5歳ぞう組2022年度7月のまとめ

言葉

自信がないからか、友だちや保育者に何かを伝える時に声が小さくなったり、輪の中に入ろうとした際に上手く言えなかったりすることがある。「間違っても大丈夫だよ」「恥ずかしくないから大丈夫」と、話す時に不安にならないような言葉掛けを今後も続けていきたい。4月から「相手の目を見て話す」ことを伝えていたが、今ではほとんどの子が相手の目をきちんと見て最後まで話ができるようになった。

環境

カブトムシとクワガタの観察を楽しみにしている。毎日、夕方には「ゼリー替えよう」と飼育カゴの蓋を開けて、実際に触ったり眺めたりしてオスとメスの違いや、種類の違いについて疑問を抱き、図鑑で調べたりしている。また外が暑い日が続くと「きゅうりにお水あげなきゃね」「みどりちゃんもお部屋にいれよう」と身の回りの生き物に対して関心を持つだけでなく季節や気温と関連付けながら、配慮する姿が見られるようになった。

表現

ごっこ遊びやラキュー、レゴなどで作ったもので自由に遊ぶ。ごっこ遊びではそれぞれ役割を分担して遊んではいるが、特定の子が役割を全て決めてしまったり、周りの子も言われるがままになってしまったりと遊びの方向性が違い、トラブルになることもあった。レゴやラキューでは、説明書をじっくりと読み集中し、作り上げることができると保育者や友だち、保護者に嬉しそうに見せている。

健康

小学校が夏休みに入ったこともあり、都合で欠席する子が多くいた。また発熱する子は少なかったが、咳や鼻水が出ている子が多かったので保育室ではマスクを着用し、こまめに手洗いや水分補給を促して、感染症予防と熱中症対策にも気をつけた。またプールに入った日は午睡時間を普段より多く確保するなどして、体調に留意して過ごせるよう工夫した。

人間関係

友だちや保育者とのやり取りの中で、相手の気持ちや表情に気付くことができずにやりすぎてしまったり、嫌なことを無理に進めようとしたりして、トラブルになることが増えた。また、他児のしたことや言ったことに対して保育者にその都度報告しようとする子もいたので、良くないことばかりを知らせるのではなく他児の素敵な部分や、自分がされて嬉しかったこと知らせてほしいと伝えた。また伝えるだけでなく、保育者も子どもたちにされて嬉しかったことを全体に共有し、周りの人の良い部分にみんなで気付けるよう促した。

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