1歳うさぎ組月のまとめバックナンバー

1歳うさぎ組2021年度6月のまとめ

健康

トイレに興味を持ち、自らズボンやパンツを脱ぎトイレに座ろうとしたり、「ちっち」と言って排尿したことを知らせたりする姿が見られた。「上手に脱げたね」、「教えてくれてありがとう」などと声を掛け、意欲につながるように関わっていった。
発熱や体調を崩す子が多くいた。普段の様子をしっかりと把握し、検温をして様子を見たり、水分補給をしたりして体調に留意していった。鼻水や咳が出る子も多かったため、こまめにティッシュで拭き取り、清潔に過ごせるように配慮していった。

人間関係

友だちの遊んでいる場所や玩具が気になり、取り合いになる姿があった。自分の思いを言葉にすることが難しくトラブルになりそうな場面もあったため、「○○ちゃんも使いたかったんだね」、「じゅんばんこで遊ぼうね」などと思いを受け止めたり、代弁したりして仲立ちとなっていった。また、玩具の数を調整し、友だちや保育者と楽しく遊ぶことができるよう配慮していった。

環境

天候の良い日は、園庭や小園庭に出て探索活動をし、自然物や生き物に興味を持ち、関わろうとする姿が見られた。一緒に虫やカエルなどを観察したり、草花に触れたりして自然に親しむことができるよう関わっていった。
雨の日は、室内で積み木や紐通しなどで手指を使って遊んだり、ホールで追いかけっこや三角マットのすべり台などで全身を動かしたりして遊んだ。保育者も遊びに参加しながら、室内でも体を十分に動かして遊ぶことができるよう配慮していった。

言葉

月齢の小さい子は、興味のあることを「あーあー」「先生」と喃語や単語で知らせようとする姿が見られた。月齢の大きい子は、発見したものや気付いたことを二語文や三語文で保育者や友だちに知らせる姿があった。友だち同士で遊んだり、言葉でのやりとりをしたりすることが増えてきた。側でやりとりを見守りながら、言葉を発する喜びに共感し、応答的な関わりをしていった。

表現

紙になぐり描きをしたり、粘土遊びをしたりした。月齢の小さい子は、粘土を細かくちぎったり、握ったりして粘土の感触を味わう姿があった。月齢の大きい子は粘土板の型に粘土を押しつけたり、手のひらでこねたりして形の変化を楽しみながら自分の作りたい形を作る姿があった。自分で作ったり、保育者と一緒に作ったりしたものを「アイス」、「ヘビだよ」と言葉にして表現する姿があった。一緒に遊びながら、「次は○○も食べたいな」などと、さらにイメージを膨らませ、遊びが発展していくような声掛けを意識していった。

食育

給食の時間よりも早く眠くなる子が多く、給食室と連携して早めに給食を食べられるようにしていった。スプーンや手づかみで意欲的に食べる姿が見られた。「上手にスプーンで食べられるね」、「美味しいね」などと声を掛け、友だちや保育者に見守られ、楽しい雰囲気で食事できるようにしていった。…

1歳うさぎ組2021年度5月のまとめ

食事

食事への意欲が高く、スプーンを使ったり手づかみ等自分で食べようとする子が多くみられる。月齢の高い子には、スプーンで食べられるように促し「スプーン持って食べられたね」と認めていった。また、月齢の低い子には「おいしいね」「いっぱい食べたね」等声かけをしながら楽しい雰囲気で食べられるよう配慮していった。

排泄

4月はトイレに興味を示し、意欲的に向かう子の真似をして向かう子が多かったが、「しっしでた」「行くー」等、一人一人自分のタイミングで向かう子の姿が見られるようになってきた。中にはトイレを嫌がる子もいる為、「〇〇の後に一緒にきれいなパンツにしよ」「きれいになったら気持ちがいいよ」等、新しいパンツに交換したときの気持ち良さを言葉で伝え無理のないよう誘うようにしていった。

健康

登園時の健康状態を注意してみたり、家庭での様子を聞き家庭との連携を密にしていった。体調が優れない子が増えてきた時は、こまめに水分補給をしたり検温をするよう職員同士連携をとるようにしていった。
天気の良い日は戸外で解放感を味わいながら体を動かしたり、砂遊びを楽しんでいった。また、活動後や食事の前は泡石鹸を使って手洗いをして健康に過ごせるようにしていった。

