健康
自らコップを取り、手洗い場に向かって進んでうがいをする姿が多く見られた。「おくちのバイキンが出てきたよ」「きれいになった」と清潔になった心地よさを言葉で伝え合う子もいた。また、コップで水遊びになる事もあったので側につき、自分でやりたい気持ちを受け止めながら、うがいのやり方を伝えていった。紙パンツから布パンツに移行する子も多くなり、自分でトイレに行き排泄する姿が増えてきた。上着の着脱や排泄後の後始末など、子どもが自らやろうとする姿を見守り、やり方を伝えながら一緒に行い、達成感が味わえるように関わっていった。
人間関係
遊びを通して思いを伝え合い、やりとりを楽しむ姿が多く見られた。ごっこあそびなどは、子ども同士で役を決め、それぞれの役になりきり楽しんだり、ブロックを使って同じイメージで何かの食べ物に見立てたりして楽しんでいた。子ども同士で遊ぶ姿が増えてきている。子ども間でのトラブルも多くあるので、思いを受け止めながら友だちの思いがある事を伝えたり、どうしたら楽しく遊べるかを一緒に考えたりして丁寧に関わっていった。
環境
クリスマスに向け、飾りを作ったり、クリスマスソングを流したりし、季節の行事を楽しめるようにしていった。クリスマスを楽しみにしながら、楽しい雰囲気を味わっている様子が見られた。また、天候の良い日は、戸外に出て身体を動かして遊んだり、散歩に出掛けたりした。「風がつめたいね」と冬の自然を肌で感じたり、「走ったら暑くなったよ」と身体を動かしたら暖かくなることを体験したりしていった。
言葉
自分の思いを言葉で伝えようとする姿が増えてきた。玩具の貸し借りの際は、「○○貸して」「あとで」など、具体的な言葉でのやりとりができるようになってきた。一方的に思いを伝えるだけでなく、相手の思いも考えながらやりとりをする姿も少しずつ見られるようになってきた。必要に応じて仲立ちをしたり、思いを代弁したりしながら、相手の思いにも気付けるようにしていった。
表現
音楽に合わせて、鈴などの楽器遊びも楽しんだ。思いのままに楽器を鳴らしてみたり、リズムに合わせて鳴らしたり、身体を動かし踊りながら鳴らしたりして楽しんでいた。遊びの中でも井桁ブロックの棒状のブロックをドラムのスティックに見立ててソフト積み木を叩いて遊ぶ姿も見られていた。保育者も遊びに加わり、表現する楽しさを味わえるように関わっていった。
食育
少しずつ苦手な野菜を食べようとする姿が見られてきた。自分から食べてみようとする気持ちになるように一人一人の食事の時間に側に寄り添い、会話を楽しみながら食べる姿を見守っていった。「みて、先生!」「食べられるようになった」など子どもたちから伝えてくる姿も段々と増えてきた。自分で食べようとする姿を大事にしながら、楽しい雰囲気で食事ができるように関わっていった。