1歳うさぎ組月のまとめバックナンバー

1歳うさぎ組2021年度10月のまとめ

健康

朝晩と日中の気温差が大きく、体調を崩してしまう子が何人かいた。こまめに水分を摂ったり、気温に合わせて衣服を調節したりしながら、一人一人の子どもの体調の変化に気を付けていった。感染症が流行り、一日で体調を崩す子も多くいたため、子どもの体温をこまめに測ったり、便の状態を見たりして、様子をしっかりと見ていき、無理なく遊ぶことができるよう配慮していった。

人間関係

友だちと同じ遊びをしたい気持ちからか、友だちに体当たりしたり、服を引っ張ったりする姿が見られた。「一緒に遊びたかったのかな?」「○○ちゃんも使いたかったんだね」などと行動や普段の子ども同士の関わりから子どもの思いを察して、言葉に表したり、保育者も遊びに参加しながら見守ったりしていった。
友だちが困っていたり、涙が出ていたりすると、「どうしたの」「悲しい?」と声を掛ける姿や頭を撫でる姿があった。「優しいね」「ありがとうね」などと声を掛け、友だちを心配する気持ちや思いやりのある姿を大切にして関わっていった。

環境

天候の良い日は園庭や小園庭、散歩車に乗って園周辺の散歩に出掛けた。どんぐりや変わった形や色の葉っぱを見つけ、「どんぐりころころだよ」「おばけみたい」と保育者や友だちに知らせ、喜ぶ姿が見られた。また、生き物にも興味を示し、カエルやイモムシなどを触ってみる子が多くいた。触ることにためらいがある子も、友だちが捕まえた虫をスコップや皿に乗せてもらい、じっと見つめたり、飛んでいるトンボや鳥を指差して追いかけようとしたりする姿があった。子どもの気付きに共感したり、一緒に観察したりして、秋の自然に親しめるよう関わっていった。

言葉

月齢の大きい子は思いや発見を言葉にして仲の良い友だちに伝えようとする姿があった。月齢の小さい子も「ママ」「葉っぱ」などの身近なものを言葉や単語で保育者に知らせたり、絵本や童謡の一部を覚えて口にしてみたりする姿が見られた。歌を歌ったり、子どもと話したりする際は、ゆっくりと言葉を伝えることを意識し、言葉や簡単な単語を覚えやすいよう配慮していった。

表現

保育者に気に入ったダンスや曲をリクエストして、繰り返し踊る姿があった。保育者の踊りを真似して踊ったり、音楽に合わせ、体を上下や左右に揺らしたりして楽しんでいた。保育者や友だちと顔を見合わせ、微笑みながら踊る子や覚えた歌を口ずさみながら楽しむ子の姿もあった。一人一人の表情や踊り、言葉などを受け止めながら、子どもたちと一緒に踊りや歌を楽しんでいった。

食育

月齢の小さい子も「スプーンを握ってみようね」「すくえるかな?」など保育者の促しによって、スプーンですくってみようとする姿が増えてきた。スプーンを使って食べようとする子や月齢の大きい子も側について、スプーンの握り方を伝えて、意欲的に食事できるよう関わっていった。…

1歳うさぎ組2021年度9月のまとめ

健康

友だちがトイレに向かう姿を見て、自分から意欲的にトイレに向かう姿や、自分でズボンや紙パンツを脱いで、便座に座る姿が多く見られた。しかし、紙パンツを履こうと挑戦するも難しくて「やって~」と保育者にアピールする姿もあった。自らトイレに向かう姿を十分に認め、自分で紙パンツを履く姿を見守りながら、必要に応じて手を添えていき、自分で履くことの達成感を味わえるようにしていった。また、タイミングが合うと「でた!」とトイレで排泄をする子もいたため、「すごいね」「できたね」と一緒に喜び、次への意欲や自信に繋げていった。

人間関係

友だちと関わりたいという思いが高まり、気の合う友だちを「おいで~」と誘って一緒に遊ぶ姿や、友だちの遊びを真似て関わろうとする姿が見られた。また、友だちと“同じ遊びをしたい”“一緒に遊びたい”という思いから、友だちが使っている玩具が気になり、取り合いになるなどのトラブルが見らえたため、関わろうとする姿を側で見守り、双方の思いを受け止めながら、代弁し仲立ちとなっていった。

