0歳りす組2016年度10月のまとめ

食事

離乳食の始まっていなかった3名も、家庭と連携して初期食を開始した。並んで座る友だちに手を伸ばしてみたり、保育者とやりとりをしたりしながら、楽しそうに食べている。
中期食・後期食の子は、保育者を真似てモグモグと口を動かして咀嚼し、ゴックンが出来ると保育者ににっこりと笑いかけ、身を乗り出して次の一口を催促している。
完了食の子たちは、給食時間をとても楽しみに待っており、椅子に座るとしっかりとスプーンを握って、美味しそうに食べている。完食できる子も多い。

排泄

月齢の小さな子たちは、おむつが汚れると気持ち悪くてぐずってアピールをし、おむつ替えの際のスキンシップを楽しんでいる。お腹や足をマッサージすると声をあげて笑ったり、手を伸ばして保育者の頬に触れたりして喜んでいる。
1歳を過ぎた子たちは、うんちが出ると保育者にアピールをする子もあり、声を掛けると嬉しそうに沐浴室に歩いて行く。自分で足を上げ下げして、おむつやズボンの脱ぎ着がスムーズに行えるようになった。

健康

園内でウィルス性の疾患が流行し、クラス内でも感染が認められた。1名は中耳炎を併発し、入院をすることとなった。ほぼ全員に咳・鼻水の症状がみられ、全員揃って登園する日が数えるほどしかなかった。
朝の受入れの際に、前夜の家庭での症状を確認し、降園時には、保護者に口頭で、日中の様子を普段より詳しく伝えるよう心掛けた。

睡眠

月の前半は、日中は、空調を使用するほど室内が高温になったが、真夏とは異なってすぐに快適になり、寝つきが良いように思われた。また、ぐっすりと眠れるため寝起きが良く、ニコニコと笑顔で保育者の元へと布団を抜け出てきて、好きな玩具や絵本を手に取り、おやつや離乳食までの間を落ち着いて過ごしていた。

身体発達

天候に恵まれ、よく散歩に出掛けた。体育館の広場では、靴を履いての散策を楽しんだ。最初は違和感で歩けない子や、つま先が引っ掛かって転びそうになる子があった。しかし、回を重ねていくうちに、靴に慣れ、しっかりとした足取りで歩けるようになった。
月齢の小さな子たち全員が、寝返り出来るようになった。仰向けやうつ伏せでキョロキョロと周りを見渡したり、好きな姿勢で玩具で遊んだりと、機嫌よく過ごせる時間が増えてきた。離乳食のスタートに向けて、保護者と連携しながらお座りの練習も行った。

情緒

玩具や場所の取合いなど、友だちとの関わりのなかで、泣いたり怒ったりする場面が目立った。「貸して」「どうぞ」などと仲立ちをして、やり取りを楽しめるよう配慮した。
朝夕の心細くなる時間帯に、子どもたちの好きな手遊びや絵本、曲に合わせて体を動かすなどを意識して行い、楽しい雰囲気づくりに努めた。

言葉

散歩中の犬を指さして「ワンワン!」と発する、保育者に手を伸ばして「抱っこ」と甘えるなど、言葉で伝えようとする場面が増えてきた。
手遊びや絵本に興味を持って、じっくりと聴ける子が多いので、体の部位や身近な動物の出てくるものを意識して取入れた。また、棚に貼ってある布の絵柄を見て、「猫はどこかな?」「鳥さんは?」などと話しかけると探して見つけ出し、指で示しながら「ニャンニャン」と答えるなど、楽しみながら言葉を習得していた。

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