健康
環境の変化からくる疲れや気温の変化から、鼻水や咳、熱が出て体調を崩す子がいた。家庭と園での様子を伝え合いながら、こまめに検温したり、水分補給をしたりして一人一人の体調の変化に対応していった。また新しい生活リズムに馴染めず、眠りが浅く、眠ってもすぐに目覚める子がいた。抱っこやおんぶをしたり、家庭で眠る時の特徴を聞いたりしながら、一人一人のペースで眠れるようにしていった。運動面では、歩行ができる子から、寝返りをするようになった子と月齢に応じて様々な姿が見られる。安全面に十分配慮しながら、子どもの興味や関心に合わせて環境を整えて、全身を使って動く楽しさを味わえるようにしていきたい。
人間関係
新しい環境に馴染めず、泣いて抱っこやおんぶで過ごしていたが、甘えや欲求を受け止め、一対一でゆったりと関わっていくことで、少しずつ保育者にも慣れ安心して過ごせるようになってきた。保育者が側にいることを確かめながら、少し離れて一人遊びをしたり、友だちの側に行って同じ玩具で遊ぼうとしたりする姿を見守り「○○ちゃんと一緒だね」「友だちと一緒で楽しいね」と声をかけ、仲立ちをしていった。
環境
晴れた日にはテラスに出て、保育者と一緒に外気に触れる機会を作っていった。周囲を見回したり、保育者がシャボン玉をして見せると手を伸ばして触れようとしたりして興味を示す姿がみられた。天候や気温などに配慮しながら、散歩車などでゆったりと散歩する機会を持ち、周りへの興味を膨らませていきたい。室内では、室内環境の見直しを行い、発達に合った玩具や玩具の安全性など検討していった。
言葉
保育者と触れ合って遊ぶ中で、月齢の大きい子の中には「マンマ」「ちぇんちぇい」など言葉を発する子や指差しなどで自分の思いを伝えようとする姿があった。また月齢の小さい子は、保育者が語りかけるとじっと顔を見つめて、喃語で応える姿が増えてきた。思いを伝えようとする姿を優しく受け止め、「マンマだね、食べようね」などと言葉で返しながら、やりとりする楽しさを感じられるように関わっていった。
表現
音楽や保育者の歌に合わせて、体を揺らしたり、手をたたいたりして体を動かして楽しもうとする姿があった。また、「いないいないばあ」を楽しみ、「ばあ」の時の表情や手を大きく広げる仕草を真似する姿も見られた。「上手だね」「楽しいね」と声をかけながら、保育者を模倣する楽しさを味わえるよう関わっていった。
食育
入園当初は新しい環境に馴染めず、泣いて離乳食が食べられない子や椅子に座って食べることを嫌がる子、哺乳瓶でミルクが飲めない子がいた。保育者との信頼関係が少しずつ築かれるようになってくると同時に、保育者の抱っこや膝の上に座ったりすることで安心して食べたり飲んだりできるようになってきた。「おいしいね」「もぐもぐしようね」など優しく声掛けをしながら、楽しい雰囲気の中で食事ができるように関わっていった。また家庭と連携を図りながら、初期食を始めたり、完了リズムに進めたりしていった。