環境

天候の良い日は園庭や小園庭で砂遊びやカエルやバッタなど、自然に触れて楽しんでいた。生き物を見つけると「バッタいたよ~」「見て~カエル~」と興味津々で動きを観察する子や、怖がりながらも触れようと挑戦する子がいた。また、異年齢児がどんぐりを見つける姿を見て「どんぐり、ない?」と探したり、「どんぐり、あった~」と見つけて、友だちや保育者に見せたり、大切に持って帰ったりする姿があった。一緒に探したり、発見した喜びに共感したりしていき、秋の自然に親しみがもてるよう関わっていった。

言葉

月齢の小さい子は“せんせ~”“かして”を喃語や単語、仕草で伝えようとする姿が見られた。月齢の大きい子は「いらしゃいませ~」「なに、しますか~?」とお店屋さんごっこを楽しみ、会話のやりとりが盛んになってきた。一人ひとりの言葉にしっかりと耳を傾け、子どものつぶやきや問いかけに丁寧に応えていき、言葉のやりとりや会話をする楽しさが味わえるようにしていった。

表現

異年齢児が運動会の練習をしている曲を気に入り、「スマイルしたい」「タンポポ団したい」と年中児や年長児に教わりながら、真似て身体を動かす姿が見られた。普段も曲が流れると、自分なりに身体を揺らしたり、覚えている振りを踊ったりして楽しんでいた。子どもたちの好きな曲や踊りたい曲にしっかりと応え、保育者も一緒に踊っていき、表現することの楽しさを味わえるよう関わっていった。

食育

スプーンを使って意欲的に食べる子が多くなった。しかし、すくいにくい食材があると、手づかみで食べる姿もあったため、手を添えながら援助していった。また、苦手な食材や見た目で避けているおかずがあると、残してしまう子もいたため、「どんな味かな?」「(エプロンシアターに出てくる)にんじん大臣があるよ!」などと声をかけながら、楽しい雰囲気の中で無理なく食事ができるようにしていった。…

1歳うさぎ組2021年度8月のまとめ

健康

暑い日が続いたので、こまめに水分補給や休息を取りながら健康に過ごせるように配慮していった。また汗ばむ子も多かったので、汗を拭いたり衣服を着替えたりするようにした。衣服の着脱などにも興味をもち、「○○ちゃんが」と言って自分でやってみようとする姿も見られるようになり、自分でしようとする姿を見守りながら難しいところはさりげなく手伝い、自分でした満足感を味わえるように関わっていった。

人間関係

友だちと関わる姿が増え、気の合う友だちと一緒に遊んだり、友だちの遊びを真似たりして遊ぶ姿が見られていた。その一方で自分の思いを上手く伝えられずに玩具の取り合いやトラブルにつながる姿も多かったので、様子を見ながら仲立ちし、子どもの気持ちを代弁して伝えていくようにしていった。

環境

天候の良い日は、テラスで水遊びを楽しんだ。タライに入って水の冷たさを感じたり、カップやペットボトルで水を流したりして楽しそうに遊んでいた。中には水がかかることが苦手な子もいたが、水がかからない場所でその子のペースで水遊びを楽しむ姿が見られていた。室内では三角マットの滑り台や巧技台などを用意し、体を動かして遊んだ。登ったりジャンプしたりと全身を十分に動かして遊んでいた。怪我等が無いようにマットを引いたり、子どもたちが密集しないように気を付けたりして安全面に配慮していった。

言葉

月齢の小さい子は、喃語や単語、指差しで保育者にいろいろなことを伝えようとする姿が見られていた。保育者が「○○だね」と言葉を返しながら子どもの伝えようとしていることを汲み取り、伝わる楽しさを感じていけるようにしていった。
月齢の大きい子は「せんせい」と保育者を呼んで自分の思いや要求を伝える姿が増えてきた。友だちの名前を呼ぶ姿も増え、子ども同士でやりとりを楽しむ姿も見られるようになってきた。

