<食事>
スプーンを三点持ちにして食べる子も増えてきて、食べこぼしもだいぶ減ってきている。
食事を済ませたら口拭きタオルで手や口元を拭く習慣が少しずつ出来ているようで、保育者が声をかけなくても口拭きタオルを使って自分でしっかりと拭き取っていた。また、食べ物の中に何が入っているのか興味を示している子もおり、友だち同士で教え合い、一口だけでも食べてみようと挑戦する姿も見られた。
<健康>
気温が低くなってきたので、半袖を着ている子は長袖に替えて衣服の調節をしていった。今月から上着を着ることになったが、嬉しそうに自分で着ようと頑張っていた。また、鼻水や咳が出ている子、体調がすぐれない子は早めに入室することで無理のないように配慮していった。
<睡眠>
消灯すると読んでいた絵本をしまい自分の布団に横になる習慣が出来ている。体力がついてきて入眠するまでの時間が長くなってきたこともあり、仲の良い友だちが側にいると気持ちが高揚してなかなか寝付けないことがあったため、保育者が側についたり、優しく身体をさすったりしていくことでスムーズに入眠を促せるようにしていった。
<排泄>
布パンツに移行した子は保育者が声をかけなくても自ら進んで便座に座る流れが出来てきている。また、布パンツにしたことで嬉しそうに保育者や友だちに見せていた。その姿を見て興味を引かれる子もおり、便座に座ってみようとする意欲的な姿も増えてきている。自分でオムツを着脱できるよう保育者が一人一人に合わせて丁寧に教えていくことで、今では保育者の援助がなくても自分で履けるようになってきている。
<身体発達>
寒い気候になってきたが、園庭あそびでは保育者や友だちを積極的に誘って追いかけっこを楽しんでいる。寒さに負けず身体を思いきり動かせるような遊びや簡単なゲームを取り入れていきたい。散歩では園周辺で手を繫いで歩く練習をしているが、友だちの歩くペースに合わせようと気にかける姿も少しずつ見られた。体力がついてきていることもあり、手をつないで最後まで歩き切ることができていた。
<情緒>
自分の思いが通らなかった際に泣いて思いを通そうとしていたが、少しずつ自分の言葉で保育者や友だちに伝えようとする姿が見られるようになってきている。また、涙する友だちを見かけると「だいじょうぶ」と言って気にかけ慰める優しい一面も見られたため、その姿を大切にしていきたい。
<言葉>
発表会の影響もあり、劇のセリフやダンスを覚えて友だちと一緒に口ずさんだり踊ったりして楽しんでいた。保育者が介入しなくても子どもたち同士で遊びに誘ったり、玩具の貸し借りをしたりなど、やり取りがよく見られるようになってきた。温かく見守っていきながら、トラブルが起きた際には双方の気持ちを代弁していくことで、友だちの気持ちを知る機会を作っていった。