食事
全体的によく食べている。フォークやスプーンを使い自分で食べているが、中には手づかみで食べる子もいる。苦手なメニューでも声掛けにより少し食べられることもある。食べられた時は一緒に喜んで、楽しく食事ができるようにした。「これは何?」と食材に興味をもつ姿が見られた。余裕のある時は保育者が一人子どもたちと一緒に給食を食べるようにし、おいしさや楽しさを共感したり、食材に興味を持てるような声掛けを行った。
排泄
トイレトレーニングが始まっている子は一人一人の様子により、一日布パンツで過ごす子、午睡時や散歩、降園時は紙パンツにする子などその子どもの排泄の様子に合わせて進めている。一日紙パンツで過ごしている子も、促されてトイレに向かいトイレでの排泄が多く見られる。尿意を知らせてトイレで排泄できた時や、促されてトイレで排泄できた時は一緒に喜んで次につながるようにした。排泄の後の手洗いはまだ忘れてしまう子もいるが、少しずつ習慣になってきている。
健康
手足口病にかかる子が半数近くいた。保護者と体調について連絡をとり合い、視診や検温を丁寧に行い一人一人の体調を把握するようにした。また咳や鼻水が出ている子が多く見られた。風邪の予防の為、外遊びの後のうがいを始めるが、まだ難しい子が多い。保育者も見本を見せて少しずつ慣れていくようにした。歯科健診では不安な様子を見せながらも、自分で口を開けて受けることができた。
睡眠
一人で布団に横になったり、保育者にトントンされながら、入眠している。気に入った本や人形を傍に置いて横になる子もいる。中には眠たくなるまでなかなか横になれずにいる子もいるが、保育者が側につくと安心して横になる姿も見られる。
環境
園庭では三輪車に乗る機会を多く設け、身体を使って遊ぶことができた。前にこぐのが難しい子が多く、足で地面で蹴って進んだりバランスを崩して倒れることもあったが、少しずつ足でペダルをこいで前に進める子も増えてきた。はらっぱではたくさんの落ち葉を踏んで感触を楽しんだり、木の実や小枝を見つけるなど秋の自然に触れて遊ぶことができた。室内ではそれぞれ種類の違うブロックを高く、また長くつなげることに夢中である。また玩具をたくさん並べてお店屋さんごっこを楽しんでいる。机上では粘土遊びやお絵描きなど指先を使った活動も多く取り入れるようにした。
情緒
身のまわりことを自分で意欲的にやろうとする姿が見られる。反面、できることも保育者に甘えることもある。甘えたい気持ちを受け止めて関わるようにした。友だちと一緒にブロックを組み立てたり、ままごとをしたりと同じ遊びをすることを楽しむ姿が見られるが、まだ自分の気持ちを通そうとしたり、嫌なことがあると大きな声を出したり、手が出ることもある。友だちと玩具の貸し借りをしたり、泣いている子や困っている子を気にする姿が見られた。
言葉
自分の思いや、家庭で経験したことを友だちや保育者に言葉で伝えたり、友だちや保育者と簡単な会話を楽しんでいる。少しずつ会話が長く続くようになってきた。まだ言葉がはっきりしない子もいるが、聞き取れる言葉が増え、話すことを楽しんでいる。保育者もわかりやすくゆっくり話すよう心掛けたり、子どもの話をじっくり聞いたり、足りない言葉を補うようにした。
長めの絵本や紙芝居も内容を理解して楽しめるようになってきた。