5歳ぞう組月のまとめバックナンバー

5歳ぞう組2021年度3月のまとめ

言葉

・その場に合った声の大きさを1年間通して伝えてきたため、給食の時間はコロナウィルス感染症予防のための黙食を徹底したり、午睡の時間は他クラスが起きないように小さい声で話をしたりすることができた。

・相手を思いやる言葉での解決により、トラブルはほとんどなかった。

環境

・卒園式の練習が始まり保育者が環境設定をしていると「てつだおうか?」「なにをはこべばいいの?」など、自分たちでも気づいて行動することができた。

・トイレのスリッパが元の数より増えていたり、バラバラになっていたりすると、数名だが、綺麗に整える姿が見られた。

表現

・卒園制作でアクリル板を作成し、慣れない絵の具に慎重になりながら、自分の似顔絵を描いていた。友だちが真剣に描いている時はそばで見守りながら、似顔絵を描き終えると「じょうずだね」「かわいいね」など、互いの作品を褒めていた。筆使いが難しそうだったが、髪の毛や髪ゴムなどの細かい部分も表現することができた。

健康

・くしゃみをする時に手で押さえてしまった時は石鹸で手を洗ったり、鼻水をこまめに拭いたりなど、保育者の声掛けがなくても自分から感染症予防に努めていた。

・気温の変化に応じて自ら上着を着たり、汗をかいたら肌着を取り換えたりなど、環境の変化に合わせた衣服の着脱をおこなっていた。

人間関係

・言葉で解決できる分、大きなトラブルはなかった。また、お互いに助け合い、声を掛け合い、いい雰囲気の中で過ごすことができた。遊びも自然と輪になり、それぞれは好きな遊びを楽しみながら過ごしていた。

・自分たちのクラスだけでなく、他クラスのことを気に掛け、午睡明けの手伝いを率先して行っていた。…

5歳ぞう組2021年度2月のまとめ

言葉

・保育者が全体に声掛けをしようとしたときに、全体の様子を把握している子が「せんせいがみんなにはなしをしたいみたい」と声を掛けると、友だちの声に耳を傾けて話を聞く態度になっていた。

・異年齢での関わりが少ない中、小さい子たちと関わった時は年齢に応じた声掛けをすることができた。

環境

・玩具や塗り絵などが床に落ちていても「じぶんのじゃない」「つかってない」といい、そのままになってしまうため、自分の使っているクラスや身の回りは綺麗に使うことや、自分のではなくても誰のものかを聞いたり、片づけたりできるよう声を掛けると「これだれのかな~?」と問いかける姿が見られた。

表現

・おひなさまの制作で、絵の具とスポンジを使って制作すると、色を混ぜたり、綺麗な市松模様を表現したりなど、想像の幅が広がった。その姿に影響されて、周りの子たちも真似をする子がいた。同じ材料を使いながらも、一人一人の表現の仕方が制作に表れていた。

健康

・登園時、遊んだ後、食前などこまめに手洗いや手指消毒をするように心掛けていると、保育者が声を掛けなくても習慣になっているようで、自分から気づいて清潔を保っていた。

・週末になると体調を崩しやすい子が多かったため、朝の視診は怠らず、一人一人の体調の変化に気付けるようにした。

人間関係

・好きな遊びが変わってきたことにより、遊ぶ友だちも少しずつ変わってきた。今まで遊びの時に関わっていなかった子と遊びを見つけることで、新たな楽しさを見つけていた。

・どう伝えれば相手に伝わるのか、傷つかないのかを少しずつ意識できるようになり、強く言い過ぎてしまった時は言い直す姿も見られ、友だちを思いやっていた。…

5歳ぞう組2021年度1月のまとめ

言葉

・友だちや保育者に対して自分の気持ちを我慢するのではなく、少しずつ思いを伝えられるようになった。そのため、保育者は気持ちを伝えられた時に思いを受け止めるようにした。

・おはなし会で同じ言葉の繰り返しになったときに、子どもたちもおはなし会の方と一緒に言葉を繰り返して楽しんでいた。

環境

・園庭の門側に砂が溜まっていると、お風呂マットを持ってきて砂掃きをしていた。「だれかにいわれてやったの?」と聞くと、「すながたくさんそとにでちゃうから、じぶんたちできづいてはじめたの」と、自主性を持って掃除に取り組んでいた。以前、保育者が掃除をしている姿を見て、刺激を受けたようだ。

