健康
大きく体調を崩すことなく元気に登園する。鼻水や咳が出始めると体調をこまめに観察しながら、一人一人の体調を把握し、こまめに検温を行いながら家庭との連携を図り、体調の変化に気づいたときは、早めに対応できるようにしていった。
日中布パンツに移行した子が数名おり、自分でトイレに向かおうとする姿も見られた。自分でしたいという気持ちを受け止めながら、子どもの様子を見守ったり、「できたね」「すごいね」など自分でできた嬉しさを共感しながら関わったりしていった。
人間関係
友だちとごっこ遊びをする姿が見られるようになり、「これたべて」「どうぞ」と友だちや保育者に伝え、ままごと遊びを楽しんでいた。友だちと同じ遊びをする中で、お互いの気持ちがうまく伝わらず、玩具の取り合いになりトラブルになることもあるが、保育者が仲立ちし、「これが使いたっかったね」「おなじのあるかな、探してみようか」など声を掛け、子どもの思いに寄り添いながら、関わっていくことで、少しずつ友だちと一緒の遊びを楽しめるようにしていった。
環境
タブレットやCDを使って「あわてんぼうのサンタクロース」「赤鼻のトナカイ」などを流して友だちや保育者と一緒に歌ったり、絵本を見たりしてクリスマスの雰囲気を味わったりして楽しんでいた。
散歩先では、落ち葉の上を歩いてザクザクと音を鳴らしたり、雪が降るとままごと茶碗に雪を入れて触ってみたりして、保育者も一緒に遊びながら自然物に触れることの楽しさを共有していった。
言葉
「これしたかったの」「いっしょに」など自分の言葉で伝えようとする姿増えてきた。また、うまく伝えられないときは指差しや仕草で自分の思いを伝えようとする姿も見られた。子どもたちが自分の思いを言葉に出せるように耳を傾け、受け止めながら、必要に応じて代弁し、自分の思いが伝わる嬉しさが味わえるようにしていった。
表現
ツリーやクリスマスカードの製作を行った。クレヨンやスタンプを使って自由に描いて楽しんだ。スタンプでは「ここも押そうかな」「ほしだ」など声に出したり、クレヨンでは「あお」「きいろ」など色を言いながらなぐり描きで画用紙いっぱいに描いたりして楽しんでいた。作り終えると「みてー」「できたよ」と保育者に見せる姿も見られた。完成した喜びを共感しながら、製作の楽しさを味わえるようにしていった。
食育
全員が給食時のエプロンを外し、こぼすことが少なくなり着替えも減ってきた。スプーンやフォークを使って食べられるようになってきたため、「おわんもってみようか」「あつまれできるかな」と声を掛けながら、自分で食べる楽しさを味わえるようにしていった。苦手な食材でも友だちが食べているのを見て食べようとしたり、特定の保育者が側に付き見守っていると「みててね」と大きな口で食べたりする姿がたくさん見られるようになったため、「すごいね」「たべられたね」などと十分に褒め、無理強いせず食べられるようにしていった。