札の言葉も覚えており、友だちと順番に絵札を見ながら読む真似をする姿もあった。子どもの発見に、ゆったりと耳を傾けながら保育者も一緒に遊びを楽しみ、楽しさを共有していった。

表現

“かきのきマン“の物語が好きで、お面をかぶり、様々な役になりきり劇遊びを楽しんでいた。自分たちなりにセリフに合わせた動きを考え、セリフを言いながら動きを付けたり、自分の出番が終わると舞台袖に入るように退場したりし、子どもたちなりに表現して遊ぶ姿があった。保育者も一緒に遊びに加わり、子どもたちの楽しさを共有していった。

食育

スプーンと併用して箸を使って食べており、「せんせい、こう?」と持ち方を確認しながら、嬉しそうに食べる姿があった。また、「きょう、おかわりある?」と言って、おかわりをすることを楽しみに意欲的に食べる子もいた。おかわりをしたいために、苦手な野菜も食べてみようとする姿もあったので、「すごいね」「お野菜食べられたね!」と十分に姿を認め、喜びを共有していった。…

2歳こぐま組2020年度12月のまとめ

健康

歯磨きやうがいを始めたが、食事が終わると進んで歯を磨きに来る姿が多く見られた。

一方で水遊びになる姿も見られたので、エプロンシアターなどを用いて歯磨きのやり方を丁寧に伝えたり、側について知らせたりしていった。散歩に出かける際には上着を自分で着ることができ、「見て、チャックもできた」などと保育者に知らせる子もいた。中には、「できないからやって」などと言い保育者にやってもらおうとする子もいたため、着方を伝え、ゆっくり挑戦していけるように見守ったり、「できているよ」と声をかけたりし、自信が持てるように関わっていった。

人間関係

友だちを思いやる気持ちが強くなり、泣いている友だちに優しくなだめてあげる姿が見られる。「○○ちゃんが泣いとるよ。」などと保育者に伝えに来る子や、「○○ちゃんが~したけん泣いたんだって」などと具体的な理由も知らせに来る姿もあった。また、泣いている子に「大丈夫?」などと頭をなでてあげたり、ティッシュを取って涙を拭いてあげたりする姿もみられた。「やさしくしてあげられたね。ありがとう」「すごいね」等と声をかけ、しっかりと認めて思いやる気持ちを大切にしていった。

環境

雪が降ってきたことを喜び、「みて~サンタさんが来てくれたからかな」と窓の外を見上げて友だち同士でやり取りをしたり、窓から手を出して手のひらに載った雪を見たり、「冷たいね」などと感触を楽しんでいた。また、ホールでは巧技台を使ってはしご渡りや、平均台を歩くなどバランスを取りながら進むことを楽しんでいった。

言葉

多くの言葉を覚え、友だち同士で、見たものや経験したことなどを話し合い、楽しむ様子が見られる。言葉が増えていくことにより、遊びもより盛り上がっているように感じられた。時に、言葉や口調が強くなってしまう子の姿も見られる。その都度、言葉の使い方、言い方を伝えていき、友だちとの会話が楽しくできるように関わっていった。

表現

指絵の具やクレヨン、水性ペン、のりなどの指先を使った遊びも楽しんだ。指絵の具や水性ペンで、画用紙に自由に描き楽しんだり、クレヨンで色々な色を重ねて塗り、割り箸の先を削ってスクラッチアートを楽しんだりした。のり遊びでは、のりを多く取ってしまった子やシールや絵を描いた面にのりを付けて貼ってしまった子もいた。「一本指でつけようね」「反対につけると色が見えるよ」などと伝え、楽しみながら気づいていけるよう関わっていった。子どもたちならではの表現を大切にし、友だちや保育者に見せ合うなどして、楽しさを共感していった。

食育

苦手だった食べ物も食べようとする姿が見られるようになり、完食する子が増えた。また、箸を使っての食事に興味を持ち、「こうやって持つよね」「できてる?」などと保育者に見せ、自分でスプーンの持ち方や椅子の座り方を意識し、食事をする姿が見られた。「上手にできているね」などと声をかけ、箸の使用に対しての意欲を十分に受け止めていった。箸を持つことが難しい子もいるので、その都度側に付いて持ち方を知らせていった。…

2歳こぐま組2020年度11月のまとめ

健康

尿意や便意を感じると自分のタイミングでトイレに向かう子や、保育者に伝えて排泄する子がいる。紙パンツだった子も日中は布パンツで過ごすなど意欲的である。寒くなったことや遊びに夢中なことでトイレに行きたがらないこともあったので、便座シートを敷いたり、見通しの持てる声かけをしたりして、トイレに行きやすいよう環境を整えていった。

人間関係

泣いている子がいると「どうしたの?」「大丈夫?」と優しく声をかけたり、ティッシュで涙を拭いたりする姿がある。一方で、自分の思いが伝わらないと、言葉より先に手が出てしまうことがあった。その都度、気持ちを受け止め、子どもの思いを汲み取りながら、相手の思いにも気づけるように声をかけていった。

環境

晴れた日は、散歩に出掛けたり、園庭に出たりして遊んだ。農道や車通りが少ない道では誘導ロープを使わずに手を繋いで歩けるようになり、友だちと手を繋いで歩くことを喜んでいた。「友だちの後ろを歩こうね」など具体的にわかりやすい言葉で伝え、怪我なく安全に歩けるようにしていった。

言葉

気の合う友だちを誘って、ごっこあそびの中で簡単な言葉を使って楽しんでいた。「○○はお母さんね」など子ども同士で役割を決めて遊びを展開していく姿も見られた。一方で、「○○がしてるの!」「○○が使ってる!」と口調が強くなることがあった。伝えたい気持ちを受け止めながら、「○○って言おうね」など優しい言葉でやりとりできるように知らせていった。

表現

絵本やパネルシアターが好きで、保育者の真似をして音楽に合わせて読み聞かせをする姿がある。また、物語に出てくる登場人物になりきり、保育者や友だちとごっこあそびの中でやりとりを再現して楽しんでいる。子どもたちのやりとりを見守り、保育者も役になりきって、楽しさを共有していった。

食育

スプーンと併用して箸を使って食べており、「見ててね」と保育者に見せ、意欲的に食べる姿がある。スプーンを使って食べる子も三点持ちを意識し、「こうやって持つよね」と友だちに知らせ、意識して食べている。側について持ち方を知らせながら、上手に持って食べられたことを十分認め、自信に繋がるようにしていった。…