0歳りす組月のまとめバックナンバー

0歳りす組2021年度5月のまとめ

健康

熱が出たり咳が出たり鼻水が出たりと、体調の変化が見られる子が多かった。食欲もいつもより少なくなる子も見られた。一人一人の体調の変化について職員間で連携を図って見守り、家庭にも園での様子を詳しく伝えていった。

人間関係

保育者の語り掛けに喃語で応えたり、触れ合い遊びを楽しんだりして、保育者とのやりとりに喜びを感じている子の姿が見られた。又、友だちの存在に興味が出てきた子もいて、体に触れてコミュニケーションを取ろうとすることもあった。友だちや保育者との関わりを十分に楽しめるよう配慮していった。

環境

動きが活発になり、ずり這い、伝い歩き、一人歩き、ハイハイなどで気になる場所へ移動し、探索を楽しんでいた。月齢の小さい子は、周りの友だちの様子が気になり、腹這いで両手を床につけて顔を上げて周りを観察していた。一人一人の好きな体勢で体を動かして遊べるよう環境を整え、安全に配慮しながら動きを見守っていった。中には、友だちの存在に気付いて、友だちへの興味が広がり、友だちの体や頭に強く手で触れる子もいたので、子ども同士が関わる姿を見守っていき、触れ合いを楽しめるようにしていった。

言葉

保育者とのやりとりの中で、喃語や一語文が多く聞かれるようになってきた。子どもの声に耳を傾け、丁寧に言葉を添えながら言葉で表現する喜びが味わえるように関わっていった。また、保育者が手遊びをすると、繰り返し楽しむ中で言葉のフレーズを覚え、保育者の言葉を模倣する子もいた。

表現

音楽が流れると、体を揺らしたり、片言で歌ったりする子がいた。保育者も一緒に歌ったり踊ったりすることで楽しい気持ちに共感していった。月齢の小さい子は、嬉しい気持ちを手足を動かして表現していた。「○○だね、嬉しいね」と気持ちを代弁していった。

食育

完了食や完了リズムの子は、少しずつ食具に興味が出てきて、スプーンを握ったりコップの持ち手を握ったりしている。「○○できるかな?」と励ましの言葉かけや手を添えて援助をすると、嬉しそうに握ったスプーンやコップを口に運んでいた。「○○できたね」と十分に認め、食事に対する意欲につながるような援助を重ねていった。月齢の小さい子は、ミルクの時間の前になると、泣いて訴えることも多くあった。安心できる言葉かけで気持ちを受け止め、ゆったりとした雰囲気の中で授乳できるようにしていった。…

0歳りす組2021年度4月のまとめ

健康

環境の変化からくる疲れや気温の変化から、鼻水や咳、熱が出て体調を崩す子がいた。家庭と園での様子を伝え合いながら、こまめに検温したり、水分補給をしたりして一人一人の体調の変化に対応していった。また新しい生活リズムに馴染めず、眠りが浅く、眠ってもすぐに目覚める子がいた。抱っこやおんぶをしたり、家庭で眠る時の特徴を聞いたりしながら、一人一人のペースで眠れるようにしていった。運動面では、歩行ができる子から、寝返りをするようになった子と月齢に応じて様々な姿が見られる。安全面に十分配慮しながら、子どもの興味や関心に合わせて環境を整えて、全身を使って動く楽しさを味わえるようにしていきたい。

人間関係

新しい環境に馴染めず、泣いて抱っこやおんぶで過ごしていたが、甘えや欲求を受け止め、一対一でゆったりと関わっていくことで、少しずつ保育者にも慣れ安心して過ごせるようになってきた。保育者が側にいることを確かめながら、少し離れて一人遊びをしたり、友だちの側に行って同じ玩具で遊ぼうとしたりする姿を見守り「○○ちゃんと一緒だね」「友だちと一緒で楽しいね」と声をかけ、仲立ちをしていった。