表現

寒天あそびや泡あそびなどの感触あそびを楽しんだ。寒天を握って崩してみたり、泡をすくって体につけたりと全身で様々な感触を感じて遊んでいた。寒天あそびではカップや容器に寒天をすくっていれると、アイスやゼリーなどの食べ物に見立てて食べる真似をしたり、「あーん」と言って保育者に食べさせる真似をしたりと保育者や友だちとやりとりしながら見立てあそびも楽しんでいた。

食育

水遊びの疲れなどから給食の時間よりも早く眠くなる子もいたので、給食室と連携して早めに給食を食べられるようにしていった。暑さや体調、好き嫌いなどもあって食欲が落ちたり、進まない子の姿もあったので量を調節しながら自分で意欲的に食べていけるようにしていった。食事時間が長くなるとごはんを混ぜたり、下に落としたりと遊びになる姿もあり、様子を見ながら手伝っていったり切り上げたりしていった。…

1歳うさぎ組2021年度7月のまとめ

健康

月の初めには夏風邪が流行したことにより、体調を崩し欠席する子が多く見られた。保護者から子どもの様子をしっかりと聞き取ったり、こまめに検温したりして一人一人の体調の変化に留意していった。また、気温が高い日が続いたため、水分補給に誘ったり室温の調節を行ったりしていった。
身の回りのことに少しずつ興味を持ち始め、簡単な衣服を自分で着脱しようとしたり、食後の口拭き、手洗いなどを進んで行ったりする姿が増えてきた。“自分でやってみたい”という思いを大切にし、側で様子を見守りながら必要に応じた援助を行い、できた喜びを味わえるようにしていった。

人間関係

気の合う友だち同士で一緒に遊ぶ姿が多く見られるようになってきたが、同じ遊びを楽しむ中で、玩具や場所の取り合いなどでトラブルになることがあった。その都度、双方の思いをしっかりと受け止めながら「貸してだったね」「代わってだったね」などと代弁し、仲立ちとなっていった。

環境

テラスにタライや散水ホースを設置して水遊びを楽しんだ。全身で水に触れて感触を味わう子の姿が多く見られたが、中には顔に水がかかることに抵抗がある子もいた。水場から少し離れたところにペットボトルのシャワーや水車などを用意し、ゆったりと遊ぶことが出来るよう配慮していった。また、水遊びを数回重ね、子どもたちが水に慣れてきた頃には食紅や泡なども用意し、色水遊びや泡遊びなど様々な楽しみ方ができるよう工夫していった。

言葉

月齢の大きい子は、2~3語文で自分の感じたことや経験したことを伝え、友だちや保育者と会話を楽しむ姿が見られた。月齢の小さい子は喃語を盛んに発して思いを伝えようとしており、中には、「先生」「まんま」「アンパンマン」など1語文でやりとりをしようとする子の様子も増えてきた。一つ一つの言葉にしっかりと耳を傾けたり丁寧に応答したりして、会話をする楽しさが味わえるようにしていった。

表現

粘土遊びや寒天遊びをして楽しんだ。粘土を自分で細長く伸ばしてヘビのようなものを作ったり、寒天をゼリーやアイスなど食べ物に見立てたりして遊ぶ姿が見られた。「上手につくったね」などと声をかけ、表現する楽しさを感じられるようにしていった。また、粘土や寒天の感触を「ぷにぷに」「冷たい」などと自分なりに言葉で表現する姿も見られたため、一緒に素材に触れながら思いに共感していった。

食育

スプーンや手づかみで意欲的に食べており、おかわりを要求する子も多く見られた。「たくさん食べられてすごいね」「おいしいね」などと声をかけ、楽しい雰囲気の中で食事が出来るようにしていった。また、食材に興味を示す子の姿も増え、「これなぁに?」と尋ねる様子もあった。「これは○○だよ」と名称を伝えたり、「とってもおいしいよ」などと声をかけたりして、親しみが持ちやすいようにしていった。…

1歳うさぎ組2021年度6月のまとめ

健康

トイレに興味を持ち、自らズボンやパンツを脱ぎトイレに座ろうとしたり、「ちっち」と言って排尿したことを知らせたりする姿が見られた。「上手に脱げたね」、「教えてくれてありがとう」などと声を掛け、意欲につながるように関わっていった。
発熱や体調を崩す子が多くいた。普段の様子をしっかりと把握し、検温をして様子を見たり、水分補給をしたりして体調に留意していった。鼻水や咳が出る子も多かったため、こまめにティッシュで拭き取り、清潔に過ごせるように配慮していった。