表現

・鬼のお面制作で最初にイメージを子どもたちに伝えると「じゃあ、こんなかんじにしようかな」「わたしは〇〇がいい~!」と、その場でイメージを膨らませているようだった。色々な材料を使い、思い思いの作品を作っていた。完成したものを友だち同士で見せ合い「かわいいね!」「おにのぱんつのいろだね」など、気持ちを共有していた。

健康

・登園時に手洗い、うがいをしたり、各場面で手指消毒を行うようにしたりした。毎日の繰り返しの中で忘れている友だちがいると「しょうどくした?」「て、あらった?」など、保育者の声掛けがなくても、自分たちで気づいて行動できるようになってきた。咳をしたときにも「てをおさえるよ」と教える姿も見られた。

人間関係

・3歳児クラスと散歩に出掛けた際に、道路側に自分たちがいくようにして、分からない子には「ぞうぐみさんはかわってね」と、お互いに安全を守ろうと声掛けをしていた。

・午睡明けは他クラスに行き、進んで布団をたたんだり、トイレへと連れて行ってあげたりなど、年長らしい姿が見られる。…

5歳ぞう組2021年度12月のまとめ

言葉

・友だちとの会話の中で上手く思いを伝えられず、悩んでいる姿が多く見られた。保育者は一人一人の子どもたちの気持ちを受け止め、その子自身の言葉を引き出し、お互いが納得できるように仲立ちした。中には保育者が気持ちを受け止めて仲立ちをする姿を見て「〇〇だったんだね」と声を掛けられるようになる子もいた。

環境

・大掃除の意味を伝え、気持よく過ごせるように室内や廊下などを綺麗にした。普段からも少しずつ掃除をして、自分たちの過ごす環境を整えるようにした。

・身の回りに残っていた玩具や落ちているごみなどを拾って、次の活動がスムーズに動けるようになってきた。

表現

・おたのしみ会の劇の練習や本番で、自分の役になりきって気持ちを表現したり「ここはこうしたほうがいいね」と友だち同士で工夫する姿が見られたりした。合奏や歌も同様、楽しみながら参加することができ、本番後の保育でも子ども自身が何度も歌をうたったり、違う役になりきったりする姿が見られた。

健康

・鼻水が出るとティッシュで拭かずに服で拭いてしまったり、手洗いの際に水が冷たいことからしっかり洗わずに手洗いを済ませたりする姿が見られるため、子どもたちに再度伝えた。

・冬になり、なかなか自分から水分を摂らない子が増えたため、こまめに水分補給の声掛けを行ない、便秘や脱水症状、感染症予防に努めた。

人間関係

・相手の感情や表情に気づくことで、お互いが仲良く遊ぼうとする子や、相手が嫌がっていることや、困っている姿などに気づけない子など様々だったため、日々関わっていく中で相手がどう思うか、友だちの表情はどうなのかなど、繰り返し伝えている。その場では気づけなくても、保育者が仲立ちすることによって気づくことができる子もいた。…

5歳ぞう組2021年度11月のまとめ

言葉

・午睡の時間は他のクラスが寝ているため、最初は保育者が声を掛けるが、周りが見えるようになり「いまはしずかにしようね」「ほかのくらすがおきちゃうよ」「ありさんのこえだったよね」と声を掛け合い、自分たちだけではなく、周りにも声を掛ける姿が見られた。

環境

・使った玩具は最後まで片付けず、次の玩具を出してしまったり、友だちが玩具を落としてしまっても「つかってないからひろわない」といったり、他人事になってしまうことが多かったため、使ってないから拾わない、少ししか使ってないから片付けないではなく、身の回りのことに気付き、自分から積極的に行動できるよう関わった。

表現

・おたのしみ会の練習の中で、役に合わせた動き、声などを自分たちで決め、身体や言葉など、全身で表現する姿が見られた。また、練習を通して友だちの動きをみて「〇〇がじょうずだね」を褒める姿や、自分の役ではないものになりきって、役を交換して遊びの中で劇ごっこを楽しむ姿も見られた。

健康

・気温に合わせて衣服の調節ができるよう、必要に応じて声を掛けたが、寒くても半袖で過ごしている子が多かったため、改めて季節に合った過ごし方を伝えた。

・鼻水がでると自分で気づいて拭く子と、鼻水がでても気にしない子がいたため、鼻水を吸うのではなく、ティッシュで鼻をかむように伝えた。

人間関係

・友だちへの思いやりの気持ちを大切に関わっているが、どうしても他人事になってしまうことがあり、保育者が「〇〇してもらえたらお友だちは嬉しいと思う」「どんなきもちかな?」と気持ちを代弁し、互いの気持ちに気づけるようにした。代弁することにより、「そうだね」と気づくことができた。…