環境

晴れた日にはテラスに出て、保育者と一緒に外気に触れる機会を作っていった。周囲を見回したり、保育者がシャボン玉をして見せると手を伸ばして触れようとしたりして興味を示す姿がみられた。天候や気温などに配慮しながら、散歩車などでゆったりと散歩する機会を持ち、周りへの興味を膨らませていきたい。室内では、室内環境の見直しを行い、発達に合った玩具や玩具の安全性など検討していった。

言葉

保育者と触れ合って遊ぶ中で、月齢の大きい子の中には「マンマ」「ちぇんちぇい」など言葉を発する子や指差しなどで自分の思いを伝えようとする姿があった。また月齢の小さい子は、保育者が語りかけるとじっと顔を見つめて、喃語で応える姿が増えてきた。思いを伝えようとする姿を優しく受け止め、「マンマだね、食べようね」などと言葉で返しながら、やりとりする楽しさを感じられるように関わっていった。

表現

音楽や保育者の歌に合わせて、体を揺らしたり、手をたたいたりして体を動かして楽しもうとする姿があった。また、「いないいないばあ」を楽しみ、「ばあ」の時の表情や手を大きく広げる仕草を真似する姿も見られた。「上手だね」「楽しいね」と声をかけながら、保育者を模倣する楽しさを味わえるよう関わっていった。

食育

入園当初は新しい環境に馴染めず、泣いて離乳食が食べられない子や椅子に座って食べることを嫌がる子、哺乳瓶でミルクが飲めない子がいた。保育者との信頼関係が少しずつ築かれるようになってくると同時に、保育者の抱っこや膝の上に座ったりすることで安心して食べたり飲んだりできるようになってきた。「おいしいね」「もぐもぐしようね」など優しく声掛けをしながら、楽しい雰囲気の中で食事ができるように関わっていった。また家庭と連携を図りながら、初期食を始めたり、完了リズムに進めたりしていった。…

0歳りす組2020年度3月のまとめ

健康

気温の変化から鼻水が出る子が多かった。鼻水が出ると、自分の鼻やティッシュのある場所を指差し保育者に鼻水が出たことを知らせる姿もあった。こまめにティッシュでふき取り、心地よく過ごせるように配慮していった。

新年度に向けて、パンツ交換の際に一人一人の子どもに合わせておまるやトイレに座るようにした。おまるに座ると排尿できる子も出てきたため、「すごいね。」「おしっこが出たね。」などと声を掛け、自信につながるよう配慮していった。

人間関係

友だちの名前や保育者のことを呼び、関わりをもとうとする姿が多く見られた。また、友だちのことを気に掛け、涙が出る友だちや転んでしまった友だちの顔をのぞき込んだり、側に来て頭をなでたりする姿が見られた。月齢の大きい子は、友だちに「どうしたの?」と声を掛けたり、保育者に「泣いている」と言葉で知らせたりする子もいた。友だちを気に掛けてくれたことを認め、気持ちを受け止めながら子ども同士の関わりを見守っていった。

環境

暖かい日が続き、散歩に出かけたり、小園庭で遊んだりすることが多かった。てんとう虫やアリなどの虫を子どもたちが見つけることも多くあり、興味を示し、触ってみる子や顔を近づけて観察する子がいた。子どもの気づきに共感しながら、自然の生き物に親しめるよう言葉を掛けていった。

言葉

動物や乗り物、色の名前など、様々な単語に興味を持ち、保育者の言葉を真似しようとする姿があった。ゆっくりと話したり、絵本や玩具を指さしながらどんな言葉なのか分かりやすいようにしたりしていった。また喃語や一語文で意思表示をしようとする姿が多くみられた。子どもたちの思いを受け止めながら丁寧に言葉を返し、発語に繋がるようにしていった。

表現

音楽や保育者の歌に合わせて、手遊びや絵本のまねっこ遊びを繰り返し楽しむ姿があった。保育者の表情や手指の動作も見て真似しようとする姿も見られた。「上手だね」「○○みたいだね」と声を掛けながら、手指や体全体を使って表現する楽しさを味わえるよう関わっていった。

