1歳うさぎ組月のまとめバックナンバー

1歳うさぎ組2020年度12月のまとめ

健康

鼻水が出ると、「はなでた」と保育者に知らせたり、自分でティッシュを取りに行き拭いたりする子がいた。細目に拭き取っていき、清潔になる気持ち良さを伝えていった。排泄では、意欲的にトイレに座る子が多く、中にはタイミングが合うと排尿、排便できる子もいた。その姿を十分に認め、次の自信や意欲へと繋がるようにしていった。

人間関係

「○○ちゃんおいで」「○○くんにあげる」などと、自分から友だちと関わりに行く姿が見られた。また、同じ玩具で遊ぶことで、楽しさを共有していた。一方で、玩具の取り合いでトラブルになりそうなこともあったので、お互いの気持ちを受け止めながら代弁し、仲立ちとなっていった。

環境

誘導ロープの輪を握り、自分の足で歩いていた。楽しい雰囲気の中で歩くことができるよう、歌を口ずさんだり、冬ならではの景色が楽しめる道を選んだりして気分を盛り上げていった。時々、砂利道や坂道、雪道など初めて体験する場所に躓いたり、転んだりする子も見られたので、その都度手を添えて援助したり、「凄いね、立ち上がれたね」と声を掛けたりして歩く自信に繋げていった。

言葉

自然物など気になる物を見つけると、「○○あったよ」「○○だ」などと友だちや保育者に知らせていた。知らせてくれた時の言葉や表情をよく見て、丁寧にやり取りをしながら思いを受け止めていった。また、中には自分の思いを上手く伝えることができず、引っかこうとしたり、噛み付こうとしたりする子の姿もあった。「○○だったんだね」と思いを代弁して仲立ちとなり、安心してやりとりができるようにしていった。

表現

紙にクーピーでなぐり描きしたり、粘土を丸く捏ねたり、指先で押したりして自分で作りたいものを表現していた。一人一人の個性や工夫を認めていき、「できた」という喜びを一緒に味わえるように共感していった。また、様々な色のクーピーや型を用意するなど、子どもたちが自分で選んで遊べるよう環境を整えていった。

食育

手掴みやスプーンで意欲的に食べる子が多かった。「先生おいで」と保育者の援助を求めたり、わざと離席してアピールしたりする姿も見られた。子どもたちが安心して食事できるように側で見守りながら一人一人に合った声掛け、対応をしていった。…

1歳うさぎ組2020年度11月のまとめ

健康

トイレでの排泄に興味を持つ子が増え、タイミングが合うと成功する子がいた。中には、排泄の感覚が分かり始めて、事前に知らせてトイレに向かい、排尿や排便ができる子もいた。意欲的な姿をしっかりと褒めたり、嬉しい気持ちに共感したりして、次に繋がるようにしていった。

歩いたり、走ったり、ジャンプをしたりと体幹が育ち、体力がついてきた。保育者と手を繋いでの散歩は勿論、誘導ロープを握って歌を歌いながら、友だちと一緒にゆったりと歩くことも喜んでいた。

人間関係

月齢の大きい子同士、小さい子同士で関わる姿はまだまだ多いが、別の場所で遊んでいる友だちを指差して「○○ちゃん?」と保育者に名前を確認したり、側に行って遊びの様子を真似たりと、お互いが興味・関心を深めてきていると感じた。特に月齢の大きい子から小さい子への、玩具を譲り渡したり、身の回りのことを手伝おうとしたりという優しい姿が多く見られ嬉しく思った。

環境

食事の前や外から帰ってきた際など、保育者が声をかけなくても手洗い場に向かう姿が見られるようになってきた。忘れていても「手はきれいになったかな?」などと声をかけるとすぐに気がついて向かっていた。ペーパータオルの使用やゴミ箱に捨てるまでの流れを覚えてスムーズに行っていたが、まだハンドルやペーパーホルダーに手が届かない子もいるので、必要に応じて援助をしていった。

