【食事】
食べこぼしが減ってきて、食事エプロンをつけずに食べ始めている。子どもたちもそれを喜び、いつもの流れでつけている子がいると「エプロンいらないよ」と声を掛け合う姿も見られる。食事は相変わらずよく食べている。「今日のごはん発表してー」と献立にも興味を示している。魚の名前や長くて難しい献立名ほど言葉の響きを楽しんでおり、「鮭のおかわりちょうだい」「味噌汁のおかわりちょうだい」と具体的に言葉での意思表示ができている。
【排泄】
クラスの6割ほど布パンツで過ごしている。それに加え、日中のみ布パンツで過ごす子がいたり、午睡時のみオムツに履き替えたり、気分によって使い分けたりと、個々のペースに合わせて無理のないように過ごしている。紙オムツで過ごしている子も、自らトイレに座ってみたり、排尿成功体験をしたりと、少しずつ布パンツに向けて過ごしている。
【健康】
暖かくなってきたこともあり、花粉で鼻水や目の赤み、肌の赤みなどが見られる子もいるが、感染症や体調を崩す子はいなく、元気に過ごした。午前中の散歩中は汗ばむほど暑くても、日が落ちてからはひんやりしたりと、時間帯による気温差があったため、衣服の調節など保育者が気を配りながらも、上着を着たいか、いらないのか、自分で考えたり選んだり機会をつくるようにした。
【睡眠】
散歩や戸外遊びなど、体を思いっきり動かして遊んだ日は、すぐに布団に横になる子が多く、スムーズに入眠している。眠くなるまでの時間は個々にバラバラだが、人形と一緒に横になったり、絵本を見たりして静かに過ごしている。進級先の部屋での生活が始まると、寝ない子や、いつもより睡眠時間が短い子など、環境の変化に対する緊張感が見られたが、ありのままの姿を受け止め、少しずつ慣れていかれたらと思う。
【環境】
3月にもなると、園周辺の遊べるスポットやお散歩コースも分かってきて、自分たちで「広場の階段通って~森行って~遊歩道いきたい」と目的地までの道のり含め、保育者や子どもたちと相談して出かけられるようになってきた。斜面や山道にもすっかり慣れ、歩き方や走り方、転び方にも安定感が感じられるほど、体の使い方の成長が見られた。進級先の部屋では、まだ目新しい玩具だらけで、いろいろな玩具に触れながらよく遊んでいる。
【言葉】
トラブルこそ成長のチャンスと捉え、保育者がそばで見守りながらも、なるべく子ども同士で思いをぶつけ合う時間を大事にしてきた。「やめて」と言葉での拒否を始め、どうしたかったのか、これが嫌だったなど、保育者がお互いの思いを聞きながら、代弁者となって伝えていくことで、伝え方の正解を知ったり、自分の気持ちや要求を保育者と一緒に言葉で伝えたりする経験を積み重ねてきた。遊びの中で、「~だわよ」「わたし〇〇だからあなたも一緒にいきましょ」など、言葉のやりとりを楽しみながら遊ぶ姿も見られる。