人間関係

友だちの遊んでいる場所や玩具が気になり、取り合いになる姿があった。自分の思いを言葉にすることが難しくトラブルになりそうな場面もあったため、「○○ちゃんも使いたかったんだね」、「じゅんばんこで遊ぼうね」などと思いを受け止めたり、代弁したりして仲立ちとなっていった。また、玩具の数を調整し、友だちや保育者と楽しく遊ぶことができるよう配慮していった。

環境

天候の良い日は、園庭や小園庭に出て探索活動をし、自然物や生き物に興味を持ち、関わろうとする姿が見られた。一緒に虫やカエルなどを観察したり、草花に触れたりして自然に親しむことができるよう関わっていった。
雨の日は、室内で積み木や紐通しなどで手指を使って遊んだり、ホールで追いかけっこや三角マットのすべり台などで全身を動かしたりして遊んだ。保育者も遊びに参加しながら、室内でも体を十分に動かして遊ぶことができるよう配慮していった。

言葉

月齢の小さい子は、興味のあることを「あーあー」「先生」と喃語や単語で知らせようとする姿が見られた。月齢の大きい子は、発見したものや気付いたことを二語文や三語文で保育者や友だちに知らせる姿があった。友だち同士で遊んだり、言葉でのやりとりをしたりすることが増えてきた。側でやりとりを見守りながら、言葉を発する喜びに共感し、応答的な関わりをしていった。

表現

紙になぐり描きをしたり、粘土遊びをしたりした。月齢の小さい子は、粘土を細かくちぎったり、握ったりして粘土の感触を味わう姿があった。月齢の大きい子は粘土板の型に粘土を押しつけたり、手のひらでこねたりして形の変化を楽しみながら自分の作りたい形を作る姿があった。自分で作ったり、保育者と一緒に作ったりしたものを「アイス」、「ヘビだよ」と言葉にして表現する姿があった。一緒に遊びながら、「次は○○も食べたいな」などと、さらにイメージを膨らませ、遊びが発展していくような声掛けを意識していった。

食育

給食の時間よりも早く眠くなる子が多く、給食室と連携して早めに給食を食べられるようにしていった。スプーンや手づかみで意欲的に食べる姿が見られた。「上手にスプーンで食べられるね」、「美味しいね」などと声を掛け、友だちや保育者に見守られ、楽しい雰囲気で食事できるようにしていった。…

1歳うさぎ組2021年度5月のまとめ

食事

食事への意欲が高く、スプーンを使ったり手づかみ等自分で食べようとする子が多くみられる。月齢の高い子には、スプーンで食べられるように促し「スプーン持って食べられたね」と認めていった。また、月齢の低い子には「おいしいね」「いっぱい食べたね」等声かけをしながら楽しい雰囲気で食べられるよう配慮していった。

排泄

4月はトイレに興味を示し、意欲的に向かう子の真似をして向かう子が多かったが、「しっしでた」「行くー」等、一人一人自分のタイミングで向かう子の姿が見られるようになってきた。中にはトイレを嫌がる子もいる為、「〇〇の後に一緒にきれいなパンツにしよ」「きれいになったら気持ちがいいよ」等、新しいパンツに交換したときの気持ち良さを言葉で伝え無理のないよう誘うようにしていった。

健康

登園時の健康状態を注意してみたり、家庭での様子を聞き家庭との連携を密にしていった。体調が優れない子が増えてきた時は、こまめに水分補給をしたり検温をするよう職員同士連携をとるようにしていった。
天気の良い日は戸外で解放感を味わいながら体を動かしたり、砂遊びを楽しんでいった。また、活動後や食事の前は泡石鹸を使って手洗いをして健康に過ごせるようにしていった。

睡眠

思いきり遊び、意欲的に食事をする子が多い為布団に入って一人で入眠できる子が見られるようになってきた。中には、保育者が側につくことで安心して眠れるようになってきた。眠りが浅く、物音や友だちの泣き声で目覚めてしまう子もいたが、布団を敷く場所を端にすることで目覚めることが減ってきた。一人ひとりにとって心地よい眠りとなるよう配慮していった。