食育

おやつや給食が配膳される様子を見て「おいしそう」と声に出したり、食事の際に「おいしい」と保育者や友だちに伝えたりする姿があった。「○○がおいしいね」と声を掛け、子どもたちが楽しく食事ができるよう関わっていった。

今まで手づかみで食べていた子は「スプーンで食べてみようね」と声を掛けたり、保育者が手を添えたりすると、スプーンですくおうと挑戦する姿もあり、意欲的に食事をする子が多く見られた。離乳食の子は口をもぐもぐと動かして食べたり、手づかみメニューの野菜に手を伸ばし自分で掴もうとしたりと喜んで食べる姿があった。…

0歳りす組2020年度2月のまとめ

健康

先月に比べて鼻水が出る子が少なくなった。熱が出る子もあまりいなかったが、普段と違う様子が見られることがあり体調の変化に気を付けていった。一人一人の体調をしっかりと把握し、これからも体調の変化に適切に対応していきたい。排泄面では排泄後に、股を触ったり、ズボンをずらしたりし排泄したことを知らせる姿が多くなった。オマルに座ると排尿する子もあり「おしっこ出たね」「すごいね」など言葉をかけ一緒に喜んでいった。

人間関係

ままごと遊びが盛んになり「はいどうぞ」「美味しいね」など言葉のやり取りを交えながら、スプーンを使って食べる真似をしたり、保育者や友だちに食べさせてあげようとしたりと関わりが多く見られるようになった。また大型レゴブロックを一緒に高く積み上げたり、バスに見立て友だちとまたがって乗ったりして楽しむ姿が見られた。バスごっこの歌をうたい、保育者も一緒に楽しさを共有しながら、友だちと一緒に遊ぶ楽しさが味わえるように関わっていった。

環境

ハイハイマットや三角マットなどを使って段差を作り、ジャンプや斜面を上り下りして全身を使った遊びが楽しめるようにした。月齢の小さい2名も、ずり這いや這い這ハイハイマッい、つかまり立ちができるようになった。這い這いを促すような玩具を置いたり、安全に活発に遊んだりできるように環境を整えていった。

言葉

保育者の言葉を真似たり、月齢の大きい子は保育者と簡単な言葉のやり取りを楽しむようになったりしてきた。また友だちの名前が分かり「〇○ちゃん○○しよう」と相手に思いを伝える姿も見られた。子どもの語りかけに丁寧に言葉を返し、言葉が伝わる楽しさが感じられるように関わっていった。

表現

リズムあそび絵本や繰り返しのある絵本を好み、動物の動きを真似たり、口元に両手を持っていったりし「もういいかい」「まあだだよ」とかくれんぼの気分を楽しむ姿が見られた。また絵本に出てくる絵と同じものを探して持ってくる姿もあり「見つけたね」「同じだね」など声をかけ思いを受け止めていった。音楽が流れるとリズムに乗って体を動かしていた。保育者も一緒に体を動かし、楽しさを共有していった。

食育

おやつや給食を見ると「美味しそう」「美味しいね」と言いながら、スプーンを使って意欲的に食べているが、上手くすくえなかったり、すくった食材が上手く口まで運べなかったりする姿があった。自分で食べようとする気持ちを大切にし、上手く口に入るように手を添えたり、少量ずつスプーンにのせたりしてスプーンの使い方を知らせていった。離乳食の子は中期Ⅱに移行し、モグモグと口を動かし喜んで食べている。…

0歳りす組2020年度1月のまとめ

健康

鼻水の出る子が多くいた。中には、鼻水が出たことに自分で気がついて、ティッシュを指差したり、保育者から受け取ったティッシュで鼻水を拭こうとしたりしていた。心地よく過ごせるような言葉掛けや援助で見守っていった。

人間関係

友だちと同じ玩具が使いたくて、友だちが使っている玩具を引き寄せようとすることがあった。保育者が仲立ちとなり、同じものを用意したり、一緒に同じ玩具を探したりすることで納得して遊び始めていた。最近では、手を重ねて「ちょうだい」と友だちに声を掛ける姿も見られ、安心してやりとりができるよう関わっていった。

