5歳ぞう組月のまとめバックナンバー

5歳ぞう組2021年度5月のまとめ

言葉

・相手に思いを伝えたい反面、言葉がきつくなってしまったり、声が大きくなってしまったりする。言われる側も嫌な気持ちになり、子ども同士で話し合う場が見られる。
・カブト虫のお世話や畑の水やりを通して、生き物の成長を楽しみにし「おおきくなりますように」と願いを込める子が多かった。

環境

・室内の汚れているところや物に気づき、「おちてたよ」「きれいになった」など、自分たちで環境を整えることが気持ちいいと感じている子がいた。他クラスの掃除の手伝いもしていた。
・子どもたちの導線に応じて環境を整えると、スムーズに動いていた。

表現

・自由画、折り紙、制作を通して自分の思いを保育者に伝え、思いに共感すると「つぎはこんなふうにしよう!」と、他のアイディアも出てきていた。子どもたち同士で作品を見せ合い、褒め合ったりやり方を教えてもらったりして、お互いにいい刺激になっていた。

健康

・室内への入室の際に手洗いうがいをこまめにおこなった。気温の変化で鼻水や咳がでている子が多かった為、こまめに鼻を拭いたり、咳の時は口をおさえたりと、自分から気づいていた。
・自ら衣服の調節をしたり、汗をかいた日は汗拭きタオルで拭いたりなど、清潔を保てるようにした。

人間関係

・他児の気が付かない所を気が付き、「ぼうしおちてたよ」「もうかたづけるじかんになったよ」など、声掛けをする子がいて、「ありがとう」といい、お互いが気持ちよく過ごしている。
・低年齢児の子に玩具を貸したり、砂場に乳児クラスが来た時は、型抜きでプリンを作ってあげたり、泥だんごを作ってあげたりしていた。…

5歳ぞう組2021年度4月のまとめ

言葉

・相手を思いやる気持ちを大切にし、子ども同士の口調の強さ、言葉遣いを考えて話せるように関わった。他児とのトラブルの際に感情が高まってしまうと、言葉がきつくなってしまう為、そばで見守りながら言葉の使い方に気をつけた。また、声のボリュームも室内と戸外では違うことを意識できるようにした。

環境

・身の回りにごみが落ちていたら気づき、ごみ箱に捨てる子が多くいた。

・玩具で遊んでいると夢中になり、身の回りに玩具が落ちていることに気づかず、そのままになってしまうことが多く、全体に声を掛けて、自分から気づいて拾えるようにした。

・それぞれのコーナーで落ち着いて遊べるよう、環境設定を行い、日々使っていく中で改善すべきところの環境を整えた。

表現

・自分の気持ちを表現したり、言葉にして発したりすることを大事に関わり、耳を傾けた。最初は人見知りをしていた子も少しずつ思いを伝えられるようになってきた。

・制作では、自分の感じたことや思いを絵や物にして表現し、出来上がるまでの工程や完成したものを言葉にしていた。また、色彩は固定概念にとらわれず、自分の使いたい色や想像した色を使って表現することができ、他児との会話も広がった。

健康

・手洗いうがいをこまめに行い、感染症予防を徹底した。中には、手洗い表を見て意識をしながら手洗いをする子がいた。

・乾燥により手が荒れたり、咳がでていたりする子が数名いた為、様子を見ながら個別に対応をした。

人間関係

・泣いている子、困っている子がいたら、自分から進んで声を掛けたり、助け合えるように声を掛けたり見守ったりした。

・遊びの際に「いれて」ではなく、「いっしょにあそぼう」と声を掛け、自然と遊びの輪が広がり、それぞれが遊びを楽しんでいた。言葉の面や遊びの面でトラブルになった時は、保育者に声を掛ける前に自分たちで解決しようとする姿も見られた。…

5歳ぞう組2020年度3月のまとめ

健康

体調を崩す子もいたが、比較的復活が早く、全体的に健康に過ごしていた。保育園生活が残り少ないということもあり欠席せずに登園することで疲れが出る子はいた。また、花粉症、アレルギーから目が腫れたり鼻水が出ている子が多く、目をこすったり痒そうにしている子がいたので、様子を見て顔や眼を洗うように声をかけた。自分で気づいて洗う姿も見られた。

人間関係

残り1ヵ月になり、他学年との交流で一緒に遊んだり給食を食べたりする機会が持てたので、関わりを喜んでいた。自分達より小さい子なので、優しく接したり教えたりする姿が見られた。また、クラスの友だちと過ごす時間が少しということを実感し、一緒に遊ぶ時間を大切に過ごしていた。