5歳ぞう組2021年度10月のまとめ

言葉

・他園との情報共有のため新聞作成をするにあたって、4チームで自分たちの1番好きな給食や保育園での遊びを話し合い、みんなの前で発表した。好きな物がかぶると「おなじのだね」と共感していた。

・保育者や友だちが話をしている時は、最後まで話を聞いてから話すよう伝えた。

環境

・園庭に咲いている金木犀の花に気づき、「なまえはしらないけどとってもいいにおいするよ」と子どもたち同士で話をしていたため、「金木犀って名前よ」と教えると、名前を知らない友だちに教える姿が見られた。環境を通して植物の名前や虫の名前などの知識を増やし、興味関心を持っている子が多かった。

表現

・ハロウィン制作で、丸や三角や山の形などの形が不規則な形の紙を用意し、切ったり破ったりはせずにそのままの形を活かしてのり付けし、おばけの家や扉などを表現した。紙を選びながら「このかたちはおばけのあしになるよね」「みてみて、おうちのやねみたいだね」など、イメージを膨らませ、会話を楽しみながら制作をしていた。

健康

・手洗いやうがいをしているが、石鹸をつけずにそのまま水で洗って済ませている子が増えてきているため、手洗いの意味を再度伝え、感染症予防に努める。

・衣服の汚れをそのままにしたり、靴下のままで砂の場所を歩いたりする子がいるため、清潔にすることを伝えた。

人間関係

・園庭で乳児クラスに会うと一緒に遊んだり、異年齢交流の意味も含め、午睡明けは3歳児クラスに行き、寝ている子を優しく起こしたり、布団を畳んだりしている。

・友だちとトラブルになったときは、相手の気持ちを考えてやっていいことといけないことを理解できるよう、保育者が仲立ちをした。…

5歳ぞう組2021年度9月のまとめ

言葉

・毎月を通して「友だちに思いを伝える時は優しく伝えようね」と声を掛けているものの、気持ちが昂ってしまうと、言い方がきつくなってしまう。まず落ち着いて話せるように声を掛け、優しく友だちに伝えられるようにしている。

環境

・自分の使ったティッシュをそのままにしてしまい、「ぼく、わたしはつかってないからしらない」ということがある。「自分たちが過ごすお部屋は大事に使って、綺麗にしようね」と声を掛け、環境を自分たちで整えられるようにしている。また、使ったティッシュは自分で捨てるよう、引き続き声を掛けていく。

表現

・外の気温が高く、室内で過ごすことが増えたため、室内で楽しめるような遊びを工夫し、お店屋さんごっこの一環でお寿司屋さんごっこの準備を楽しんだ。それぞれが自分の経験を活かして、「おすしやさんにはおちゃがあるね」「たまごとかいくらとかもあるよー」と、楽しそうに会話する姿が見られた。

健康

・気温の変化に体が追いつかず、夕方に体調崩したり、発熱が見られたりする子が数名いた。

・手洗いの様子を見ていると、石鹸をつけてしっかり洗う子が少なく、歯磨きもすぐに終えてしまう子がいるため、水道に保育者がつき、必要に応じて声を掛けた。水分補給もこまめに行えるようにした。

人間関係

・いつも遊ぶ子が決まっていることが多いが、違う遊びをしたくなった時は、「いっしょにあそぼう」と違う子に声を掛けて、子ども同士での遊びの輪が広がっている。

・自分の時間を大切にしたい時と、みんなで遊びたい時など、自分のタイミングで遊びに入っている。…

5歳ぞう組2021年度8月のまとめ

言葉

・自分がされて嫌なことは友だちに「○○がいやだった」と伝え、お互いに気持ちよく過ごせるようにした。なかなか気持ちを伝えられない子も中にはいるため、保育者が仲立ちをして互いの思いを伝えられるようにした。

・声のボリュームも少しずつ自分たちで考えられるようになった。

環境

・室内にティッシュが落ちてしまっても、そのままになっていることが多く、食事後の使ったティッシュもそのままになっているため、声を掛けて自分の使った物は捨てるように促した。

