2歳こぐま組2023年度11月のまとめ

健康

服が汚れると、自分で気付いて着替えようとしたり、「こっちが前?」と前後を確認しながら着替えたりする姿が増えてきた。衣服の着脱や裏返しなど難しい所はさり気なく援助しながら方法を伝えて、「自分でできた」という満足感が味わえるようにしていった。
戸外やホールでは、体をしっかりと動かして遊ぶ姿があった。動きがダイナミックになってきているので、安全には十分配慮し、しっかり体を動かして遊べるように遊びを工夫し、保育者も一緒に体を動かして楽しさを共有していった。

人間関係

気の合う友だちとお店屋さんごっこやままごと遊びなどをしてやりとりをしたり、同じ玩具を持ったり、作ったりして一緒に遊ぶ姿が見られた。友だちと一緒に遊ぶ楽しさや喜びを感じている様子が伺えた。友だちとの関わりの中で思いや意見の違いで玩具や場所の取り合いになったりすることもあった。「かして」「あとでね」「終わったらかしてね」など、自分の気持ちを言葉で伝えようとする姿もあった。お互いの気持ちを汲み取り、相手の思いにも気づけるように保育者が代弁しながら仲立ちして自分の言葉で思いを伝えられるようにしていった。

環境

柿畑への散歩や、ラディッシュの収穫など、これまでに体験したことを遊びに取り入れ、収穫ごっこを楽しんだ。「緑の柿はまだ食べられないよ」「このお芋重たい」など体験したことを再現しながら保育者や友だちと楽しむ姿が見られた。「またおいもほりしようね」「次は何の野菜にする?」など、次への活動に期待する姿もあった。子どもたちの好奇心や探求心を十分に受け止めて、今後も様々な自然に親しみ、関心がもてるように関わっていきたい。

言葉

「いらっしゃいませ」「カードおねがいします」など、日常で経験したり聞いたりしたことを遊びに取り入れ、やりとりをしながら楽しむ姿があった。やりとりをする楽しさや伝わる喜びを感じられるよう、伝えたい気持ちを受けとめながら応答的にやりとりしていった。
月齢の小さい子も少しずつ2語文が増え、自分の気持ちや思いを伝えようとする姿が増えてきた。子どもが話そうとしている時は言葉を先取りしないようにゆったりとした気持ちで傾聴し、話す楽しさが感じられるよう関わっていった。

表現

3歳以上児が発表会の練習をしていると「見に行こう」と興味を示し、ホールで練習風景を楽しむ姿があった。歌やセリフを覚え、一緒に口ずさんたり、遊びの中でセリフを言ったりして楽しんでいた。また、子どもたちから「○○が踊りたい」とリクエストをし、ダンスをする姿もあった。子どもの興味のある曲や季節の歌や手遊びなどを用意し、思いきり声を出して歌ったり、全身を動かして踊ったりして表現できるようにし、保育者も一緒に楽しみながら、楽しい思いに共感していった。

食育

箸で食べている子は、持ち方も上手になり、器を持ってこぼれないように食べようとする姿が増えてきた。周りの子も箸に興味を持ち、スプーンの持ち方を意識したり、こぼれないように器を持ったりする姿が見られた。スプーンや箸の持ち方に繋がるように今後も指先を使った遊びを取り入れていきたい。

育児あれこれ