1.食事
配膳時事前に、メニューを知らせ「今日は3つのお皿だよ」と献立とともに伝えるとすぐに食べ始める子や全品がそろってから食べ始める子の姿が見られた。副菜や汁の具が苦手な姿が多いが、保育者が食べている子を「かっこいい」と褒めると、「ぼくも」「わたしも」と言って自発的に口に運ぼうとする姿も見られた。また「お皿を支える手かっこいいね」と保育者が声を掛けることで意識する気持ちが見られた。
2.排泄
自分のタイミングでトイレに向かうことが安定してきている。園庭あそびに移る前や午睡前には保育者が
「おもらししないように」「途中でしたくならないように」といった声掛けをしていくことで、それに共感した子は自らトイレに向かっている。男児は友だちの姿から刺激を受け、自分も立ち便器でしてみようとする姿も増えている。午睡時にパンツで寝る子や午睡後にオムツが濡れていない子も増えてきている。
3.健康
鼻水が出ている子がいるが、自分から進んで拭きに行く姿も増えている。また、手洗いやガラガラうがいの習慣がつき、園庭から戻った後や食事前、排泄後などには自分から進んで行っている。
4.睡眠
眠たくなると特定の保育者を求めて泣くことがあった子も自分で布団に入り、ひとりで入眠する姿が増えてきている。体力がつき以前よりも入眠時間が遅くなる子が増え、近くの子と大きな声を出して遊びだす姿も見られる。「○○ちゃんが起きちゃうから静かにしようね」「夕方イライラむしが出てきちゃうよ」などの声掛けをしたことで“そうだった!”と保育者の言葉に共感した子は身体を休めようとしていた。目覚め後すっきりした様子の子に「キラキラおめめになったね」と声を掛けることで午睡の大切さを自覚してきている姿もある。
5.身体発達
巧技台から跳ぶ運動では、両足をそろえて遠くや高いところを目標として取り組む姿が見られた。マット運動では、両手足を使って四つん這いやほふく前進など全身運動になるものを取り入れた。「クマ歩き」
「ヘビ歩き」など運動に名前を付けることで楽しみながら行っていた。
6.情緒
進級に期待をもてるよう少しずつ幼児クラスと同じように外階を使って園庭に出る、保育室に入る、
ちゅうりっぷ組の保育室で遊ぶなどする機会を多く設ける。新しいおもちゃで遊ぶことを喜び進級することに期待をもつ姿多く見られた。無理なく環境の変化に慣れていけるよう丁寧に関わっていった。
7.言葉
絵カードを使ってかるた風のゲームを友だちと一緒に楽しむ中で、ものの名前や保育者が説明したルールを楽しむ姿が見られる。友だちと同じ遊びを楽しむ中で言葉のやり取りがより複雑になり自分の思いを表現 できるようになってきた。