言葉

月齢の大きい子どもたちは、絵本やエプロンシアターなどで覚えたセリフや歌を使ってのごっこ遊びをよく楽しんでいた。「(自分)は、オオカミね」「○○ちゃんはおかあさん、して」「いいよ。じゃあ、あっちから来るね」などとお互いのイメージを伝え合い、共有して一緒に遊ぶ姿を側で見守り、必要に応じて仲立ちしたり、参加したりして遊びが盛り上がるようにしていった。

月齢の小さい子どもたちも皆話せるようになり、「せんせー」「いこーよー」などとはっきりとした言葉で保育者に呼びかけ、困っていることや自分の欲求を言葉で伝えようとしている。絵本や紙芝居で知っている物が出てくると、盛んに話そうとする姿があるので、一緒に読み、楽しみながら応答的に関わる時間をもっと増やしていきたい。

表現

散歩先や園庭で花や葉を見つけると、「きれい」「かわいいねー」と言いながら観察したり、そっと手に取って「や(わ)らかい」「カサカサ、いう」などと感触を楽しんだりする姿があった。また、砂遊びに用いて、ケーキのフルーツやカレーライスの具に見立てる子もあった。一人一人の気づきや発想に共感し、「ほんとだね」「おいしそうだね」などと丁寧に関わっていった。

食育

散歩の際、サツマイモや柿などを実際に見る機会を設けていった。子どもたちが自分で気づき「おいも!」「かき、いっぱい!」「おいしそう」と伝え喜ぶ姿が見られた。そして、給食の際には「おいも、はいってる」「かき、あった」などと思い返すことで食欲が増していた。

「カレーライスの歌」や「野菜のパーティー」など、歌絵本やパネルシアターを楽しむことで食材に興味を持ち、味わって食べ進められるようにしていった。…

1歳うさぎ組2020年度10月のまとめ

食事

スプーンや手づかみで意欲的に食べる子が多かった。野菜が苦手で、残していた子も「どんな味かな?」「おいしそうだね」などと保育者が声をかけると、食べてみようとする姿が見られた。また、一口食べて「おいしい」と気づくと、残さず食べる子が多くなった。意欲的に食べようとする姿を十分に認め、楽しい雰囲気の中で無理なく食べられるようにしていった。

排泄

トイレに興味を持つ子が増えた。月齢の大きい子は、自分からトイレに「行きたい」と言う子が多く見られた。排泄を感じると自分で紙パンツやズボンの着脱をし、トイレの便座に座ると排尿ができる子もいた。月齢の小さい子は、他の子がトイレに座る姿を見ると、トイレへ向かい、便座に座る姿が見られた。意欲的な姿を十分に褒め、「できたね!」「すごいね!」などと声をかけ、次の自信や意欲に繋げていけるようにしていった。

健康

咳や鼻水が出る子がいたが、大きく体調を崩す子はおらず、園庭や散歩など戸外あそびを楽しんでいた。鼻水が出ると「はな!」「でた!」と指を差して教えたり、自分でティシュを取りに行き、拭こうとしたりする子がいた。鼻水を出たことに気付き、知らせてくれたことを認め、「きれいにしようね」「すっきりしたね」と声をかけ、清潔に過ごせるようにしていった。また、自分できれいにしようとする姿を十分に褒め、さりげなく援助して、できた喜びを感じられるように関わっていった。

睡眠

給食後、布団に横になり一人で入眠できる子や、保育者が側にいると安心して入眠する子がいた。中にはしばらく遊んで過ごす子もいた。一人一人のタイミングを見ながら、優しく声をかけて布団に誘い、背中をさすったり、子守唄を歌ったりして、ゆったりとした雰囲気の中で心地よく入眠できるように関わっていった。

