1歳うさぎ組2020年度1月のまとめ

健康

咳や鼻水が出る子が多く、中には発熱する子もいた。保護者から子どもの様子をしっかりと聞き取り、一人一人の体調の変化に留意していった。また、感染症予防のため、こまめな換気を心がけていった。排泄面では、保育者がトイレに誘うと意欲的に便座に座り、タイミングが合うと排尿できる子の姿が見られた。トイレで排尿できた時には「おしっこでたね」「すごいね」などと声をかけその姿を認めたり、できて嬉しい気持ちに共感したりして、次の自信へ繋がるよう関わっていった。

人間関係

気の合う友だち同士で集まり、一緒に同じ遊びを楽しむ姿が見られた。一方で、玩具や場所の取り合いでトラブルになることもあったので、双方の思いを受け止めたり、代弁したりして仲立ちとなっていった。また、友だちが泣いていると心配そうに顔を覗き込んだり、「大丈夫?」と優しく頭を撫でたりして相手を気遣う子の姿が多く見られた。「優しいね」「ありがとう」などと声をかけ、友だちを思いやる姿を十分に認めていった。

環境

室内に雪や氷柱を持ち込み、触れて楽しんだ。初めは冷たさに驚き、手を引っ込める子の姿も見られたが、すぐに慣れると「ゆき、ふわふわ」「冷たい」などと感じたことを言葉にしていた。中には、雪に触れている間に溶けて水になったことに気付き、「溶けちゃった」「水が出てきた」と話す子もいた。保育者も冷たさや寒さを一緒に感じながら、子どもの気付きを認めたり楽しさに共感したりしていった。また、雪をアイスに見立てて遊ぶ子が多かったため、カップやスプーンを用意したり、絵の具で色付けをしたりして遊びが盛り上がるよう工夫していった。

言葉

月齢の大きい子は、しっかりと会話をすることができる子が増え、以前経験したことや感じたことなどを多語文で伝えられるようになってきた。月齢の小さい子は、1~3語文での簡単なやりとりを楽しむ姿が見られた。子どもたち一人一人の言葉に耳を傾けたり、丁寧に応答したりして、言葉でやりとりすることの楽しさが味わえるようにしていった。

表現

ぬり絵やなぐり描きをしたり、粘土遊びをしたりして楽しんだ。以前は「先生描いて」「○○作って」と要求する子が多かったが、最近は描きたいものを自分なりに描いてみたり、作りたいものを作ってみたりする姿が徐々に増えてきた。「自分で作れて楽しいね」「上手だね」などと声をかけ、表現する楽しさを感じられるようにしたり、できた嬉しさに共感したりしていった。

食育

全体的によく食べており、「おかわりちょうだい」と言っておかわりの要求をする子がほとんどだった。また、食に関する絵本を取り入れたことにより、苦手だった野菜を食べてみたり、「これは何?」と名称について尋ねたりなど、様々な食材に興味を持ち始める子が増えてきた。「お野菜、食べられたね」「すごいね」などと声をかけ、食べることができた姿を十分に認めたり、「これは○○だよ」と子どもたちの問いかけに丁寧に応えたりして、楽しい雰囲気の中で食事ができるようにしていった。

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