身体発達

かけっこやボール遊びなど身体を使って遊べるよう環境を工夫したり、子どもたちが聞きなれている体ダンダンの曲に合わせて、保育者も一緒に楽しみながら楽しく身体を動かせるようにしていった。ハイハイから少しずつ歩行ができるようになってきている子は、探索活動が十分に楽しめるよう足元に落ちている玩具をこまめに片づけ安全に歩行できるよう配慮していった。

情緒

友だちの使っている玩具や絵本が良く見えて、自分も使いたいという思いから、取って使おうとする姿が見られるようになってきた。「同じものが使いたかったんだね」「一緒にしたかったんだね」等取ってしまった子の思いを汲み取り言葉で伝えていった。また、「〇〇ちゃんは取られて悲しいよ」と相手の思いも言葉で丁寧に伝え、保育者が仲立ちとなり一緒に楽しめるようにしていった。

言葉

「ブッブー」「カエル」等気づいたことを指差しして知らせたり、「先生一緒にしよ」「カエル鳴いてる」等保育者と言葉のやり取りをしたりして楽しむ姿が見られる。また、喃語や表情から感情を知らせる子もおり、保育者が思いを汲み取りながら「〇〇だね」「〇〇しようね」等言葉にして伝えていった。…

1歳うさぎ組2021年度4月のまとめ

健康

トイレに興味を持ち、座ってみようとする子の姿が多く見られた。意欲的な気持ちをしっかりと受け止め、その都度対応していった。中には、タイミングが合うと排尿が出来る子もいたため、十分に褒め、自信や意欲へと繋がるようにしていった。また、紙パンツの交換時には「きれいにしようね」などと声をかけ、気持ち良さが感じられるようにしていった。
新しい生活の疲れや不安定な気候などから体調を崩す子が多かった。細目に検温をしたり家庭や園での様子を密に伝え合ったりして、一人一人の体調の変化に気をつけていった。

人間関係

新入園児たちは初めての環境に対する不安から涙が出ることが多かったが、気持ちをしっかりと受け止め、優しく声をかけたり1対1でゆったりと関わったりすることで徐々に慣れ、保育者の側で安心して好きな遊びを楽しむ姿が見られるようになってきた。進級児たちは、友だちの名前を呼び掛けたり、泣いている新入園児を気にかけ玩具を手渡したりなど、自分から友だちと関わろうとする様子が見られた。側で様子を見守りながら必要に応じて仲立ちとなり、友だちとの関わりを楽しめるようにしていった。

環境

虫や草花などの自然物に興味を示し、見たり触れたりして楽しむ子の姿が見られた。「これは○○だね」と名称を伝えたり「かわいいね」などと思いに共感したりしながら、さらに親しみが持てるように関わっていった。また、歩行ができる子、伝い歩きの子、ハイハイの子など様々な姿が見られたたため、十分に広いスペースを設けたり、散らかっている玩具はこまめに片付けたりして安全に遊ぶことが出来るよう環境を整えていった。

言葉

月齢の大きい子は1語文から3語文で自分の思いを伝えたり、歌や手遊び、絵本の読み聞かせを通して保育者の言葉を真似て発語したりする姿が見られた。月齢の小さい子は、喃語を盛んに発して思いを表現していた。一人一人の言葉に丁寧に応答することで、やりとりをすることや発語の楽しさが味わえるようにしていった。

表現

手遊びやリズム遊びなどを通して保育者の動きを真似て、手や体全体を使ってアンパンマンなどのキャラクターを表現したり、動物になりきったりして楽しむ姿が見られた。「すごいね」「上手だね」などと声をかけ、より一層、表現する楽しさを感じられるようにしていった。

食育

手づかみをしたりスプーンを使ったりして、どの子も意欲的に食べていた。「いっぱい食べられるね」「おいしいね」などと声をかけ、楽しい雰囲気の中で食事が出来るようにしていった。中には、完食後もまだ物足りなさそうにしている子や、皿を保育者に差し出して“もっと食べたい”という思いを知らせる子の姿も見られたため、おかわりが提供できるよう給食室職員と連携していった。…