身体発達

誘導ロープで戸外を散歩すると、友だちの歩調に合わせて、しっかりと歩く姿が見られ、体力も十分についてきた。安全に散歩ができるよう側で一緒に歩き、誘導ロープを持って歩く姿を認め、「上手だね」「楽しいね」などと声をかけながら、歩くことの楽しさを感じられるようにしていった。また、「一緒でいいね」などと声をかけ、友だちと歩く喜びを感じられるように関わっていった。

情緒

月齢の隔たりがなくなりつつあり、月齢の小さい子は、月齢の大きい子がごっこ遊びをしている姿を見ると、交わろうとする姿見られた。また、それを見た月齢の大きい子は側にいることを受け入れる姿が見られた。関わろうとする姿を見守り、トラブルになりそうな時は双方の思いを受け止めたり、代弁したりして仲立ちとなっていった。

言葉

月齢の大きい子は、ごっこ遊びの中で「○○ちゃんはお母さんね」「○○くんはお父さん」と言って役を決めようとする子や、役になりきって色々な声の掛け合いをして楽しむ子がいた。月齢の小さい子は、発語が見られ、絵本に出てくる果物や生き物の名前を盛んに発する姿が見られた。一人一人の言葉に耳を傾け、子どものつぶやきや問いかけに丁寧に応え、言葉のやりとりや会話をする楽しさを味わえるようにしていった。…

1歳うさぎ組2020年度9月のまとめ

食事

食事の時間を楽しみにし、スプーンや手づかみで意欲的に食べる子が多かった。また、空っぽになった皿を保育者に嬉しそうに見せおかわりを要求する子もみられた。苦手な食材を「いらない」と主張したり、見た目で避けているおかずがあったりする子には、「どんな味かな?」「○○が入ってるよ」などと、少しでも興味が持てるように声掛けをしていった。一人一人の体調や様子に合わせ、食べたい思いに寄り添いながら無理なく食べ進められるようにしていった。

排泄

朝や夕方のパンツ交換では、友だちがトイレに行く姿を見て自分からトイレへ向かったり、パンツ交換に向かったりする子がいた。自分でズボンの着脱をしてみようとする子も多かった。また、保育者の側にきて股を抑えたり、「出た」と伝えたりして排尿や排便があったことを知らせる子がいた。トイレで排尿できた時や、知らせることができた時は、次の自信や意欲につながるよう、喜びに共感し、十分に認めていった。

健康

咳や鼻水が出る子がいた。鼻水が出たときは、こまめに拭き取り、気持ちよく過ごせるよう配慮していった。食事前の手洗いでは、保育者の声掛けが無くても見通しを持って進んで手洗い場へ向かう子がいた。洗い方を伝えたり、「きれいになったね」などと清潔になる心地良さを感じられるよう声をかけたりして、自然と習慣づくようにしていった。

睡眠

布団に横になり、保育者が側で優しく声をかけたり、背中をさすったりすることで安心して入眠する。中にはなかなか眠くならず遊んでいる子の姿もみられたが、一人一人のタイミングで入眠できるよう声をかけたり、背中をさすったりしながら落ち着いた雰囲気をつくっていった。

身体発達

手先を使った遊びが好きで、粘土やシール貼り、ブロックで集中して遊ぶ姿があった。子どもたちの発達に合わせて玩具を入れ替え、遊びを広げていった。天候の良い日にはテラスや園庭に出て戸外遊びを楽しんだ。一人で一番低い鉄棒やその次に高い鉄棒にぶら下がることができる子がいた。友だちの姿を見て挑戦してみようとする子や、どれだけの時間ぶら下がっていられるかを保育者に数えてほしいという子もいた。危険の無いよう側で見守りながら、意欲的な姿をしっかり褒めていった。

情緒

友だちと同じ玩具や絵本が使いたいという思いから、玩具の取り合いになる場面もあった。「かして」「つかってるよ」など自分の思いを言葉で伝えたり、身振りや表情で訴えたりする姿があったので、安心して思いが表現できるような関わりを心掛けた。必要に応じて代弁したり仲立ちをしたりして、安心して玩具の貸し借りができるようにしていった。

