健康
汗をかいても自ら気づいて着替えをしたり、水分補給をしたりする姿は少なかった。保育者は、着替えやシャワー、水分補給などを促すようにして快適に過ごせるようにしていった。自ら気づいて着替えができるように繰り返し声をかけ、意識できるようにしていった。戸外での水遊びをする機会は少なかったが、室内で色水や泡遊びなど夏ならではの遊びを楽しめる機会をもっていった。
人間関係
友だちが、バルーンやダンスに興味を示し、遊びに参加し一緒に楽しむ姿が多かった。また、バルーンの技について子どもたちと話し合う機会を作り、バルーンの技について意見交換をする時間も作った。実際にバルーンで技を表現し、できた技を褒めたり認めたりしていた。バルーンを通じて、友だちと共通の目的をもって、取り組む楽しさを味わい繰り返し楽しめるようにしていった。
環境
文字に興味がある子が多く、ひらがな表を見ながら保育者や友だち、家族に手紙を書いて楽しむ姿があった。保育者も返事を書き、くりかえしやりとりを楽しむことで、字を書く楽しさ、伝わる喜び、字を読む楽しさが味わえるようにしていった。
言葉
他国籍の新入園児が加わり、友だちの出身国の文字や挨拶を尋ねてくる子がいた。タブレットでウルドゥー語を調べたり、パキスタンの文化などについてもみんなで調べて掲示したりし、興味を広げていった。また、乱暴な言葉遣いをする子には、日本語の美しさを改めて伝え、正しい言葉遣いができるよう言葉かけをしていった。
表現
バルーンの技にそれぞれ名前を付け、繰り返し楽しんでいった。回数を重ねる度に、技が少しずつきれいに決まるようになり、みんなで喜びを共有していった。また、運動会に向けてお家の人にどのような姿を見せたいか、どうしたらかっこよく見えるのかを考えられるよう言葉かけをすることで、指先まできれいに伸ばすことを意識したり、背筋を伸ばすことを意識したりしながら演技をする姿が増えていった。
食育
箸の持ち方や、皿や茶碗を持って食事をすることを保育者が手本を見せながら、楽しい雰囲気を作るよう心掛けていった。また、できていることはその都度褒めて食具の持ち方を意識してもてるようにしていった。