環境

タライに雪を用意し、保育室で触れて遊べるようにすると、積極的に触れて遊ぶ子や、友だちや保育者の姿を側で見て観察する子がいた。側で観察する子も友だちや保育者が遊ぶ様子を見て、少しずつ興味がわき、自分から雪に触って遊び始めていた。「冷たいね」「とけちゃったね」などと言葉をかけ感触を味わって楽しめるようにしていった。また、クレヨンや水ペンを使用してなぐり描きを楽しんだ。画用紙やシートが色付いたり色が変化したりする感覚を楽しめるよう保育者も一緒に遊びながら見守っていった。

言葉

食べものや動物や乗り物など、知っている名称を一語文で伝える子が増えてきた。「○○だね」と保育者が言葉を添えると、言葉を模倣し、「○○だね」と言うこともあった。月齢の小さい子は、「バイバーイ」と手を振って保育者とやりとりを楽しんでいた。いないいないばあや、名前を呼ばれる事を喜ぶ子もいるので、保育者との遊びの中で、言葉のやりとりを楽しめるように関わった。

表現

音楽がかかると、体を動かして楽しむ子が多くいた。友だちの動きや、保育者の動きを真似して楽しむこともあった。“できるかな?”のリズムあそび絵本が好きで、動物の動きを真似して繰り返し楽しめるようにしていった。保育者は、大きい動作や小さい動作など、子どもからはっきりと見えるように配慮していった。

食育

食事では、スプーンを使って食べる子が増え、お椀を持ったり手を添えたりする姿も見られ始めた。できるようになったことを十分に認め、意欲につながるように関わった。どの子も意欲的に食事に向かっており、中には食べたい気持ちが強いことから、飲み込む前に食材を口に入れて飲み込みにくそうにする子がいる。「もぐもぐだね」と声をかけたり、適量をスプーンにすくって援助したりすることで、少しずつ咀嚼と嚥下がスムーズになってきている。…

0歳りす組2020年度12月のまとめ

健康

ゆるい便が出る子が多くいたので、感染防止に配慮し、洗い場の消毒や便の処理など予防をしていった。家庭や看護師と連携をとり、それぞれの便や体調に合わせて牛乳をお茶に変更して提供したり、食事の変更をしたりしていった。また、お尻が赤くなっている子は、シャワーで流し清潔にした後、処方された塗り薬を塗って対応していった。

人間関係

友だちのことが気になり側によっていく子や、手を繋いで歩く子もおり、友達同士の関わりも多く見られるようになってきた。その中で友だちを意識して、持っているものを欲しがったり取ったりし、トラブルになることもあった。保育者が仲立ちとなることで、楽しみながら友だちとの関わりが広がるように保育をしていった。

環境

歩ける子も増え、歩行も安定して活発に動き回る姿が多くみられるため、足元の玩具を片付け安全に遊べるよう環境を整えていった。月齢の小さい子はお座りが安定し、目の前にある玩具を取ろうと手を伸ばして前屈みになったり、寝返りをして四つん這いになったりとそれぞれに身体発達が見られた。手の届くところに玩具を用意したり、安心して動ける場所を確保したりしていった。

言葉

好きな絵本や手遊びから、発語が多く出てくるようになり、二語文や歌を歌える子もいた。「いこう」「できた」などと思いを言葉で伝えようとする子の姿もあったので、「○○したいんだね」などと言葉を代弁していき、子どもの思いに応じたやりとりを心掛けていった。月齢の小さい子も大きな声を発したり、喃語を発したりしてアピールする姿も見られた。

表現

音楽が流れると保育者の動きを真似して踊りを楽しむ子や、指を指したりして体で言葉を表現していた。自分がして欲しい踊りや絵本を保育者の所まで持ってきたり、指さしをしたりしてリクエストする子がいた。月齢の小さい子はこちらの声かけに「アー・ウー」などと声が出るようになり応答的な関わりを楽しめていた。