言葉

子ども同士での会話や、保育者との会話を楽しんでいた。月齢の大きい子は、「いらっしゃいませ」「赤ちゃん、ごはんつくるね」などと、お店屋さんやお母さんの役になりきってごっこ遊びを楽しむ姿があった。また、月齢の小さい子は保育者の言葉を真似たり、絵本のなかに出てくる動物や食べ物の名称を言葉にしたりしていた。子どものつぶやきを大切に受け止め、応答的なやり取りから会話の楽しさを感じていけるようにしていった。…

1歳うさぎ組2020年度8月のまとめ

食事

スプーンや手づかみで意欲的に食べる子が多かった。また、空になった皿を保育者に差し出しておかわりを要求する子も見られた。「おいしいね」「たくさん食べられるね」などと声をかけ、食べる意欲を十分に認めていった。中には、水遊びの疲れからか給食を食べている途中に眠くなる子の姿も見られたため、食事時間や量などを一人一人に合わせて調節し、無理なく食べられるようにしていった。

排泄

トイレに興味を持ちはじめ、座ってみようとする姿が見られた。月齢の大きい子は、タイミングが合うとトイレで排尿や排便ができる子がいた。また、月齢の小さい子は、紙パンツに便が出た際にズボンを押さえて保育者に知らせる子がいた。トイレで排泄できたときや、紙パンツに便が出たことを知らせてくれたときは、「できたね、すごいね」「教えてくれてありがとう」などと声をかけてその姿を十分に認め、次の自信や意欲へと繋げていけるようにしていった。

健康

熱や下痢などで体調を崩す子が多く見られた。こまめに検温したり、朝の受け入れ時に家庭での様子をしっかりと聞き取ったりして、体調の変化にすぐに気付けるようにしていった。また、衣服の着脱に興味を持ち、自分でやってみようとする姿が増えてきた。自分でしようとする気持ちを認めて側で見守り、できないところはさりげなく援助して、できた喜びが味わえるように関わっていった。

睡眠

給食後、布団に横になり一人で入眠できる子、なかなか眠くならず、しばらく遊んで過ごす子など、様々な姿が見られた。一人一人の眠たくなるタイミングに合わせて、側について優しく声をかけたり、背中をさすったりなどして、ゆったりとした雰囲気の中で安心して入眠できるよう関わっていった。

身体発達

水遊びでは、泡や氷、スポンジなどの素材を取り入れることで、手の平で様々な感触を楽しむ姿が見られた。保育者も遊びに参加し、「気持ちいいね」「冷たいね」などと声をかけ、子どもたちが味わっている感触に共感していった。また、室内では、型はめパズルやシール貼り、ボタン付けなど手先を使った遊びに集中して取り組む姿も見られた。じっくりと楽しむ姿を側で見守りながら、できたときには一緒に喜び、嬉しさを共有していった。

情緒

気の合う友だちとの関わりを喜び、一緒に同じ遊びを楽しむ子の姿が徐々に増えてきた。一方で、友だちと関わる中で自分の思いが上手く伝わらないときに、咄嗟に相手をひっかこうとしたり、大きな声を出したりして思いを訴える子の姿も見られた。その都度、「○○だったんだね」などと思いを受け止めたり、代弁したりして仲立ちとなっていった。

言葉

月齢の大きい子は、2~3語文で友だちや保育者との会話を楽しむ姿が増え、中には多語文を話すことができる子も見られた。また、月齢の小さい子も、1~2語文などの簡単な言葉でやりとりを楽しむ姿があった。一人一人の言葉に耳を傾け、保育者もやりとりに参加することで、更に会話の楽しさが味わえるようにしていった。…

