健康
布パンツですごしている子は、保育者が声をかけなくても自分でトイレに行って排泄できるようになってきた。長時間排尿がない時や、遊びが終わったタイミングなどで尿意がないか聞き、自分のタイミングでトイレに向かえるようにしていった。
衣服や靴の着脱を保育者にしてもらおうとする姿があり、できるところまで自分なりにしてみるようにしたり、保育者と一緒にしてみたりして、少しずつ自分でできることが増えるように関わっていった。
人間関係
友だちとの関わりが増える中で、玩具や場所の取り合いや思いが伝わらずにトラブルになることもあった。一方で、困っている友だちに手をかしたり、次の活動に向かえるよう友だちを誘さそったりするなど、思いやりを行動に表す姿が見られた。イライラしている様子が見られた時は、個別に関わって話を聞いたり、スキンシップを取ったりして安心して過ごせるように関わっていった。
環境
散歩に出かけ、秋の自然を見つけて楽しんだ。クラスでかきのきマンが流行っており、「かきのきマン見に行くよ」と伝えると、散歩をしながら、「あそこに柿があるよ」と柿を見つけたり、畑のカボチャを見て、「ハロウィンのカボチャだ」と保育者や友だちに伝えたりしていた。「○○みつけるよ」と目的をもつことで、様々なものを発見し、共有して楽しむ姿が見られた。
言葉
見立て遊びが上手になり、イメージしたものや考えたことを言葉で友だちに伝えられるようになってきた。やりとりが続くようになり、「お買い物行こう」「どこにいくの?」「イオン行く」「行きたい」など、受け答えが上手く、スムーズにできるようになった。言葉でのやりとりが続く楽しさを味わえるよう、保育者も子どもたちとの会話を楽しんでいった。
表現
ブロックで乗り物や生き物を作って表現するのが上手くなってきた。乗り物は荷台を作って動くようにしたり、車の中に玩具を積めるようにしたりするなど工夫が見られた。生き物を作る時は、特徴を捉えて作り、保育者に質問されると、「ここは○○だよ」と体の部位を説明する姿も見られた。「よくできているね!」と褒めていくと自信がつき、次々に新しいものを作って見せてくれるようになった。
食育
食器に手を添えて食べたり、食具の持ち方を意識したりできるよう、声をかけていった。子どもたちからも、「こうやってもつ?」「先生見て」など自分なりにやってみようとする姿が見られた。散歩に出かけた際には、畑にある野菜に興味をもち、「あれは○○だ」と野菜の名前を呼ぶなど、知っている野菜を見つけたり、知らない野菜について保育者に質問したりする姿が見られた。