1歳うさぎ組2020年度3月のまとめ

健康

気候が暖かくなり、戸外で遊ぶことが多かった。虫や花に興味を示し、見たり触れたりする姿が見られた。戸外遊び後は、手を洗ったり、水分補給をしたりして衛生面や体調面に配慮していった。また、「おしっこでる」「うんちでそう」などと知らせる子も見られ、トイレでの排泄が成功する子もいた。尿意や便意を知らせてくれた時やトイレでできた時は「教えてくれてありがとう」「凄いね、かっこいいね」などと十分に認めていき、更なる自信へと繋がるようにしていった。

人間関係

友だちや保育者と進んで関わろうとする姿があり、言葉のやり取りや触れ合いを楽しむ子どもたちだった。一方で玩具や場所を取り合う姿も見られた。お互いの気持ちを代弁し、仲立ちをしたり、玩具の数や場所を増やし、環境を整えてたりしていった。また、「だっこ」と保育者と一対一の関わりを求めることもあったため、子どもの気持ちを受け止めながら、遊びに誘うなど側で寄り添い、安心して過ごすことができるようにしていった。

環境

クラスチェンジなど環境の変化から保育室を走り回ったり、玩具が入っている箱をひっくり返したりと一日を通して情緒が不安定な子もあった。側で見守りながら見通しが持てるような声かけをし、安心して過ごすことができるようにしていった。また戸外遊びの際では、間隔をあけて上着を並べたり、自分の帽子入れを取り出しやすいようケースを作ったりすることで、身の回りのことに挑戦しやすいよう工夫していった。

言葉

月齢の大きい子はしっかりと会話できるようになり、店員とお客さんになりきり、「いらっしゃいませ」「アイスください」などとやりとりをしてごっこあそびを楽しむ姿が見られた。月齢の小さい子では、「○○ちゃん、おいで」と友だちの名前を呼び、遊びに誘う子も多かった。保育者も会話に参加し、言葉で思いを伝える楽しさ、伝わった際の喜びに共感していった。

表現

紙皿を用意し、シールやクレパスを使って製作遊びをした。好きな色を選んで丁寧に貼ったり、思い切り描いたりしてそれぞれが楽しんでいた。また、出来上がった作品を見て、「これ○○ちゃんの?」と友だちの作品に興味を示す子もいた。表現する楽しさに共感したり、友だち同士で作品を認め合えるように関わったりしていった。

食育

「これ、なーんだ?」「おいしい」などと、感じたことを言葉にしながら意欲的に食べ進めていた。中には、苦手なものが残ったり、お腹がいっぱいになったりすると遊び食べをする子も見られた。苦手な食材は無理強いせず、楽しい雰囲気の中で食事ができるようにしたり、量を調節したりして食べやすくなるよう配慮していった。…

1歳うさぎ組2020年度2月のまとめ

健康

自らトイレへ向かう姿が増え、中には排尿や排便ができる子もいた。月齢の大きい子は「出た」と言って排泄ができたことを知らせたり、トイレットペーパーを使って、自分で拭いて後始末ができたりする子がいる。月齢の小さい子は「しっしー」と尿意を言葉にして伝えたり、自らズボンや紙パンツを脱いだりしてトイレへ向かう姿がある。排泄ができたことや尿意や便意を知らせてくれたときには、「教えてくれてありがとう」「上手にできたね」と声を掛けて、自信や意欲へとつながるように関わっていった。

人間関係

気の合う友だちの名前を呼んだり、「一緒に遊ぼう」と声を掛けたりして遊びに誘う姿がある。また、玩具の取り合いなどのトラブルになった際には、「なにが嫌だった?」と優しく声を掛けたり、自分の持っていた玩具を貸したりと仲立ちとなる子がいた。友だちを思いやる優しい姿を認めていきながら、必要に応じて子どもの気持ちを代弁して、安心して玩具の貸し借りができるように見守っていった。

環境

雪が積もった際には室内で雪遊びを行った。「冷たいね」「雪だるまつくる」と積極的に雪に触れてみる子どもたちだった。服が濡れることが嫌で触ろうとしない子には、ままごとの皿やコップに入れて渡し、どの子も雪遊びが楽しめるように工夫していった。

