食事
水遊びの疲れから、いつもより30分近く前に眠たくなってしまう子が多くあった。給食室の協力を得て早めに食事を食べ始めたり、甘えたい気持ちに寄り添って援助をしたりして、しっかりと食べ進められるようにしていった。気温の高い日には食欲が落ち、白ごはんが進まない姿もあった。「○○ちゃんが好きな人参が入ってるよ」「今日のフルーツはスイカだよ」などと声をかけ、好みの食材やのどごしの良い汁、フルーツなどから無理なく食べられるようにしていった。
排泄
月齢の大きい子どもたちがトイレに興味を示しはじめた。保育者が「座ってみる?」と声をかけると「うん!」と喜んで向かう子や、その姿を見て自分も「行く」と言ってズボンを脱ぎはじめる子がいた。月齢の小さい子どもたちも保育者の前にお尻を向けて排便したことを伝えたり、声をかけると紙パンツを手に取って木浴室に向かったりしていた。「すごいね!また行ってみようね」「教えてくれてありがとう」「きれいにしようね」などと声をかけ、次への意欲に繋げたり、清潔になる心地良さを感じられるようにしたりしていった。
健康
鼻水が出る子が非常に多くあった。「はな、出た」と保育者に教えたり、ティッシュを取ってと指差しして伝え、手渡すと自分で拭ったりする子が増えてきた。中には鼻をかむことができるようになった子もあった。自分で気づき伝えてくれたことや始末をしてみようとする姿を認め、さりげなく援助をしながら清潔に過ごせるようにしていった。
睡眠
情緒が不安定で、午睡時になると涙が出たり、布団に向かくことを嫌がったりする子があった。また、水遊びの疲れから給食前に眠たくなって船を漕ぐ子もあった。不安な思いに寄り添って優しく抱っこをしたり、早めに給食を食べ始めたりして、安心感や満腹感の中で心地良く眠ることができるようにしていった。
身体発達
水遊びが始まり着替えをする機会が増えたことで、自分で脱着しようとする姿が多く見られた。中には、保育者が手を添えなくても一人で全部できる子もある。
初めは抵抗があった子も、一人一人のタイミングで誘ったり、少人数で遊んだりしていくことで、じっくりと水遊びを楽しむようになった。バケツで汲んだ水を自分で頭からかけるなど、ダイナミックな遊びを喜ぶ子も多い。
情緒
「○○ちゃん」と名前を呼んで遊びに誘い、追いかけっこやごっこ遊びを楽しむ姿が見られる。気が合うがために、同じ玩具が欲しかったり、同じ場所に居たかったりしてトラブルになることもあったので、子ども同士のやりとりを側で見守り対応できるようにしていった。仲立ちをすると納得をして玩具を手渡したり、場所を譲ったりできるようになってきた。
言葉
月齢の小さい子たちが、保育者を「せんせ」と呼んだり、「もっかい」「ちょうだい」などと話したりして、自分の思いを言葉で伝えようとする姿が見られるようになってきた。月齢の大きい子たちも、「○○ちゃん、△△ちゃん、~した(したい)」と自分の思いや友だちとの遊びの様子を言葉で伝え喜んでいる。「なぁに?」「そうなの?教えてくれてありがとう。お話上手だね」などと丁寧に応答し、会話をする楽しさが伝わるようにしていった。