睡眠

思いきり遊び、意欲的に食事をする子が多い為布団に入って一人で入眠できる子が見られるようになってきた。中には、保育者が側につくことで安心して眠れるようになってきた。眠りが浅く、物音や友だちの泣き声で目覚めてしまう子もいたが、布団を敷く場所を端にすることで目覚めることが減ってきた。一人ひとりにとって心地よい眠りとなるよう配慮していった。

身体発達

かけっこやボール遊びなど身体を使って遊べるよう環境を工夫したり、子どもたちが聞きなれている体ダンダンの曲に合わせて、保育者も一緒に楽しみながら楽しく身体を動かせるようにしていった。ハイハイから少しずつ歩行ができるようになってきている子は、探索活動が十分に楽しめるよう足元に落ちている玩具をこまめに片づけ安全に歩行できるよう配慮していった。

情緒

友だちの使っている玩具や絵本が良く見えて、自分も使いたいという思いから、取って使おうとする姿が見られるようになってきた。「同じものが使いたかったんだね」「一緒にしたかったんだね」等取ってしまった子の思いを汲み取り言葉で伝えていった。また、「〇〇ちゃんは取られて悲しいよ」と相手の思いも言葉で丁寧に伝え、保育者が仲立ちとなり一緒に楽しめるようにしていった。

言葉

「ブッブー」「カエル」等気づいたことを指差しして知らせたり、「先生一緒にしよ」「カエル鳴いてる」等保育者と言葉のやり取りをしたりして楽しむ姿が見られる。また、喃語や表情から感情を知らせる子もおり、保育者が思いを汲み取りながら「〇〇だね」「〇〇しようね」等言葉にして伝えていった。…

1歳うさぎ組2021年度4月のまとめ

健康

トイレに興味を持ち、座ってみようとする子の姿が多く見られた。意欲的な気持ちをしっかりと受け止め、その都度対応していった。中には、タイミングが合うと排尿が出来る子もいたため、十分に褒め、自信や意欲へと繋がるようにしていった。また、紙パンツの交換時には「きれいにしようね」などと声をかけ、気持ち良さが感じられるようにしていった。
新しい生活の疲れや不安定な気候などから体調を崩す子が多かった。細目に検温をしたり家庭や園での様子を密に伝え合ったりして、一人一人の体調の変化に気をつけていった。

人間関係

新入園児たちは初めての環境に対する不安から涙が出ることが多かったが、気持ちをしっかりと受け止め、優しく声をかけたり1対1でゆったりと関わったりすることで徐々に慣れ、保育者の側で安心して好きな遊びを楽しむ姿が見られるようになってきた。進級児たちは、友だちの名前を呼び掛けたり、泣いている新入園児を気にかけ玩具を手渡したりなど、自分から友だちと関わろうとする様子が見られた。側で様子を見守りながら必要に応じて仲立ちとなり、友だちとの関わりを楽しめるようにしていった。

環境

虫や草花などの自然物に興味を示し、見たり触れたりして楽しむ子の姿が見られた。「これは○○だね」と名称を伝えたり「かわいいね」などと思いに共感したりしながら、さらに親しみが持てるように関わっていった。また、歩行ができる子、伝い歩きの子、ハイハイの子など様々な姿が見られたたため、十分に広いスペースを設けたり、散らかっている玩具はこまめに片付けたりして安全に遊ぶことが出来るよう環境を整えていった。

言葉

月齢の大きい子は1語文から3語文で自分の思いを伝えたり、歌や手遊び、絵本の読み聞かせを通して保育者の言葉を真似て発語したりする姿が見られた。月齢の小さい子は、喃語を盛んに発して思いを表現していた。一人一人の言葉に丁寧に応答することで、やりとりをすることや発語の楽しさが味わえるようにしていった。

表現

手遊びやリズム遊びなどを通して保育者の動きを真似て、手や体全体を使ってアンパンマンなどのキャラクターを表現したり、動物になりきったりして楽しむ姿が見られた。「すごいね」「上手だね」などと声をかけ、より一層、表現する楽しさを感じられるようにしていった。