環境

保育室を次の学年に渡せるように、自分のロッカーや引き出しを片づけ掃除をした。「気持ちよく使えるようにピカピカにしないと!」と友だちの気持ちを考えて掃除する姿が見られた。

言葉

周りの姿に気づくようになり、状況を考えて「静かにするんだよ」「もっと小さくても聞こえるよ」と話す姿が見られた。自分が楽しい時、夢中になっている時は声が大きくなってしまうので、逆に教えてもらう場面もあった。

表現

卒園を祝う会に向け、うたや劇、合奏を取り入れたが、久しぶりに行ったことでおもいきり楽しんでいた。また、久しぶりでもしっかり台詞や歌詞を覚えていて、楽しく取り組んだことは時間が経ってもより楽しめることを改めて感じた。…

5歳ぞう組2020年度2月のまとめ

健康

鼻水が出ている子はいたが、体調を崩すこともほとんどなく出席率も良く、毎日元気に登園していた。手洗い、うがいだけでなく、手洗い後に手指消毒をする習慣も身につき、友だちに「消毒もするんだよ」と教える姿が見られた。

人間関係

卒園が近づいていることを意識してか、友だちと一緒に遊ぶこと、同じ時間を過ごすことをより楽しみ大事にするようになった。同時に自己主張も強く表現するようになり、友だちと意見が合わないことで言い争いになることもあったが、お互いに折り合いをつけようとする姿も見られた。

環境

机に椅子が収まっていないと中に片づけたり、玩具が違う場所に片づけてあると元の場所に片づけ直したり、自分たちで気づいて環境設定する姿が見られた。一人が気づいて率先して片づけることが周りの子にも良い影響を及ぼし、みんなで片づけるようになっていた。

言葉

「おい」「○○だぞ」と乱暴な言葉になってしまうこともあったが、友だち同士気づいて教え合う姿が見られた。劇あそびを行う中で、保育室に貼ってある台詞を読み、友だちの台詞も覚えていた。ひらがなを読むことが苦手な子も、友だちと一緒に読んでみたり、興味を示していた。

表現

室内遊びの時間、折り紙や画用紙等の素材を使って動物や食べ物を作り、見立て遊びを行って楽しんでいた。初めは数人が楽しんでいたが、段々と人数が増え、毎日夢中になって作り、その後遊んで楽しんでいる。翌日以降もその続きを作り、日々盛大なものに仕上がっている。…

5歳ぞう組2020年度1月のまとめ

健康

手洗いの水が冷たく手洗いの時間が短くなってしまう子もいるが、友だち同士声をかけ合って伝えることで気づき、しっかり洗う姿が見られた。給食やおやつ前、戸外遊び後に手指消毒を行っているが、ポンプを下まで押すとたくさん出すぎてしまうことに気づき、自ら量を調節して使用していた。

人間関係

年が明け、就学が近づいていることを感じるようで、多数の友だち集まって一緒に遊ぶことが増えた。戸外に出ると全員でドッジボール、ドロケイを楽しんでいる。また、保育者に対しても甘えることが増えたので、気持ちを受け止めるようにしている。

環境

就学に向け、見通しを持って過ごせるように働きかけているが、時計を見たり、時間を意識して過ごす姿が多く見られるようになった。友だちが「○時までに…」と話している姿を見て、自分も意識してみる等、友だちの影響は大きい様子。

言葉

卒園文集を自分で書いたことで、今までひらがなにあまり興味を示さなかった子が自分から書いてみたり、自分の名前を読んだりするようになっている。かるた遊びは継続して楽しんでいるので、「かるたを読みたい」という気持ちから更に関心も大きくなっている。

表現

卒園に向けてのうたを子どもたちと相談して決めた。歌詞の内容をみんなで一緒に考えてみると、「泣いちゃいそう」と自分たちに置き換えて考え、決める姿が見られた。歌詞の内容を理解して歌うことで、より感情を込めて表現している。…

5歳ぞう組2020年度12月のまとめ

健康

寒くなり水が冷たくなったので、手洗いを簡単に済ませてしまう子が出てきた。乾燥が進んで、より風邪や感染症が流行る季節になっているので、手洗いうがいを今まで以上に丁寧に行うように声を掛けた。自分より小さい子にうがいする姿を実際に見せて教える子もいた。

人間関係

なかよし会に向けて幼児クラスで協力してお弁当の具材を作る中で、自分たちが先頭に立って取り組もうとする姿が見られた。また、当日は一緒にお店屋さんになり、買い物に行く中で、優しく声を掛け楽しんでいた。他学年との関わりにより、年長児としての自覚が更に高まった様子。

