3歳ちゅうりっぷ組2024年度9月のまとめ

<食事>

給食の時間になると、手を洗って席についたり、「今日の果物はなにかな」と献立に興味を持ったりする姿が見られた。おかずや野菜がすくいづらいのか指でつまんで食べる子もいたが、時折手が汚れることを気にする姿もあった。そのため、無理なくスプーンの使用を提案すると、嫌がることなくスプーンですくってみようと挑戦していた。

<健康>

園庭で遊ぶ機会が増えたが、日中は気温が高くなる日もあったため、子どもの様子や体調に合わせて早めに室内に入ったり、こまめに水分を摂取したりして無理なく遊べるようにしていった。園庭からの入室の際に手に泡をつけて流すだけの洗い方になっている子が多かったが、正しい手洗いの方法を伝えたり、掲示を見ながら一緒に洗ったりすることで習慣付いてきている。

<睡眠>

午睡時間になると、布団に寝転んで自然に入眠する子が増えてきている。体力がつき、眠気が来ていない子も保育者に「トントンして」「布団かけて」とリクエストして自分の布団で体を休めていた。

<排泄>

紙パンツ交換の際に、便座に座ってみようとする子が増えてきている。タイミングが合うと排泄できることもあり、「おしっこでたよ」と言って保育者と喜びを共有する姿が見られた。また、遊びの途中でも尿意が分かる子は「おしっこ出る」「うんちしたい」と保育者に知らせ、トイレに向かう姿があった。「知らせてくれてありがとう」「おしっこ出たね」などと声をかけ、自信に繋げられるよう関わっていった。

<身体発達>

 制作で折り紙をちぎって画用紙に貼り付けて遊んだ。指先や手首を使って器用に折り紙をちぎることができていた。手指の発達には個人差があるが、保育者や友だちの姿を真似して手全体で破ったり、切れ目の部分から引っ張ってちぎったりして楽しむ姿も見られた。

<情緒>

 登園時に保護者と離れることが難しかった子は少しずつ減り、保育者に抱きかかえられると泣き止んだり、気持ちを切り替えたりできるようになってきた。気持ちが落ち着くと、好きな玩具で遊び始めたり、友だちの輪に入ろうとしたりする姿が見られた。また、友だちと同じ空間や同じ種類の玩具で遊ぶ際、玩具の取り合いになり、泣いて思いを訴える姿が多かった。子どもたちの気持ちを察して受け止め、保育者が間に入って代弁していった。

<言葉>

 家庭での出来事や楽しみにしていること、発見などを保育者に言葉で伝えようとする姿が見られた。低月齢児は、単語や二語文、ジェスチャーなどで思いを表現しようとする場面も増えてきたため、「〇〇なんだね」「これが使いたいんだね」などと言葉を補い、やりとりする楽しさを感じられるよう応答的に関わっていった。

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