1歳うさぎ組2022年度5月のまとめ

食事

体調が優れない日が多くあったが、食欲が落ちることはなく意欲的に食べていた。しかし、起床や登園が早い子たちは、眠気に負けて完食できないことが続いてしまったので、給食室と連携を図って早めに食べ始められるようにしていった。デザートまでしっかりと食べることができ、おかわりをする姿も見られるなどとても満足そうだった。

排泄

月齢の大きい子のトイレトレーニングが進み、日中は一日布パンツで過ごすようになった。時間を見てトイレに誘うことが多いが、「ちっち」「トイレ行く」などと保育者に伝えて、自発的に向かう姿も見られるようになってきた。保護者の理解も得られ、布パンツで降園するようにもなった。

月齢の小さい子も排尿したことがわかって股を触ったり、覗いてみたりする姿が見られるようになってきた。

健康

大型連休の疲れや気温の変化から全員が体調を崩していた。咳や鼻水・鼻詰まりなどの症状がほとんど一月続き、熱による欠席や早退が非常に多くあった。細目に鼻水を拭ったり、室温・湿度の管理や衣類の調節に努めたりしながら、少しでも快適に過ごせるように見守っていった。また、県内で新型コロナウィルス感染症が感染拡大傾向にあったので、風邪症状がある場合には早めに医療機関に受診していただくよう協力を依頼していった。

睡眠

咳や鼻詰まりの症状から息苦しくなるため、眠りが浅かったり、時間が短かったりと睡眠の質が下がっている子が多くあった。できるだけ快適に過ごせるように、適度な運動やリラックスできる環境構成を心がけていった。そして午睡時には、一人一人のリズムで入眠できるように努め、気道を確保できるように横向きで寝る姿勢を促すなどしていった。

身体発達

凸凹マットの上も難なく歩行できるようになり、バランス感覚がとても発達してきたと感じる。園庭の滑り台を一人でよじ登り、狭い台の上でも両足を器用にお尻の下から抜いて、伸ばして、滑れるようになった。

保育者や友だちの所作を見て真似て、ダンスや手遊びをしてみる姿も見られるようになってきた。

情緒

散歩先で草花に触れたり、カエルやちょうちょを観察したりして喜ぶ姿があった。摘み取った花を「かわいい」と表現し、大事に握りしめて園に持ち帰る姿を大切に、カップに活けて飾っては一緒に鑑賞しながら思いに共感していった。ため池で釣り上げ飼育をはじめたザリガニに、どの子も興味津々で、毎日水槽を覗き込んでは、高々と爪を掲げる姿に喜んだり、迫りくる姿に退いたりと忙しい。いろいろな経験を通して、豊かな感情を育んでいって欲しい。

言葉

食べ物や色などへの興味・関心が芽生え、「りんご」「にんじん」「あか」「あお」などと保育者に伝え喜ぶ姿が見られるようになった子がいる一方で、なかなか単語らしい単語が聞かれない子もあった。保育者の声かけに耳を澄ませる姿を大切にゆったりとした気持ちで関わりながら、物や人の名前、色、挨拶などをくり返し伝えていった。

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