食育

手づかみをしたりスプーンを使ったりして、どの子も意欲的に食べていた。「いっぱい食べられるね」「おいしいね」などと声をかけ、楽しい雰囲気の中で食事が出来るようにしていった。中には、完食後もまだ物足りなさそうにしている子や、皿を保育者に差し出して“もっと食べたい”という思いを知らせる子の姿も見られたため、おかわりが提供できるよう給食室職員と連携していった。…

1歳うさぎ組2020年度3月のまとめ

健康

気候が暖かくなり、戸外で遊ぶことが多かった。虫や花に興味を示し、見たり触れたりする姿が見られた。戸外遊び後は、手を洗ったり、水分補給をしたりして衛生面や体調面に配慮していった。また、「おしっこでる」「うんちでそう」などと知らせる子も見られ、トイレでの排泄が成功する子もいた。尿意や便意を知らせてくれた時やトイレでできた時は「教えてくれてありがとう」「凄いね、かっこいいね」などと十分に認めていき、更なる自信へと繋がるようにしていった。

人間関係

友だちや保育者と進んで関わろうとする姿があり、言葉のやり取りや触れ合いを楽しむ子どもたちだった。一方で玩具や場所を取り合う姿も見られた。お互いの気持ちを代弁し、仲立ちをしたり、玩具の数や場所を増やし、環境を整えてたりしていった。また、「だっこ」と保育者と一対一の関わりを求めることもあったため、子どもの気持ちを受け止めながら、遊びに誘うなど側で寄り添い、安心して過ごすことができるようにしていった。

環境

クラスチェンジなど環境の変化から保育室を走り回ったり、玩具が入っている箱をひっくり返したりと一日を通して情緒が不安定な子もあった。側で見守りながら見通しが持てるような声かけをし、安心して過ごすことができるようにしていった。また戸外遊びの際では、間隔をあけて上着を並べたり、自分の帽子入れを取り出しやすいようケースを作ったりすることで、身の回りのことに挑戦しやすいよう工夫していった。

言葉

月齢の大きい子はしっかりと会話できるようになり、店員とお客さんになりきり、「いらっしゃいませ」「アイスください」などとやりとりをしてごっこあそびを楽しむ姿が見られた。月齢の小さい子では、「○○ちゃん、おいで」と友だちの名前を呼び、遊びに誘う子も多かった。保育者も会話に参加し、言葉で思いを伝える楽しさ、伝わった際の喜びに共感していった。

表現

紙皿を用意し、シールやクレパスを使って製作遊びをした。好きな色を選んで丁寧に貼ったり、思い切り描いたりしてそれぞれが楽しんでいた。また、出来上がった作品を見て、「これ○○ちゃんの?」と友だちの作品に興味を示す子もいた。表現する楽しさに共感したり、友だち同士で作品を認め合えるように関わったりしていった。

食育

「これ、なーんだ?」「おいしい」などと、感じたことを言葉にしながら意欲的に食べ進めていた。中には、苦手なものが残ったり、お腹がいっぱいになったりすると遊び食べをする子も見られた。苦手な食材は無理強いせず、楽しい雰囲気の中で食事ができるようにしたり、量を調節したりして食べやすくなるよう配慮していった。…

1歳うさぎ組2020年度2月のまとめ

健康

自らトイレへ向かう姿が増え、中には排尿や排便ができる子もいた。月齢の大きい子は「出た」と言って排泄ができたことを知らせたり、トイレットペーパーを使って、自分で拭いて後始末ができたりする子がいる。月齢の小さい子は「しっしー」と尿意を言葉にして伝えたり、自らズボンや紙パンツを脱いだりしてトイレへ向かう姿がある。排泄ができたことや尿意や便意を知らせてくれたときには、「教えてくれてありがとう」「上手にできたね」と声を掛けて、自信や意欲へとつながるように関わっていった。

人間関係

気の合う友だちの名前を呼んだり、「一緒に遊ぼう」と声を掛けたりして遊びに誘う姿がある。また、玩具の取り合いなどのトラブルになった際には、「なにが嫌だった?」と優しく声を掛けたり、自分の持っていた玩具を貸したりと仲立ちとなる子がいた。友だちを思いやる優しい姿を認めていきながら、必要に応じて子どもの気持ちを代弁して、安心して玩具の貸し借りができるように見守っていった。