・絵本の並びが揃っていないと、高さを合わせて綺麗に揃えていた。

表現

運動会で使用する騎馬戦のお面を作り、保育者が色を決めるのではなく、子どもたちが好きな色を選んで塗っていた。馬だから茶色じゃなきゃいけないという固定概念はなく、七色にしたり、馬の毛の部分を半分半分で色を分けて塗ったりと、工夫する姿が見られた。完成したお面を子どもたち同士で見せ合い、お互いの工夫点を話していた。

健康

・咳や鼻水が出ている子が多く、こまめに手洗いやうがいをし、感染症予防をした。

・熱中症アラートをこまめに調べ、出ていない日は気分転換に少しだけ外にでて体を動かし、健康に過ごせるようにした。

・水分をこまめに補給し、汗拭きタオルで清潔に保った。

人間関係

・きりん組と合同した時に玩具を貸したり、おりがみの折り方を優しく教えたりする姿が見られる。

・他児が物を落としてしまった時は、気づいてすぐに拾ってあげる姿が見られるようになった。…

5歳ぞう組2021年度7月のまとめ

言葉

・ 声のボリューム表を貼ってから「おへやはねずみさんのこえ、ライオンさんはたすけてほしいときのこえにする」と皆で決め、日々の生活で意識するようになってきたが、遊びに夢中になると、どうしても声が大きくなってしまう為、その都度声を掛けて問いかけるように意識した。

環境

・玩具や鉛筆などを使った後、そのままにして違う遊びへと移る子がいた為、声を掛けて身の回りを綺麗に整理整頓するよう声を掛けると、友だち同士で気付き合い、「つかったらもどすよ」と優しく声を掛ける姿が見られた。

・プール前やプール後の動線を考え、子どもたちがスムーズに支度できるようにした。

表現

・うちわ制作で花火を表現すると、保育者が伝えた技法だけでなく、「こんなやりかたもあるね」と子どもたち同士で話し、出来上がった花火を見せ合っていた。また、あさがお制作も2色の絵の具を選び、たっぷり絵の具をつける子もいれば、コーヒーフィルターに滲む様子をじっくり観察している子もいた。

健康

・発熱する子や咳や鼻水がでている子が数名おり、全体としても手洗い、うがいを意識して、感染症予防をした。咳をするときは手で押さえたり、鼻水が気になる子はこまめに鼻をかんだりしていた。

・暑い日が続くが食欲が落ちている子はおらず、よく食べている。

人間関係

・以前よりも各コーナーで集団になって遊ぶことが増えた。遊びも様々なやり方、遊び方を共有し、1つの遊びをじっくりと楽しんでいる姿が見られる。ルールの分からない子に対しても、優しくやり方を伝えている。物の貸し借りも「いま、つかっているから、つぎかすね」と声を掛け、トラブルにならないようにしている。…

5歳ぞう組2021年度6月のまとめ

言葉

・遊んでいる輪の中に入りたい時は、「いれて」ではなく、「いっしょにあそぼう」ということを伝えてから、子ども同士で意識し合い、「いれて」といっていた子に対して、優しい口調で「いれてじゃなくて、いっしょにあそぼうでいいよ」と教える姿が見られる。どの子も優しい口調で伝えようと意識している。

環境

・玩具が落ちていた時は自分たちで拾ったり、各コーナーでそれぞれの玩具が混ざらないように意識して遊ぶ場所を考えたり、子どもたちが中心となって考えて行動している。

・絵本や棚に山積みになっていたことがきっかけで、食後の片付けの時間に食べ終えた子からやりたい子だけが自然と集まり、一つ一つ丁寧に並び替えている。

表現

・七夕制作を行ったが、その時のタイミングでやりたい子とやりたくない子がいた。だが、他児がやっている姿に影響され、制作を行っていた。制作をしている時に「〇〇くん、きれいにおりがみおれてるね」「すごい!じょうず!」など、互いを褒め、自分の思いを制作で表現していた。

健康

・咳や鼻水がでている子が多く、咳をする時に手で押さえない子がいた。自分たちの健康を維持する為にも、登園時の手洗い、うがいを意識していた。

・気温が高くなってきた為、外遊びに限らず、室内で遊んでいる時にも定期的に声を掛けて水分補給ができるようにした。

人間関係

・先月までは他児同士の会話がきついところもあったが、意識して優しい口調で話すようになってきていることから、言葉の面でのトラブルはなくなった。

・園外保育を通して少しだけだが異年齢交流ができ、同じにこにこマンチームになった子と協力してゲーム遊びをしたことで、人間関係の輪が広がった。…