健康
気温の変化から鼻水が出る子が多かった。鼻水が出ると、自分の鼻やティッシュのある場所を指差し保育者に鼻水が出たことを知らせる姿もあった。こまめにティッシュでふき取り、心地よく過ごせるように配慮していった。
新年度に向けて、パンツ交換の際に一人一人の子どもに合わせておまるやトイレに座るようにした。おまるに座ると排尿できる子も出てきたため、「すごいね。」「おしっこが出たね。」などと声を掛け、自信につながるよう配慮していった。
人間関係
友だちの名前や保育者のことを呼び、関わりをもとうとする姿が多く見られた。また、友だちのことを気に掛け、涙が出る友だちや転んでしまった友だちの顔をのぞき込んだり、側に来て頭をなでたりする姿が見られた。月齢の大きい子は、友だちに「どうしたの?」と声を掛けたり、保育者に「泣いている」と言葉で知らせたりする子もいた。友だちを気に掛けてくれたことを認め、気持ちを受け止めながら子ども同士の関わりを見守っていった。
環境
暖かい日が続き、散歩に出かけたり、小園庭で遊んだりすることが多かった。てんとう虫やアリなどの虫を子どもたちが見つけることも多くあり、興味を示し、触ってみる子や顔を近づけて観察する子がいた。子どもの気づきに共感しながら、自然の生き物に親しめるよう言葉を掛けていった。
言葉
動物や乗り物、色の名前など、様々な単語に興味を持ち、保育者の言葉を真似しようとする姿があった。ゆっくりと話したり、絵本や玩具を指さしながらどんな言葉なのか分かりやすいようにしたりしていった。また喃語や一語文で意思表示をしようとする姿が多くみられた。子どもたちの思いを受け止めながら丁寧に言葉を返し、発語に繋がるようにしていった。
表現
音楽や保育者の歌に合わせて、手遊びや絵本のまねっこ遊びを繰り返し楽しむ姿があった。保育者の表情や手指の動作も見て真似しようとする姿も見られた。「上手だね」「○○みたいだね」と声を掛けながら、手指や体全体を使って表現する楽しさを味わえるよう関わっていった。
食育
おやつや給食が配膳される様子を見て「おいしそう」と声に出したり、食事の際に「おいしい」と保育者や友だちに伝えたりする姿があった。「○○がおいしいね」と声を掛け、子どもたちが楽しく食事ができるよう関わっていった。
今まで手づかみで食べていた子は「スプーンで食べてみようね」と声を掛けたり、保育者が手を添えたりすると、スプーンですくおうと挑戦する姿もあり、意欲的に食事をする子が多く見られた。離乳食の子は口をもぐもぐと動かして食べたり、手づかみメニューの野菜に手を伸ばし自分で掴もうとしたりと喜んで食べる姿があった。