健康
尿意や便意を感じると自分のタイミングでトイレに向かう子や、保育者に伝えて排泄する子がいる。紙パンツだった子も日中は布パンツで過ごすなど意欲的である。寒くなったことや遊びに夢中なことでトイレに行きたがらないこともあったので、便座シートを敷いたり、見通しの持てる声かけをしたりして、トイレに行きやすいよう環境を整えていった。
人間関係
泣いている子がいると「どうしたの?」「大丈夫?」と優しく声をかけたり、ティッシュで涙を拭いたりする姿がある。一方で、自分の思いが伝わらないと、言葉より先に手が出てしまうことがあった。その都度、気持ちを受け止め、子どもの思いを汲み取りながら、相手の思いにも気づけるように声をかけていった。
環境
晴れた日は、散歩に出掛けたり、園庭に出たりして遊んだ。農道や車通りが少ない道では誘導ロープを使わずに手を繋いで歩けるようになり、友だちと手を繋いで歩くことを喜んでいた。「友だちの後ろを歩こうね」など具体的にわかりやすい言葉で伝え、怪我なく安全に歩けるようにしていった。
言葉
気の合う友だちを誘って、ごっこあそびの中で簡単な言葉を使って楽しんでいた。「○○はお母さんね」など子ども同士で役割を決めて遊びを展開していく姿も見られた。一方で、「○○がしてるの!」「○○が使ってる!」と口調が強くなることがあった。伝えたい気持ちを受け止めながら、「○○って言おうね」など優しい言葉でやりとりできるように知らせていった。
表現
絵本やパネルシアターが好きで、保育者の真似をして音楽に合わせて読み聞かせをする姿がある。また、物語に出てくる登場人物になりきり、保育者や友だちとごっこあそびの中でやりとりを再現して楽しんでいる。子どもたちのやりとりを見守り、保育者も役になりきって、楽しさを共有していった。
食育
スプーンと併用して箸を使って食べており、「見ててね」と保育者に見せ、意欲的に食べる姿がある。スプーンを使って食べる子も三点持ちを意識し、「こうやって持つよね」と友だちに知らせ、意識して食べている。側について持ち方を知らせながら、上手に持って食べられたことを十分認め、自信に繋がるようにしていった。