健康
体調を崩すことなく、元気に過ごす子が多かった。
６月最終週から、咳や体調不良が見られ、今一度手洗い、うがいや咳エチケットの大切さを「めざせ、手洗い名人」のポスターをもとに知らせていった。手洗いでは、石鹸で洗う必要性や、自分の身体に関心を持つ子が多く、友だちに「石鹸つかうんだよ」「爪も洗うといいんだよ」と知らせる子がいた。
男女分かれての着替えの流れに慣れてきた。シャワーでは、プライベートゾーンを隠すことの大切さを知らせることで、できるようになってきた。
人間関係
将棋の駒などがなくなると、みんなで探し回り、「あったよ」と気付いて見つけてくれる子が増えてきた。落とし物が多い中で、作ったものには名前を描くことを、子どもたちとの約束事で話し合った。中には、落とし物を見つけると、「これだれの?」と知らせてくれる子のすがたもいて、物を大切にする姿が育ってきた。
グループ活動では、話し合いや友だちと同じ目的に向かって遊びや活動をする経験から、自分の思いを伝える、友だちの話を聞く、協力する楽しさを少しずつ感じているようだ。
環境
夏野菜や植物の種植えを経験したことや、カブトムシやバッタなどの飼育で生き物への興味がどんどん高まっていった。観察することで、なんでだろう?と疑問に思うことや生き物の生態に興味を示し、友だちと図鑑で調べたりしている姿があった。距離や大きさ、生き物の出身地を知ることで、「〇〇メートルってどのくらい?」「〇〇ってどこ?」と国などにも興味の幅が広がっていった。遊びの中で、距離を図る、国に親しむなどを取り入れていきたい。
また、グッピーの生長を見守り、お腹が大きいグッピーから赤ちゃんが生まれるのを楽しみに見守る姿があった。
言葉
友だちとの関わりの中で、悪気はなくても乱暴な言葉を使うのが楽しく、友だちに嫌な思いをさせてしまい気持ちがすれ違うことがあった。言葉の意味や相手の気持ちを伝えていくようにしていった。子ども同士で、「そんなこと言わないほうがいいよ」と声を掛ける姿も見られてきた。楽しく遊ぶためにはどうしたらよいかを、保育教諭等と一緒に考えていく中で、自分の気持ちに折り合いをつけたり、相手に寄り添っていくことなどに気付いたり、自分たちで解決する姿を見守りながら、場にあった援助をしていきたい。
表現
廃材制作を通して、ハサミなど道具の使い方、始末の仕方が分かるようになってきた。テープやガムテープ、カラーテープなど、いろいろな素材に触れることで用途に応じた使い分けや、創作の幅や発想が広がっていった。作ったもので、ごっこ遊びに発展する姿もあった。