言葉がうまく伝わらず、指を指したり首を振ったりするが、子どもの思いを汲み取り受け止めながら、言葉を引き出せるよう関わっていった。

食育

完了食の子はスプーンですくって食べたり、茶碗を持って飲んだりとそれぞれ意欲的に食べる姿があった。今まで手づかみで食べていた子も保育者が手を添えたり、一口分をすくっておいたり介助することで、スプーンを使って食べられるようになってきた。また苦手な食材は口を閉じたり、顔を背けたりする子もいたので、無理強いせず少しでも食べられた時は一緒に喜び、食べる意識を引き出せるようにした。離乳食の子は、口を開けスプーンの方に顔を近づけるなど喜んで食べる姿が多く見られた。…

0歳りす組2020年度11月のまとめ

健康

うんちやおしっこが出た際には、紙パンツを手で押さえたり、ズボンを自分で脱ごうとしたりして保育者に知らせたりする子がいた。「うんちが出たね」「綺麗にしようね」などと声をかけ、教えてくれたことを褒め、綺麗になった心地よさを感じられるようにしていった。また、以前より少しずつ体力がついてきたことで給食前に眠ってしまう子が減ってきた。無理の無いよう一人一人の生活リズムや体調に合わせ、眠たい子は寝てから食べるなど配慮していった。

人間関係

友だちに興味が出てきて友だちがいるところへ寄って行ったり、体や頭を触ったり、向かい合っておしゃべりを楽しむように喃語や一語文を発し友だちと関わることを楽しんでいた。月齢の大きい子の中には、自分より月齢の小さい子が気になり使っている玩具を譲り渡したり、抱っこをしたくて両手を伸ばし触れ合おうとする姿も見られ微笑ましく思った。保育者が側で見守り、子ども同士がやり取りを楽しめるよう、必要に応じて仲立ちとなっていった。

また、月齢の小さい子も保育者の呼びかけに「あう、あう」「おー、おー」などの喃語で応えたり、保育者との触れ合いを喜んだりしていた。落ち着いた雰囲気の中で過ごせるよう優しく語りかけたり、一対一での触れ合いを多く取り入れたりしていった。

環境

散歩先で犬や鳥を見つけると、「わんわん」「ちゅんちゅん」と言いながら観察したり、道端に咲いている花や葉を摘んで渡すと、指先で触ったりして感触を楽しんでいた。また、興味のあるものは、指差しをしてお育者に知らせる子もおり、「○○だね」などと丁寧に言葉を返し、子ども一人一人の気づきや見つけた喜びに共感しながら関わっていった。

言葉

自分の欲求を言葉で伝えようとしたり、絵本の読み聞かせや手遊びに合わせ喃語や一語文を発したりする子が多く見られた。子どもが伝えようとする姿を見守り、優しく語りかけながら声を発することの楽しさを感じられるようにしたり、応答的に関わることで子どもの発語に繋がるよう心掛けていった。

表現

音楽が流れるとジャンプをしたり、体を揺らしたりして保育者の動きの真似をして思い思いに体を動かし踊りを楽しんでいた。保育者も一緒に体を動かしながら側で見守り転倒などの危険の無いよう環境を整えていった。

また、読み聞かせの際には、話が終わっても繰り返し見たくて喃語や指差しなどで自分の思いを伝える子もいたので、子どもの思いを受け止め繰り返し読みながら発語へと繋がるようにしていった。

食育

ほとんどの子が完了食に移行し、こぼしながらも手づかみやスプーンを使って食べられるようになってきた。一方で、食べたい思いが強く食べ物を詰め込みすぎてしまう子の姿もあったので、詰め込みすぎて喉に詰まらせたりしないよう、「もぐもぐ噛んでから食べようね」と声をかけ咀嚼を促していった。…

0歳りす組2020年度10月のまとめ

食事

完了食の子は、手づかみやスプーンを使って食べようとする姿が見られた。自分で食べたいという気持ちを大切にしながら、保育者が手を添えたり、スプーンに一口量の食材を載せておいたりし、スプーンで食べることに慣れていけるよう配慮し見守っていった。