環境

雪が積もった際には室内で雪遊びを行った。「冷たいね」「雪だるまつくる」と積極的に雪に触れてみる子どもたちだった。服が濡れることが嫌で触ろうとしない子には、ままごとの皿やコップに入れて渡し、どの子も雪遊びが楽しめるように工夫していった。

言葉

ごっこ遊びや見立て遊びをしていく中で、「おいしいね」「○○ちゃんもいる?」と子ども同士で言葉のやりとりをしながら楽しむ姿が見られた。また、「嫌だった」「これ欲しい、かして?」と自分の気持ちを言葉で伝える子もいた。言葉で気持ちを伝えられたときには、「上手に言えたね」と声を掛けて、伝わった喜びが味わえるように関わっていった。

表現

粘土遊びでは、保育者が顔の土台を作ると、そこに目や口をつけてキャラクターの顔を表現する子の姿があり感心した。また、伸ばしたり丸めたりしていく中でヘビやアイスクリームに見立てる子もいた。保育者も「~に見えるね」と子どもたちの表現が広がるように、様々なものに見立てながら声掛けを行っていった。

食育

スプーンを使って意欲的に食べる姿が見られた。苦手なものでも、小さくしたり好きなものと一緒に食べたりと子ども一人一人に合った援助を行うことで、意欲的に食べる子もいた。無理強いはせず、子どもの様子に合わせて援助をし、更なる意欲や自信へとつながるように配慮していった。…

1歳うさぎ組2020年度1月のまとめ

健康

咳や鼻水が出る子が多く、中には発熱する子もいた。保護者から子どもの様子をしっかりと聞き取り、一人一人の体調の変化に留意していった。また、感染症予防のため、こまめな換気を心がけていった。排泄面では、保育者がトイレに誘うと意欲的に便座に座り、タイミングが合うと排尿できる子の姿が見られた。トイレで排尿できた時には「おしっこでたね」「すごいね」などと声をかけその姿を認めたり、できて嬉しい気持ちに共感したりして、次の自信へ繋がるよう関わっていった。

人間関係

気の合う友だち同士で集まり、一緒に同じ遊びを楽しむ姿が見られた。一方で、玩具や場所の取り合いでトラブルになることもあったので、双方の思いを受け止めたり、代弁したりして仲立ちとなっていった。また、友だちが泣いていると心配そうに顔を覗き込んだり、「大丈夫?」と優しく頭を撫でたりして相手を気遣う子の姿が多く見られた。「優しいね」「ありがとう」などと声をかけ、友だちを思いやる姿を十分に認めていった。

環境

室内に雪や氷柱を持ち込み、触れて楽しんだ。初めは冷たさに驚き、手を引っ込める子の姿も見られたが、すぐに慣れると「ゆき、ふわふわ」「冷たい」などと感じたことを言葉にしていた。中には、雪に触れている間に溶けて水になったことに気付き、「溶けちゃった」「水が出てきた」と話す子もいた。保育者も冷たさや寒さを一緒に感じながら、子どもの気付きを認めたり楽しさに共感したりしていった。また、雪をアイスに見立てて遊ぶ子が多かったため、カップやスプーンを用意したり、絵の具で色付けをしたりして遊びが盛り上がるよう工夫していった。

言葉

月齢の大きい子は、しっかりと会話をすることができる子が増え、以前経験したことや感じたことなどを多語文で伝えられるようになってきた。月齢の小さい子は、1~3語文での簡単なやりとりを楽しむ姿が見られた。子どもたち一人一人の言葉に耳を傾けたり、丁寧に応答したりして、言葉でやりとりすることの楽しさが味わえるようにしていった。

表現

ぬり絵やなぐり描きをしたり、粘土遊びをしたりして楽しんだ。以前は「先生描いて」「○○作って」と要求する子が多かったが、最近は描きたいものを自分なりに描いてみたり、作りたいものを作ってみたりする姿が徐々に増えてきた。「自分で作れて楽しいね」「上手だね」などと声をかけ、表現する楽しさを感じられるようにしたり、できた嬉しさに共感したりしていった。