1歳うさぎ組2020年度7月のまとめ

食事

水遊びの疲れから、いつもより30分近く前に眠たくなってしまう子が多くあった。給食室の協力を得て早めに食事を食べ始めたり、甘えたい気持ちに寄り添って援助をしたりして、しっかりと食べ進められるようにしていった。気温の高い日には食欲が落ち、白ごはんが進まない姿もあった。「○○ちゃんが好きな人参が入ってるよ」「今日のフルーツはスイカだよ」などと声をかけ、好みの食材やのどごしの良い汁、フルーツなどから無理なく食べられるようにしていった。

排泄

月齢の大きい子どもたちがトイレに興味を示しはじめた。保育者が「座ってみる?」と声をかけると「うん!」と喜んで向かう子や、その姿を見て自分も「行く」と言ってズボンを脱ぎはじめる子がいた。月齢の小さい子どもたちも保育者の前にお尻を向けて排便したことを伝えたり、声をかけると紙パンツを手に取って木浴室に向かったりしていた。「すごいね!また行ってみようね」「教えてくれてありがとう」「きれいにしようね」などと声をかけ、次への意欲に繋げたり、清潔になる心地良さを感じられるようにしたりしていった。

健康

鼻水が出る子が非常に多くあった。「はな、出た」と保育者に教えたり、ティッシュを取ってと指差しして伝え、手渡すと自分で拭ったりする子が増えてきた。中には鼻をかむことができるようになった子もあった。自分で気づき伝えてくれたことや始末をしてみようとする姿を認め、さりげなく援助をしながら清潔に過ごせるようにしていった。

睡眠

情緒が不安定で、午睡時になると涙が出たり、布団に向かくことを嫌がったりする子があった。また、水遊びの疲れから給食前に眠たくなって船を漕ぐ子もあった。不安な思いに寄り添って優しく抱っこをしたり、早めに給食を食べ始めたりして、安心感や満腹感の中で心地良く眠ることができるようにしていった。

身体発達

水遊びが始まり着替えをする機会が増えたことで、自分で脱着しようとする姿が多く見られた。中には、保育者が手を添えなくても一人で全部できる子もある。

初めは抵抗があった子も、一人一人のタイミングで誘ったり、少人数で遊んだりしていくことで、じっくりと水遊びを楽しむようになった。バケツで汲んだ水を自分で頭からかけるなど、ダイナミックな遊びを喜ぶ子も多い。

情緒

「○○ちゃん」と名前を呼んで遊びに誘い、追いかけっこやごっこ遊びを楽しむ姿が見られる。気が合うがために、同じ玩具が欲しかったり、同じ場所に居たかったりしてトラブルになることもあったので、子ども同士のやりとりを側で見守り対応できるようにしていった。仲立ちをすると納得をして玩具を手渡したり、場所を譲ったりできるようになってきた。

言葉

月齢の小さい子たちが、保育者を「せんせ」と呼んだり、「もっかい」「ちょうだい」などと話したりして、自分の思いを言葉で伝えようとする姿が見られるようになってきた。月齢の大きい子たちも、「○○ちゃん、△△ちゃん、~した(したい)」と自分の思いや友だちとの遊びの様子を言葉で伝え喜んでいる。「なぁに?」「そうなの?教えてくれてありがとう。お話上手だね」などと丁寧に応答し、会話をする楽しさが伝わるようにしていった。…

1歳うさぎ組2020年度6月のまとめ

食事

手づかみやスプーンで意欲的に食べるが、あまり好きではない食材があると、口に含んで出したり、混ぜ合わせてみたりする姿があった。見た目で食べようとしない時もあるので、食べてみたくなるよう「おいしいよ!」「(エプロンシアターで観た)にんじん大臣もいるよ!」などと声をかけながら、楽しい雰囲気の中で無理なく食事ができるようにしていった。

排泄

紙パンツに排尿や排便があると、ズボンを押さえたり「ちっち」「うんち」と言ったりして、保育者に知らせる子がいた。紙パンツの交換時になると、自分でズボンを下ろしてパンツを履こうとする姿も見られた。「出たことが分かったんだね。」「脱げたね!」「すごいね!」などと声をかけ、その姿を十分に認め、自信や次の意欲につなげていけるようにしていった。

