健康
暑さが厳しい日が多かった。遊びに夢中になると水分補給を忘れてしまうことがあったため、活動の間に水分補給を促したり、サッカーあそびのスペースを日陰でできるようラインを引いたりして熱中症予防に気を付けていった。シャワーで汗を流す事を心地よく感じ、意欲的にシャワーに向かう子が多かった。
人間関係
少人数保育だったこともあり、遊びや手伝いをクラスのみんなで話し合い決めていく姿が見られた。保育教諭等が仲立ちをしなくても、それぞれが意見を出し、友だちの言葉に耳を傾けたり、提案に賛同したりとまとまっていた。
給食時や午後の自由遊び、ラジオ体操などの活動を通して、異年齢で過ごす機会が多かった。その中で、届かない物を取ってあげる、名前を書いてあげる、折り紙を教えるなど優しい気持ちを持ってかかわる姿があった。
環境
オリンピックに関心を持ち、ブロックでラケットを作り、ホッケーや弓矢、メダルを制作で作ったり、国旗や国の名前に更に関心が高まったりと、遊びの中に取り入れて楽しむ姿があった。
保育室に落とし物を見つけると、「これだれの?」と伝える姿から、友だちの物だと気づくと、渡しに行ったり、ホワイトボードに貼っていったりする姿があった。片付けや名札をつけ忘れていることに気づくと、子ども同士で伝え合うことが増えてきている。
一つの遊びが友だちと遊ぶことで、発想や遊び方がどんどん広がる様子がある。コーナーづくりや、子どもが遊びこめる環境設定が必要と感じた。
言葉
給食時の待ち時間や活動の間など、子どもたちでクイズを出し合う遊びを取り入れる中で、友だちの言葉を聞こうする姿が増えてきた。友だちに自分の言葉を伝えられる嬉しさも感じているようだ。
6月頃に話した、場に応じた声の大きさを意識する子の姿が見られた。朝の会の場面では、子どもの方から「今はうさぎさんの声でしょ」「みんなの声が大きくて聞こえないよ」などの言葉が聞かれた。
また、年下児に「今寝ているから、ありさんの声なんだよ」と小さい声で伝える子の姿もみられた。
表現
保育室の中で、子どもが自発的に考えてカルタの箱や修理工具セットなどいろいろな物を作り出している姿がある。友だちと協同で作ったテント制作では「みんなのてんと」と張り紙を貼り付けたり、カブトムシ観察で描いた絵やお知らせを掲示したりする姿が見られた。集団の中で、一人一人が自己発揮し、その思いや考えを文字や形に変え表現して伝えている姿に感心させられた。