食育

全体的によく食べており、「おかわりちょうだい」と言っておかわりの要求をする子がほとんどだった。また、食に関する絵本を取り入れたことにより、苦手だった野菜を食べてみたり、「これは何?」と名称について尋ねたりなど、様々な食材に興味を持ち始める子が増えてきた。「お野菜、食べられたね」「すごいね」などと声をかけ、食べることができた姿を十分に認めたり、「これは○○だよ」と子どもたちの問いかけに丁寧に応えたりして、楽しい雰囲気の中で食事ができるようにしていった。…

1歳うさぎ組2020年度12月のまとめ

健康

鼻水が出ると、「はなでた」と保育者に知らせたり、自分でティッシュを取りに行き拭いたりする子がいた。細目に拭き取っていき、清潔になる気持ち良さを伝えていった。排泄では、意欲的にトイレに座る子が多く、中にはタイミングが合うと排尿、排便できる子もいた。その姿を十分に認め、次の自信や意欲へと繋がるようにしていった。

人間関係

「○○ちゃんおいで」「○○くんにあげる」などと、自分から友だちと関わりに行く姿が見られた。また、同じ玩具で遊ぶことで、楽しさを共有していた。一方で、玩具の取り合いでトラブルになりそうなこともあったので、お互いの気持ちを受け止めながら代弁し、仲立ちとなっていった。

環境

誘導ロープの輪を握り、自分の足で歩いていた。楽しい雰囲気の中で歩くことができるよう、歌を口ずさんだり、冬ならではの景色が楽しめる道を選んだりして気分を盛り上げていった。時々、砂利道や坂道、雪道など初めて体験する場所に躓いたり、転んだりする子も見られたので、その都度手を添えて援助したり、「凄いね、立ち上がれたね」と声を掛けたりして歩く自信に繋げていった。

言葉

自然物など気になる物を見つけると、「○○あったよ」「○○だ」などと友だちや保育者に知らせていた。知らせてくれた時の言葉や表情をよく見て、丁寧にやり取りをしながら思いを受け止めていった。また、中には自分の思いを上手く伝えることができず、引っかこうとしたり、噛み付こうとしたりする子の姿もあった。「○○だったんだね」と思いを代弁して仲立ちとなり、安心してやりとりができるようにしていった。

表現

紙にクーピーでなぐり描きしたり、粘土を丸く捏ねたり、指先で押したりして自分で作りたいものを表現していた。一人一人の個性や工夫を認めていき、「できた」という喜びを一緒に味わえるように共感していった。また、様々な色のクーピーや型を用意するなど、子どもたちが自分で選んで遊べるよう環境を整えていった。

食育

手掴みやスプーンで意欲的に食べる子が多かった。「先生おいで」と保育者の援助を求めたり、わざと離席してアピールしたりする姿も見られた。子どもたちが安心して食事できるように側で見守りながら一人一人に合った声掛け、対応をしていった。…

1歳うさぎ組2020年度11月のまとめ

健康

トイレでの排泄に興味を持つ子が増え、タイミングが合うと成功する子がいた。中には、排泄の感覚が分かり始めて、事前に知らせてトイレに向かい、排尿や排便ができる子もいた。意欲的な姿をしっかりと褒めたり、嬉しい気持ちに共感したりして、次に繋がるようにしていった。

歩いたり、走ったり、ジャンプをしたりと体幹が育ち、体力がついてきた。保育者と手を繋いでの散歩は勿論、誘導ロープを握って歌を歌いながら、友だちと一緒にゆったりと歩くことも喜んでいた。

人間関係

月齢の大きい子同士、小さい子同士で関わる姿はまだまだ多いが、別の場所で遊んでいる友だちを指差して「○○ちゃん?」と保育者に名前を確認したり、側に行って遊びの様子を真似たりと、お互いが興味・関心を深めてきていると感じた。特に月齢の大きい子から小さい子への、玩具を譲り渡したり、身の回りのことを手伝おうとしたりという優しい姿が多く見られ嬉しく思った。

環境

食事の前や外から帰ってきた際など、保育者が声をかけなくても手洗い場に向かう姿が見られるようになってきた。忘れていても「手はきれいになったかな?」などと声をかけるとすぐに気がついて向かっていた。ペーパータオルの使用やゴミ箱に捨てるまでの流れを覚えてスムーズに行っていたが、まだハンドルやペーパーホルダーに手が届かない子もいるので、必要に応じて援助をしていった。