健康

季節の変わり目で咳や鼻水が出て、体調を崩す子がいた。鼻水が出た時は「きれいにしようね」などと声をかけ、こまめに拭き取っていった。朝の視診で気になる子には、こまめに検温したり、水分補給をしたりして様子を見ていき、体調の変化にすぐに気づけるようにしていった。

睡眠

給食を食べ終わると、一人で自分の布団へ行き、横になって寝入る子や、なかなか寝付けず玩具であそぶ子がいる。なかなか寝付けない子には、タイミングを見ながら布団に誘い、子守唄を歌ったり、背中をさすったりして心地よく眠れるようにゆったりと関わっていった。

身体発達

天気の良い日には、小園庭やテラスに出て戸外あそびをし、保育者と一緒に虫や草花の探索活動をして、自然に触れて楽しんでいた。雨の日には、室内で三角マットを重ねて高さのある滑り台を作ると、手足を使ってよじ登り、うつ伏せで滑ったり体制を変えてお尻から滑ったりして、意欲的にあそぶ姿が見られた。保育者も一緒に体を動かしながら、危険がないよう側で見守り、安全に楽しくあそぶことができるよう関わっていった。

情緒

友だちのあそんでいる玩具や場所が気になり、取り合いになる姿が見られた。また、自分の思いが上手く言葉にできず、ひっかこうとする子や噛みつこうとする子がいた。順番にあそぶことを伝えたり、同じ玩具を用意したりして、保育者がお互いの気持ちを汲み取りながら代弁し、仲立ちしていった。

言葉

月齢の大きい子は、きらきら星やカエルの合唱の唄を自分なりに歌ったり、あそびの中で自然と手遊びをしながら歌ったりして楽しんでいた。保育者も一緒に歌や手遊びをして、繰り返し楽しめるよう関わっていた。また、同じクラスの友だちの名前がわかり、その子の名前を呼んで探す姿も見られた。月齢の小さい子は、自分の思いを伝えようと喃語や単語を発する姿が増えた。言葉を発する姿に喜んだり応えたりして、やりとりを楽しんでいった。…

1歳うさぎ組2020年度5月のまとめ

1歳うさぎ組2020年度5月のまとめ

食事

スプーンや手づかみで意欲的に食べる子が多く、おかわりをする子の姿もあった。「たくさん食べられてすごいね」などと声をかけ、その姿を十分に認めていった。中には、食材をしっかり噛むことができず口の中に残ったままになっている子や、すぐに飲み込んでしまう子の姿も見られたので、喉に詰まらないよう様子を見守り、「よく噛んで食べようね」とその都度伝えたり、スプーンで食材を噛みやすい大きさに切って提供したりなどしていった。

排泄

紙パンツに排尿や排便があると、「うんちでた」という言葉や、ズボンを下ろすなどの仕草で保育者に知らせる子の姿があった。「出たことが分かったんだね」「教えてくれてありがとう」などと言葉をかけ、その姿を十分に認めていった。月齢の大きい子の中にはタイミングが合うとトイレで排尿や排便ができる子の姿も見られたので、出来たときには保育者も一緒に喜び、自信に繋がるような声かけをしていった。

健康

熱が出る子や咳や鼻水などの症状で体調を崩す子が多くいた。朝の受け入れ時に保護者から家庭での様子をしっかりと聞き取り、一人一人の体調の変化にすぐに気付き対応できるようにしていった。また、気温が高くなる日が多かったため、室温の調節やこまめな水分補給を行っていった。

睡眠

保育者が側で背中をさすると安心して入眠し、まとまった時間しっかりと眠る子の姿が多く見られたが、中には不安から涙が出て早く目覚める子の姿もあった。優しく寄り添い、安心できるような声かけをしていった。また、気温が高くなり汗をかく子の姿もあったため、室温や掛け布団の調節を行い、快適に午睡することができるよう配慮していった。