離乳食の子も、摘まめる大きさのものは摘まんで自分で意欲的に食べる姿が見られた。ミルクの子は目と目を合わせ優しく語りかけ、落ち着いた雰囲気の中で授乳し、一定量のミルクを飲めるようになった。

排泄

月齢の大きい子の中には排便、排尿の感覚を感じ、保育者の側にきて、「あっあっ」と声を出し、手で押さえたりして知らせる子がいた。「おしっこでたの」「きれいにしようね」など声をかけスキンシップを取りながら交換し、清潔に過ごす心地よさが味わえるように関わっていった。

健康

朝晩や日中の気温差により鼻水が出る子が多くいた。鼻水が出た時は「きれいにしようね」と優しく声をかけ、細めに拭き取り気持ち良さが感じられるようにしていった。また、朝の検温で体温の高めの子は細めに検温をし体調の変化に気をつけていった。一人一人の体調を把握しながら関わっていった。

睡眠

月齢の大きい子は、自分の布団に横になり、保育者が側に付き体を擦ったり「ねんねしようね」と声を掛けたりして安心して眠れるようゆったりとした雰囲気を作っていった。また、抱っこで眠る子や午前寝する子もおり、一人一人の様子を見て十分な休息ができるように心掛けた。

身体発達

歩ける子の中には小走りができるようになり、ホールへ出ると活発に体を動かしている。ボール投げを楽しんだり、#ゲタブロックで作った車にまたがって乗ると、上手に足で蹴って進んだりする姿もあった。また、伝い歩きの子はスピードが速くなり、一人で立ち上がり、ゆっくりと歩こうとする姿が見られた。「上手だね」「すごいね」など言葉をかけ喜びを共感するとともに、転んで怪我のないように十分に注意し見守っていった。月齢の小さい子は寝返りができるようになり、頭を高く持ち上げ周りを見て楽しんでいる。

情緒

子ども同士の関わりも多く見られるようになり、手を繋いだり、同じ玩具で一緒に遊んだりする姿がある一方、友だちが持っている玩具を欲しがりトラブルになることもある。子ども同士の関わりを大切にしながら、同じ玩具を用意したり、気持ちを代弁したりして仲立ちとなりながら、楽しく関わることができるようにしていった。

言葉

月齢の大きい子は「ばいばい」「わんわん」「どうぞ」など言葉が少しずつ増えてきた。保育者を真似て言葉を発したり、喃語と指差しを交えたりしながら思いを伝えようとしていた。子どもたちの言葉に耳を傾け、目線を合わせて優しい口調でゆっくりと言葉を返し、やり取りを楽しめるようにしていった。…

0歳りす組2020年度9月のまとめ

食事

完了食の子は、手づかみでや、スプーンを持って食べようとする姿や、コップを持って飲もうとする姿が見られた。自分でできる喜びが味わえるような言葉かけや援助で関わっていった。離乳食の子は、早く食べたい気持ちから大きな声を出すことがあった。「おいしいね」「もぐもぐできるね」などと言葉を添えて、食べることの楽しさが味わえるような雰囲気作りを心掛けた。ミルクの子は、体調やリズムに合わせて無理なく授乳をしていけるよう、職員同士また家庭と連携しながら進めていった。

排泄

保育者がおむつ交換を始めると、「ちっち」と言いながら自ら交換しに来たり、パンツを触って排尿を知らせる仕草をしたりする子がいた。心地よくおむつ交換ができるように、言葉掛けを重ねながら援助をしていくようにした。月齢の大きい子は、着脱の際に、自らズボンに足を通そうとすることもあったので、丁寧に言葉を添えながら、援助をしていった。

健康

季節の変わり目から気温の変化もあり、気温差に応じて衣服の調節をしていくようにした。また、鼻水が出る子が増えた。清潔に過ごせるよう、こまめに拭きとっていった。中には、ティッシュを渡すと、自分で拭き取ろうとしたり、ティッシュを指さして援助を求めたりする子もいた。