言葉

月齢の大きい子どもたちは、絵本やエプロンシアターなどで覚えたセリフや歌を使ってのごっこ遊びをよく楽しんでいた。「(自分)は、オオカミね」「○○ちゃんはおかあさん、して」「いいよ。じゃあ、あっちから来るね」などとお互いのイメージを伝え合い、共有して一緒に遊ぶ姿を側で見守り、必要に応じて仲立ちしたり、参加したりして遊びが盛り上がるようにしていった。

月齢の小さい子どもたちも皆話せるようになり、「せんせー」「いこーよー」などとはっきりとした言葉で保育者に呼びかけ、困っていることや自分の欲求を言葉で伝えようとしている。絵本や紙芝居で知っている物が出てくると、盛んに話そうとする姿があるので、一緒に読み、楽しみながら応答的に関わる時間をもっと増やしていきたい。

表現

散歩先や園庭で花や葉を見つけると、「きれい」「かわいいねー」と言いながら観察したり、そっと手に取って「や(わ)らかい」「カサカサ、いう」などと感触を楽しんだりする姿があった。また、砂遊びに用いて、ケーキのフルーツやカレーライスの具に見立てる子もあった。一人一人の気づきや発想に共感し、「ほんとだね」「おいしそうだね」などと丁寧に関わっていった。

食育

散歩の際、サツマイモや柿などを実際に見る機会を設けていった。子どもたちが自分で気づき「おいも!」「かき、いっぱい!」「おいしそう」と伝え喜ぶ姿が見られた。そして、給食の際には「おいも、はいってる」「かき、あった」などと思い返すことで食欲が増していた。

「カレーライスの歌」や「野菜のパーティー」など、歌絵本やパネルシアターを楽しむことで食材に興味を持ち、味わって食べ進められるようにしていった。…

1歳うさぎ組2020年度10月のまとめ

食事

スプーンや手づかみで意欲的に食べる子が多かった。野菜が苦手で、残していた子も「どんな味かな?」「おいしそうだね」などと保育者が声をかけると、食べてみようとする姿が見られた。また、一口食べて「おいしい」と気づくと、残さず食べる子が多くなった。意欲的に食べようとする姿を十分に認め、楽しい雰囲気の中で無理なく食べられるようにしていった。

排泄

トイレに興味を持つ子が増えた。月齢の大きい子は、自分からトイレに「行きたい」と言う子が多く見られた。排泄を感じると自分で紙パンツやズボンの着脱をし、トイレの便座に座ると排尿ができる子もいた。月齢の小さい子は、他の子がトイレに座る姿を見ると、トイレへ向かい、便座に座る姿が見られた。意欲的な姿を十分に褒め、「できたね!」「すごいね!」などと声をかけ、次の自信や意欲に繋げていけるようにしていった。

健康

咳や鼻水が出る子がいたが、大きく体調を崩す子はおらず、園庭や散歩など戸外あそびを楽しんでいた。鼻水が出ると「はな!」「でた!」と指を差して教えたり、自分でティシュを取りに行き、拭こうとしたりする子がいた。鼻水を出たことに気付き、知らせてくれたことを認め、「きれいにしようね」「すっきりしたね」と声をかけ、清潔に過ごせるようにしていった。また、自分できれいにしようとする姿を十分に褒め、さりげなく援助して、できた喜びを感じられるように関わっていった。

睡眠

給食後、布団に横になり一人で入眠できる子や、保育者が側にいると安心して入眠する子がいた。中にはしばらく遊んで過ごす子もいた。一人一人のタイミングを見ながら、優しく声をかけて布団に誘い、背中をさすったり、子守唄を歌ったりして、ゆったりとした雰囲気の中で心地よく入眠できるように関わっていった。

身体発達

誘導ロープで戸外を散歩すると、友だちの歩調に合わせて、しっかりと歩く姿が見られ、体力も十分についてきた。安全に散歩ができるよう側で一緒に歩き、誘導ロープを持って歩く姿を認め、「上手だね」「楽しいね」などと声をかけながら、歩くことの楽しさを感じられるようにしていった。また、「一緒でいいね」などと声をかけ、友だちと歩く喜びを感じられるように関わっていった。