身体発達

ホールの三角マットを登り降りしたり、戸外でシャボン玉を追いかけたりなど、体を動かして遊ぶ子の姿があった。友だち同士でぶつかり合うなどの危険がないよう十分に広いスペースを確保し、安全に遊ぶことができるよう環境構成を行っていった。また、シール貼りや粘土遊び、紐通しなど手先を使った遊びに興味を示し、挑戦する子の姿も見られた。側で様子を見守り、難しそうにしているときにはさりげなく援助するなどして、できた喜びが味わえるようにしていった。

情緒

玩具や場所の取り合いなど嫌なことがあったときに、上手く言葉で思いが伝えられず、咄嗟に友だちを噛もうとしたり、ひっかこうとしたりする子の姿が見られた。双方の気持ちに寄り添いながら「使いたかったんだね」「嫌だったんだね」などと声をかけ、保育者が思いを代弁するなどして仲立ちとなっていった。

言葉

月齢の大きい子は、一語文や二語文で見えたものや感じたことなどについて知らせる姿や、保育者や友だちとの簡単なやりとりを楽しむ姿が増えてきた。月齢の小さい子は、喃語を盛んに発して自分の思いを表現する姿があった。一つ一つの言葉にしっかりと耳を傾け丁寧に応え、やりとりの楽しさを味わえるよう関わっていった。…

1歳うさぎ組2020年度4月のまとめ

1歳うさぎ組2020年度4月のまとめ

食事

新入園児の中には、新しい環境に不安を感じて涙が止まらずおやつが食べられない子や一人で椅子に座ることが難しい子があった。保育者の抱っこやおんぶで安心して仮眠をしたり、膝の上に座ったりすることで少しずつ食べ進めていた。食べようとする姿を十分に認め、楽しい雰囲気の中で食事をとれるよう優しく声をかけていった。

進級児たちは、意欲的に食べ進めほとんどの子が完食する。皿に手を添え、スプーンやフォークも積極的に使う姿がある。

排泄

紙パンツの交換時には「おしっこが出たね」「きれいにしようね」などと声をかけ、排泄したことを伝え、清潔になった気持ち良さが感じられるようにしていった。月齢の大きい子の中には「ちっち」と言って排尿や排便したことを保育者に伝える姿が見られた。「わかったね」「すごいね」と声をかけ、自信につながるようにしていった。

健康

新しい環境への不安や、生活リズムの変化からくる疲れなどから、体調を崩す子が非常に多くあった。咳や鼻水の症状が重複して見られ、発熱して早退をする子も多かった。細目に鼻を拭ったり、水分補給や検温をしたりしていった。また、送迎時には、家庭や園での様子を密に伝え合い、体調の変化に速やかに気づくことができるようにしていった。

睡眠

進級児は給食を食べ終わると布団に横になり、保育者が側で背中をさすると安心して眠る姿があった。新入園児の中には、園でのリズムに慣れず、午前睡をしたり、不安からか午睡の時間になると涙が出たりする子がいた。一人一人のペースで、質の良い睡眠が確保できるように環境を整えたり、抱っこやおんぶ、優しい声かけをしたりしながら安心して入眠できるようにしていった。

身体発達

歩行ができる子、伝い歩きの子、ハイハイの子など様々な姿があった。どの子も伸び伸びと、安全に遊べるよう環境を整えていった。晴れた日には散歩やテラスなど積極的に戸外遊びを行い、歩く、這う、触れる、感じるなどしながら探索活動を楽しめるようにしていった。雨の日や夕方には、保育室やホールで手先を使った遊びや、全身を動かして遊ぶ運動マットやダンスなどを楽しみ発達を促していった。