環境

年末なので保育室やロッカー、下駄箱の大掃除を行う。濡れ雑巾を持つと、「ここも綺麗にしよう」「あ!ここも汚かった!」と自発的に掃除する場所を探す姿が見られた。掃除が終わると、「気持ち良いねー」と喜びを感じていた。

言葉

他クラスが午睡をしている時間に起きているようになり、騒がず静かに過ごすという意識が出てきている。楽しくなると大きな声になってしまうことはあるが、周りの子が気づいて声を掛け教え合う姿も見られる。

表現

クリスマスソングが好きで、すぐに歌詞を覚え毎日楽しく歌っていた。サンタクロースの絵本を読んだことで、更に理解、興味が深まり、歌詞のストーリーを踏まえた上で歌う姿があった。さつま芋のつるで作ったクリスマスリースに自由に飾りをつけると、それぞれイメージを膨らませ、リボンやレース、金銀の飾りをつけて賑やかなものを作る子もいれば、どんぐりや松ぼっくりメインの自然溢れたものを作る子もいて、個性の出た作品になった。…

5歳ぞう組2020年度11月のまとめ

健康

寒く乾燥して風邪や感染症が流行る季節になってきたので、手洗いうがいの行い方を再確認し、丁寧に取り組めるようにしている。子ども同士で、ガラガラうがいとブクブクうがいの違いを話し合う姿も見られ、意識が少しずつ高まっている様子。鼻水が出るようになってきたが、ほとんどの子が声を掛けなくても自主的に鼻をかんでいる。

人間関係

ドッジボールを始めるとほとんどの子が自主的に参加して遊んでいる。特定の友だちだけでなく色々な友だちと関わる機会が増えたことで、ドッジボール以外の時間にも話したり遊ぶ姿が見られるようになった。いつもとは違う友だちと遊ぶことで遊びの幅が広がっている。

環境

11月中旬から就学に向けての生活リズムに移行してくために、午睡がなくなった。午後も活動する時間が増えたので、室内で静かに過ごす時間、戸外で活動的に動く時間と、静と動の時間を作っているが、他のクラスが午睡していることを踏まえて自分たちで考えて過ごすことが出来ている。楽しくなると声が大きくなってしまうことがあるので、その都度気づけるように声を掛けている。

言葉

今までは絵を見ても判断して取れる電車や絵本のかるたを好んでいたが、最近は読み手の言葉をよく聞いて平仮名を見ないと取れない少し難しいものも好んで遊ぶようになった。平仮名が分からないと取れない悔しさから、平仮名を覚えよう、読もうとする姿が見られるようになっている。

表現

なかよし会に向けてお弁当を制作を進めているが、自分が食べたくなるようなものを一つ一つ思いを込めて作っていた。一品作り上げる度に期待が高まっている。

また、おたのしみ会に向けて様々なうたを歌っているが、自由遊びの時間にも一人が口ずさむと周りの子も連動してみんなで熱唱して楽しんでいる。子どもたちの物語の世界を大事にしていきたい。…

5歳ぞう組2020年度10月のまとめ

健康

気温が低い日が続いたかと思えば急に半袖で丁度良い程暑くなったりと、日々気温が安定しなかったが、自分たちで上着を着たり、着替えて調節したりと、自発的に行うことができた。咳、鼻水が出る子が増えたので、マスクをつけたり、鼻をかむように様子を見て声を掛けた。

人間関係

ドッジボール、あぶくたった、だるまさんが転んだ、ドロケイ等ルールのある遊びを大人数で楽しむことが増え、時にはクラス全員参加して楽しむ姿も見られるようになった。誰と遊びたいと友だちにこだわらず、この遊びに参加したいと、今まで関わりの少なかった友だちとも積極的に関わるようになり、遊びの幅が広がっている様子。

環境

園庭で他学年と合同で遊ぶ際、クラス単独で遊んでいる際は鬼ごっこやリレー、ドッジボールをしておもいきり遊び、小さい子がいる時は危なくないようにかくれんぼや虫探し、縄跳び等、自分たちで遊びの内容を考えながら遊んでいる。状況に合わせて考えて遊ぼうとする姿に成長を感じる。

言葉

かるた遊びを楽しむことが定着してきて、平仮名に興味を持つ子が増えてきた。かるたの札をあまり取れなかった経験から、次はもっと取ろう、平仮名をもっと読めるようになりたいと思う気持ちが出てきて、次に繋がる良い経験になっている。書くことにも興味を持てるように子どもたちの興味の持てる遊びを取り入れていきたい。