睡眠

給食を食べ終えると、布団を指さし、午睡の援助を求める仕草をする子がいた。布団に誘うと自ら横になり、掛け布団を自分でかけようとすることもあった。ゆったりと関わりながら、安心して入眠できるようにしていった。

身体発達

一人一人動きが活発になり、ホールに出た際には、一人歩きができる子は盛んに歩き、はいはいやずり這いの子も動き回りながら探索を楽しむ姿がたくさん見られた。マットや積み木の段差を移動することを楽しむ子も多いが、転倒しやすい場面もあるため、側で支えたり、足元の玩具を片付けたりしながら見守っていくようにした。

情緒

自分が使いたいと思う玩具があると、友だちが使っていても手に取ろうとする姿があった。玩具の補充や入れ替えをしながら、安心して遊べるように関わっていった。友だちに玩具を渡し、遊びに誘う子もいた。子ども同士のやりとりを大切に、仲立ちしていった。

言葉

絵本や写真などを指差して「わんわん」、「にゃんにゃん」などの一語文を話したり、保育者の読み聞かせの言葉を真似て発音したりする子もいた。一人ひとりの喃語や言葉に耳を傾け、同じように言葉を返したり、応えていったりと言葉のやりとりを楽しめるようにしていった。

 

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0歳りす組2020年度8月のまとめ

食事

食事の準備を始めると「まんま」と言ったり、月齢が大きい子は上手に自分で椅子を引いて座ったりする姿が見られた。「ご飯食べたいね」と声をかけ食べたい気持ちを受け止めたり、保育者が側で見守ったりしながら危険の無いよう配慮していった。

また、食べる前に寝てしまったり食事の途中で眠くなったりする子もいたので、無理なく食べられるよう寝てから食べるなどしながら安全に楽しく食事ができるように援助した。

排泄

友だちがおむつ交換をしているのを見ると、股を押さえたり自分で紙パンツをカゴから取り出したりする子がいた。「きれいにしようね」「気持ち良くなったね」などと一人一人声をかけながら気持ち良くおむつ交換ができるよう関わっていった。

健康

夏の暑さからか体調を崩す子がいたので、普段の様子を把握して家庭と連携をとりながら子どもの体調を見守っていった。

また、日々の活動のなかで汗をたくさんかいている子が多く見られたので空調の調整や水分補給をこまめに取り、脱水にならないように十分に気を配っていった。

睡眠

暑さで目が覚めたり、眠りが浅くすぐに目覚める子がいた。室内温度や湿度に配慮し心地よく眠れるようにしていった。また、泣いていたり抱っこを求めたりしている際には、抱っこをしたり優しく声をかけたりしながら安心して入眠できるようにしていった。

身体発達

一歩二歩と少しずつ歩けるようになる子がいた。つかまり立ちをして伝い歩きをしたり這い這いをしたりする子もおり動きが活発になってきたので安心して動ける場所を確保し、十分に体を動かして遊べるように環境を整えていった。

水あそびは、ほとんどの子が水が手や顔に触れることに抵抗がなく、積極的に自分からタライに入ったり手作り玩具で遊んでいた。転倒し頭を打つなどの危険がないよう、保育者同士声を掛け合いながら見守っていった。

情緒

友だちに興味を持ち関わりたい思いから、持っているものを欲しがったり取ったりする子がいた。「遊びたかったね」「嫌だったね」などと声をかけ双方の思いに寄り添った言葉かけをしていった。保育者が必要に応じて仲立ちとなることで、楽しみながら友だちとの関わりを広げていった。

言葉

音楽が流れると保育者の動きを真似して踊りを楽しむ子や、指を差したりして自分がして欲しい踊りや絵本をリクエストする子がいた。中には、言葉がうまく伝わらず指をさしたり首を振ったりする子もいたので、子どもの気持ちに寄り添い、思いを受け止め、言葉を引き出せるよう関わっていった。また、喃語や一語文を発したりする時は、応答的に関わったりして発語に繋がるようにしていった。…