〈食事〉
スプーンを持って自分で食べようとする子が多くなってきた。まだ保育者に甘えたい気持ちがあり、「食べさせて」「おさかなご飯にして」などと要求する姿も見られるので、難しいところは手伝いつつ、自分で食べたいという意欲を引き出せるような声かけや援助をしていった。
〈健康〉
室内では温度と湿度をこまめに調節したり、水遊び後は冷房を消して過ごしたりして子どもたちの体調の変化に留意していった。暑い日が続いたので、脱水にならないよう水分補給をしていった。
〈睡眠〉
自分でタオルケットを掛けるのがまだ難しい姿があり、保育者に「お布団掛けて」とリクエストしている。布団に入ると保育者が体をさすったりトントンしたりしなくても落ち着いて入眠している子が多くなってきた。
〈排泄〉
紙パンツの子も布パンツの子も嫌がらずにトイレに行き、便座に座っている。友だちが排尿できると「すごいね」などと言って興味を持っている。
〈身体発達〉
水遊びでは回を重ねるごとに噴水マットで水しぶきをあげたり、水鉄砲を使ったりしてダイナミックに遊ぶ姿が見られるようになってきた。
気温が高い日は室内で粘土遊びやお絵描きなどの手指を使った遊びを楽しんだ。
〈情緒〉
友だちと同じ玩具や絵本を使いたい、同じ椅子に座りたいなどのトラブルがあり、泣いて思いを訴えようとする姿が見られるため、「貸して、だね」「一緒に見ようか」などと声をかけ、思いを代弁したり、解決策を提案したりして仲立ちしていった。
〈言葉〉
絵本や図鑑に興味を示し、好きな乗り物や食べ物などの写真を見て名前を言ったり、保育者に尋ねたりしていた。友だちと一緒に図鑑を見て「これ食べたいな」「おいしそうだね」など言葉のやりとりを楽しむ子もいた。相手に伝わることや言葉を発することが楽しいと思えるように子どもの言葉に耳を傾け、丁寧に応答していった。