表現

本「エルマーのぼうけん」を日々少しずつ読んでいたが、想像力を膨らませて、内容をよく理解していた。園庭でぽっくりに乗り、「エルマーが沼地を渡っているんだー」と園庭を沼地に見立ててエルマーになりきって遊ぶ姿を見て、子どもたちの想像力の豊かさに驚かされた。…

5歳ぞう組2020年度9月のまとめ

健康

朝夕は涼しくなり、咳をしたり鼻水が出たり発熱する子がいたが、比較的元気に過ごしていた。保育者の働きかけがなくても、気温に応じて自分で長袖、半袖を選んで衣服調節する姿が見られた。涼しくても遊んでいると汗びっしょりになることもあったので、着替えを促すこともあった。

人間関係

運動会あそびに向けてリレーを行う等、チームで協力して取り組む経験をすることで、クラス間の仲間意識が高まった。遊びの中でも、今までは数人で楽しんでいた遊びも、たくさんの友だちを誘う姿が見られるようになった。

環境

公園に散歩に行ったり、園庭で遊んでいたりすると、季節の移り変わりに気づく姿があった。「あ!こおろぎがコロコロリンって鳴いてる!」「どんぐりがどんぶりこって落ちたんだねー」とその時に歌っている歌を思い出し、友だち同士話していた。自然の変化に気づくように働きかけるだけでなく、普段の保育の中から気づきや感じることがたくさんあることを改めて感じた。

言葉

友だちに素直な気持ちをうまく言葉にできず我慢する姿が見られたため、クラスで話し合う機会を多く設けた。クラスで話し合う中で、自分はこうだった、こんな時嬉しかった、嫌だったという様々な声が挙がり、素直に言葉にするきっかけになっている様子。言葉は優しさにも武器にもなることを今後も話し合っていきたい。

表現

絵本ではなく、絵のない素話をして頭で物語を想像する機会を多く作った。子どもたちのよく知っている短い物語から始め、長編の本「エルマーのぼうけん」を読み始めた。日々少しずつ読み進めているが、想像を膨らませながら続きを楽しみにしている。…

5歳ぞう組2020年度8月のまとめ

健康

気温が高く、戸外に出られず室内で過ごすことが多かったが、水分補給する時間をこまめに作り、室内だから喉が渇かず水分を摂らないという状況を作らないように気をつけた。前半は全体的に健康に過ごしていたが、後半になり更に気温が高くなった時、その後風が冷たく秋を感じるようになった時に、鼻水が出たり咳が出たりと体調を崩し始める子が出てきた。また、暑さで突然鼻血が出る子もいたため、ゆっくり過ごす時間を多く設けた。

人間関係

室内で過ごすことが多かったことで、クラスの友だちと一緒に遊んだり会話する時間が増え、友だちとの仲が深まったように思う。感情が高ぶると、友だちに対する言葉がきつくなってしまうこともあるが、保育者が介入しなくても相手と話し合い折り合いをつけることができるようになって来ているので、なるべく見守るようにしていきたい。

環境

保育室内の玩具を子どもの興味に合わせて少しずつ入れ替え、環境設定を変えたことで、今まではあまり遊ばなかった遊びを友だちと楽しむようになり、好きな遊びに集中して取り組めるようになった。また、カブト虫やアリの巣を子どもが見やすい低い場所に置くことで、様々な目線で興味を持って観察していた。カブト虫は保育士と一緒に餌をあげたり、霧吹きで土を湿らせる等の世話をすることで、更に興味を持ち、愛情深く世話する姿が見られた。

言葉

ひらがなに興味を示し、読み書きする子が増えてきた。当番はひらがなで書いてある献立を友だちの前で発表するようになり、喜んで取り組んでいる。読むのに自信がない子も、友だちと一緒に読むことで少しずつ自信をもって読み上げるようになっている。また、すらすらと読める子が増えてきたので、かるた遊びを行う際も保育者が一緒に参加しなくても子どもたち同士で楽しんでいる。

表現

アリの巣作りの観察を行ったので、こんなアリの巣があったら良いなと想像したアリの巣を画用紙いっぱいに描くと、一つのアリの巣の中に様々な物語があり、子どもたちの想像力の豊かさに驚いた。また、夏の思い出を描くと、園での水遊びや家族と一緒に楽しく過ごしたことを思い出して色鮮やかに表現していた。

歌うことが好きな子が多く、歌詞を書いて貼っておくと、すぐに覚えてピアノに合わせて歌って楽しんでいる。うたの時間が楽しみで「もっと歌いたい!」という声がたくさん聴こえてくる。…