食事
4~6名程度、スプーンと併用して、箸を使って食べるようになった。箸を使うことが嬉しくて、一層張り切って食べられるようになった。また、以前は野菜が苦手で、食べようとしなかった子が、少しずつ自分で食べようとする姿も増えてきた。一口食べられたことが自信となり、続けて食べる姿もある。「お野菜食べられてすごいね~」「おいしいね~」などと言葉掛けをしながら、子どもたちの意欲を認め、自信につなげていった。
排泄
一日中布パンツで過ごせる子が増えた。日中布パンツで過ごす子も、半数以上となった。トイレに行きたい間隔が自分でわかるようになり、進んでトイレに向かう姿が多い。布パンツに移行したばかりの子は、遊びに夢中になると漏れてしまい、自分のタイミングでトイレに向かうことは難しい子もいる。一人一人の排尿間隔を把握しながらトイレに誘い、無理なく進めていった。
健康
一日の気温差が著しく、登園時には裏起毛の服を着てくる子もいた。昼間になると、室内の気温はぐんと上がり、汗をかいてあそぶ姿もあるので、保護者と連携を取りながら、衣服が調節できるよう、薄手の衣服を用意してもらった。また、胃腸炎で休む子もいた。普段より食事が進まなかったり、便がゆるかったりしたときは保護者に伝え、体調の変化に敏速に気付けるようにしていった。
睡眠
戸外遊びでたっぷりと体を動かした後は、給食が終わるとすぐに布団に横になり、一人で入眠する姿がある。また、「せんせ~トントンして」と保育者を呼び、保育者が側についたり、背中をさすったりすることで安心して入眠する子もいた。心地よく眠れるよう、窓を開けたりエアコンを付けたりしながら室温を調節していった。
身体発達
体力がつき、戸外遊びではぐんと散歩ルートが伸びた。また、兄弟の運動会に出席した子が多く、かけっこ遊びが人気だった。保育者がすずらんテープでゴールを作ると、何度も繰り返しかけっこ遊びを楽しんでいた。
お絵描きをすると、アンパンマンや顔が描けるようになった子もおり、自分の描きたいものを少しずつ絵で表現できるようになった。「上手に描けたね~」と言葉掛けをし、子どもの楽しい気持ちに共感していった。
情緒
気の合う友達とあそぶ中で、自分の思いが通らないと怒鳴り声をあげたり、押したりする姿があった。「○○ちゃんは~したかったんだね」と子どもの思いを汲み取りながら、「でも○○ちゃんは~したかったんだって」と相手の思いも伝え、相手の思いにも気付けるよう仲立ちとなっていった。
言葉
月齢の小さい子もぐんと言葉が増え、自分の思いを言葉にして伝える姿が増えてきた。散歩中、友だちと手をつないで歩くと隣の友だちと、家庭でのできごとや、散歩中見たもの、気付いたことなどを楽しそうに話す姿もあった。子どもたち同士でのやり取りを大切に見守りながら、保育者も一緒にやり取りを楽しんでいった。