言葉

ごっこ遊びや見立て遊びをしていく中で、「おいしいね」「○○ちゃんもいる?」と子ども同士で言葉のやりとりをしながら楽しむ姿が見られた。また、「嫌だった」「これ欲しい、かして?」と自分の気持ちを言葉で伝える子もいた。言葉で気持ちを伝えられたときには、「上手に言えたね」と声を掛けて、伝わった喜びが味わえるように関わっていった。

表現

粘土遊びでは、保育者が顔の土台を作ると、そこに目や口をつけてキャラクターの顔を表現する子の姿があり感心した。また、伸ばしたり丸めたりしていく中でヘビやアイスクリームに見立てる子もいた。保育者も「~に見えるね」と子どもたちの表現が広がるように、様々なものに見立てながら声掛けを行っていった。

食育

スプーンを使って意欲的に食べる姿が見られた。苦手なものでも、小さくしたり好きなものと一緒に食べたりと子ども一人一人に合った援助を行うことで、意欲的に食べる子もいた。無理強いはせず、子どもの様子に合わせて援助をし、更なる意欲や自信へとつながるように配慮していった。…

1歳うさぎ組2020年度1月のまとめ

健康

咳や鼻水が出る子が多く、中には発熱する子もいた。保護者から子どもの様子をしっかりと聞き取り、一人一人の体調の変化に留意していった。また、感染症予防のため、こまめな換気を心がけていった。排泄面では、保育者がトイレに誘うと意欲的に便座に座り、タイミングが合うと排尿できる子の姿が見られた。トイレで排尿できた時には「おしっこでたね」「すごいね」などと声をかけその姿を認めたり、できて嬉しい気持ちに共感したりして、次の自信へ繋がるよう関わっていった。

人間関係

気の合う友だち同士で集まり、一緒に同じ遊びを楽しむ姿が見られた。一方で、玩具や場所の取り合いでトラブルになることもあったので、双方の思いを受け止めたり、代弁したりして仲立ちとなっていった。また、友だちが泣いていると心配そうに顔を覗き込んだり、「大丈夫?」と優しく頭を撫でたりして相手を気遣う子の姿が多く見られた。「優しいね」「ありがとう」などと声をかけ、友だちを思いやる姿を十分に認めていった。

環境

室内に雪や氷柱を持ち込み、触れて楽しんだ。初めは冷たさに驚き、手を引っ込める子の姿も見られたが、すぐに慣れると「ゆき、ふわふわ」「冷たい」などと感じたことを言葉にしていた。中には、雪に触れている間に溶けて水になったことに気付き、「溶けちゃった」「水が出てきた」と話す子もいた。保育者も冷たさや寒さを一緒に感じながら、子どもの気付きを認めたり楽しさに共感したりしていった。また、雪をアイスに見立てて遊ぶ子が多かったため、カップやスプーンを用意したり、絵の具で色付けをしたりして遊びが盛り上がるよう工夫していった。

言葉

月齢の大きい子は、しっかりと会話をすることができる子が増え、以前経験したことや感じたことなどを多語文で伝えられるようになってきた。月齢の小さい子は、1~3語文での簡単なやりとりを楽しむ姿が見られた。子どもたち一人一人の言葉に耳を傾けたり、丁寧に応答したりして、言葉でやりとりすることの楽しさが味わえるようにしていった。

表現

ぬり絵やなぐり描きをしたり、粘土遊びをしたりして楽しんだ。以前は「先生描いて」「○○作って」と要求する子が多かったが、最近は描きたいものを自分なりに描いてみたり、作りたいものを作ってみたりする姿が徐々に増えてきた。「自分で作れて楽しいね」「上手だね」などと声をかけ、表現する楽しさを感じられるようにしたり、できた嬉しさに共感したりしていった。

食育

全体的によく食べており、「おかわりちょうだい」と言っておかわりの要求をする子がほとんどだった。また、食に関する絵本を取り入れたことにより、苦手だった野菜を食べてみたり、「これは何?」と名称について尋ねたりなど、様々な食材に興味を持ち始める子が増えてきた。「お野菜、食べられたね」「すごいね」などと声をかけ、食べることができた姿を十分に認めたり、「これは○○だよ」と子どもたちの問いかけに丁寧に応えたりして、楽しい雰囲気の中で食事ができるようにしていった。…