情緒

月齢の隔たりがなくなりつつあり、月齢の小さい子は、月齢の大きい子がごっこ遊びをしている姿を見ると、交わろうとする姿見られた。また、それを見た月齢の大きい子は側にいることを受け入れる姿が見られた。関わろうとする姿を見守り、トラブルになりそうな時は双方の思いを受け止めたり、代弁したりして仲立ちとなっていった。

言葉

月齢の大きい子は、ごっこ遊びの中で「○○ちゃんはお母さんね」「○○くんはお父さん」と言って役を決めようとする子や、役になりきって色々な声の掛け合いをして楽しむ子がいた。月齢の小さい子は、発語が見られ、絵本に出てくる果物や生き物の名前を盛んに発する姿が見られた。一人一人の言葉に耳を傾け、子どものつぶやきや問いかけに丁寧に応え、言葉のやりとりや会話をする楽しさを味わえるようにしていった。…

1歳うさぎ組2020年度9月のまとめ

食事

食事の時間を楽しみにし、スプーンや手づかみで意欲的に食べる子が多かった。また、空っぽになった皿を保育者に嬉しそうに見せおかわりを要求する子もみられた。苦手な食材を「いらない」と主張したり、見た目で避けているおかずがあったりする子には、「どんな味かな?」「○○が入ってるよ」などと、少しでも興味が持てるように声掛けをしていった。一人一人の体調や様子に合わせ、食べたい思いに寄り添いながら無理なく食べ進められるようにしていった。

排泄

朝や夕方のパンツ交換では、友だちがトイレに行く姿を見て自分からトイレへ向かったり、パンツ交換に向かったりする子がいた。自分でズボンの着脱をしてみようとする子も多かった。また、保育者の側にきて股を抑えたり、「出た」と伝えたりして排尿や排便があったことを知らせる子がいた。トイレで排尿できた時や、知らせることができた時は、次の自信や意欲につながるよう、喜びに共感し、十分に認めていった。

健康

咳や鼻水が出る子がいた。鼻水が出たときは、こまめに拭き取り、気持ちよく過ごせるよう配慮していった。食事前の手洗いでは、保育者の声掛けが無くても見通しを持って進んで手洗い場へ向かう子がいた。洗い方を伝えたり、「きれいになったね」などと清潔になる心地良さを感じられるよう声をかけたりして、自然と習慣づくようにしていった。

睡眠

布団に横になり、保育者が側で優しく声をかけたり、背中をさすったりすることで安心して入眠する。中にはなかなか眠くならず遊んでいる子の姿もみられたが、一人一人のタイミングで入眠できるよう声をかけたり、背中をさすったりしながら落ち着いた雰囲気をつくっていった。

身体発達

手先を使った遊びが好きで、粘土やシール貼り、ブロックで集中して遊ぶ姿があった。子どもたちの発達に合わせて玩具を入れ替え、遊びを広げていった。天候の良い日にはテラスや園庭に出て戸外遊びを楽しんだ。一人で一番低い鉄棒やその次に高い鉄棒にぶら下がることができる子がいた。友だちの姿を見て挑戦してみようとする子や、どれだけの時間ぶら下がっていられるかを保育者に数えてほしいという子もいた。危険の無いよう側で見守りながら、意欲的な姿をしっかり褒めていった。

情緒

友だちと同じ玩具や絵本が使いたいという思いから、玩具の取り合いになる場面もあった。「かして」「つかってるよ」など自分の思いを言葉で伝えたり、身振りや表情で訴えたりする姿があったので、安心して思いが表現できるような関わりを心掛けた。必要に応じて代弁したり仲立ちをしたりして、安心して玩具の貸し借りができるようにしていった。

言葉

子ども同士での会話や、保育者との会話を楽しんでいた。月齢の大きい子は、「いらっしゃいませ」「赤ちゃん、ごはんつくるね」などと、お店屋さんやお母さんの役になりきってごっこ遊びを楽しむ姿があった。また、月齢の小さい子は保育者の言葉を真似たり、絵本のなかに出てくる動物や食べ物の名称を言葉にしたりしていた。子どものつぶやきを大切に受け止め、応答的なやり取りから会話の楽しさを感じていけるようにしていった。…