情緒

どの子も新しい環境に慣れ、安心して好きな遊びを楽しんでいる。特定の保育者を後追いする子もあったが、不安な気持ちをしっかりと受け止め、一対一での関わりを深めていくことで安心をして、他の保育者とも食べたり、遊んだりできるようになった。気の合う友だちの名前を呼んだり、手を繋いで歩いたりしていた。側で見守り、必要に応じて仲立ちとなり、友だちと関って遊ぶ楽しさを味わえるようにしていった。

言葉

二語文で自分の気持ちを伝えようとする子、喃語で会話を楽しむ子などいろいろな姿があった。また歌や手遊び、エプロンシアターなどを喜び、保育者の言葉を真似たり、一緒に歌ったりする姿が多く見られた。一人一人の思いをくみ取り、ゆっくりと言葉で返し、話すことの楽しさを伝え発語を促していった。…

1歳うさぎ組2019年度3月のまとめ

1歳うさぎ組2019年度3月のまとめ

食事

「これ、おいしいね」、「みて、ピカピカになったよ!」などと友だちとの会話を楽しみ、お互いを意識し合いながら意欲的に食べ進めていた。中には、保育者に甘えたい気持ちから側に寄り添うことや手を添えることを望む子もいたので、思いを受け止め一対一で対話をしながら援助していった。

排泄

一日に何度もトイレで排尿をしたり、便意を感じて保育者に伝えたりする子がいた。意欲的な姿をしっかりと褒め、排泄できたこと伝えてくれたことを一緒に喜んでいった。クラスチェンジの際、こぐま組のトイレに抵抗なく向かう姿が見られるようになった。

健康

世界的な新疾病の流行が心配される中、どの子も元気に登園できる日が多くあった。しかし、鼻水や咳の症状が継続して見られたため、細目に拭って清潔を保ったり、水分補給や検温を行ったりしながら体調を見守っていった。また、室温が高くなる日も多かったので、換気も行い快適に過ごせるようにしていった。

睡眠

午前中の遊びを楽しみ、しっかりと体を動かしたり、集中力を持ってブロックやパズルに夢中になったりする姿が多く見られ、ぐっすりと午睡をしていた。ほとんどの子が同じ時間帯に入眠し、順々に目覚めるなどリズムも良かった。中には遊び足りない子や、特定の保育者が側につくことをアピールする子もあった。保育者同士連携をして、一人一人が気持ちよく入眠できるよう対応をしていった。

身体発達

紙パンツの交換の際には、「自分で」、「まえ、こっち?」などと言いながら一人でズボンや紙パンツの脱着をしようとしていた。外遊びの準備でも、帽子を被ったり、上着に袖を通したりと意欲的に身の回りのことをしようとする姿があった。トレーナーを一人で着ることができるようになった子もある。

誘導ロープでの歩行も安定し、景色や地域の方々とのふれ合いを楽しみながら40分程度かかる道のりを元気に歩く姿があった。

情緒

遊びに夢中になるほどに独占欲が芽生えることが多くあったと感じる。場所や玩具の取り合いになったり、特定の友だちだけを受け入れたりする姿が見られた。お互いの気持ちを代弁し、仲立ちをしながら一緒に遊んだり、時にはじっくりと一人で遊ぶことができるよう環境を整えたりしていった。

クラスチェンジなど環境の変化に敏感になり、一日を通して情緒が不安定な子もあった。側で見守りながら見通しが持てるような声かけをして、安心して過ごすことができるようにしていった。

言葉

「三匹のやぎのがらがらどん」を気に入り、絵本やエプロンシアターをくり返し観て喜ぶ姿があった。保育者の言葉をオウム返ししたり、歌を覚えて場面に合わせて歌ったりしていた。また、いろいろなことに興味を持ち「これは何?」、「何してるの?」などと物や行動、色や形を言葉に結び付けて吸収しようとしていたので、一つ一つの質問に丁寧に答えていった。上手く話すことができない子には、身振り手振りからその思いを汲み取り、代弁したり、言葉にして伝えたりしていった。…