5歳ぞう組月のまとめバックナンバー

5歳ぞう組2022年度1月のまとめ

言葉

言葉遣いや言い方が乱暴になることが多い。友だちに対して「~しろよ」など意味をよく理解していなくても命令するような言葉を発しているので、その都度声を掛けて丁寧な言葉遣いができるよう促した。また相手に言われて嬉しいことやそうでないことをクラスで共有し、友だちとのやり取りの際に気持ちのいい言葉を遣うことができるよう話をした。大きな変化は見られていないが、言い方を意識する姿は見られている。

環境

文字を自分で書く機会が多くなり、ひらがな表を見て書こうとする。読むことはできるが書くことが難しい子が多く保育者に尋ねたり、友だちに聞いたりする。カタカナや濁点、伸ばす音など分からない子もいる。前後の文脈で内容を全て理解しているわけではないが、予測し絵本も少しずつ自分で読むことが出来るようになってきた。

表現

「ともだちになるために」を歌いたいとリクエストする子が多くいる。また今まで歌ってきた曲を思い出し、口ずさむ子がいる。卒園式などで使用する自画像を描くと、自分の髪形や好きな洋服を思い出して丁寧に描こうとしていた。またなかよし会でステージがあることを知らせると「コマやりたい」「なわとびしたい」と自分が得意なものを披露することに抵抗がなく、楽しみにしている子がたくさんいた。不安そうにする子も数名いたが、複数人でもいいということを伝えると安心していた。

健康

咳や鼻水が続く。くしゃみをすると鼻や手を拭き、保育者に言われなくても清潔にしようとする。乾燥により唇や手、背中が荒れてしまい痛がったり痒がったりする子が数名いたので降園時に保護者に伝えた。トイレ後の手洗いでは、石鹸を使わずに水だけで洗う子がいる。家では水だけで洗っているとのことだったが、園はみんなで使うものが多いことを伝えると園では石鹸で洗うようになる。鉛筆やレゴを無意識に口に付けることもあったので適宜消毒し、清潔を保った。

 人間関係

以前までは一人で遊んでいた子は周りに気付いて欲しい気持ちもあったからか、友だちが来てくれるのを待っている子もいたが最近は自分から遊びの輪に入り、参加しようとすることが増える。意見の相違からトラブルになることもあるが、本人同士と周りの助けもあり保育者が仲立ちをしなくても自分たちで話し合い、解決することができるようになる。保育者や友だちに休みの日の出来事などを話す際に、相手が知らないことを予測し簡単な説明をしてから話をしようとすることが増えた。…

5歳ぞう組2022年度12月のまとめ

言葉

言葉でのやりとりが安定してきた。自分の話をするだけでなく相手の意見を求めたり、反応を待ったりして一方的なやり取りではなくなる。大人や友だちとの会話の中で、無意識に相手の嫌なことを言ってしまうこともあったので「その言い方は嫌だな」「優しく言ってほしいな」と伝えた。言葉でのやりとりが安定してきたこともあり、大きなトラブルや手が出ることはほとんどない。

 環境

玩具のコーナーを変えると、すぐに気が付き綺麗に片づけようとしていた。椅子の重ね方や食事後の下膳時なども「重ねるのはふたつまでだよ」ときちんと理解しているようで、新入園児の子に教える姿もあった。保育者が机を動かそうとすると、「こうやってもつんでしょ」と積極的に手伝いをしてくれる子もおり、全体を見て行動している様子が多く見受けられた。

表現

おたのしみ会での発表が自信に繋がったようで、何事にも積極的に参加しようとする。遊びや生活の中で友だちや保育者に手伝ってもらったり、優しくしてもらったりすると「ありがとう」と自然に相手に伝えられるようになった。また夕方園庭で遊んでいる際に夕日や月を見ると「きれい」「写真撮りたい」「ママにも見せてあげたい」など喜びを周りの人に共有しようとする姿も見られた。

健康

鼻水が多く出ている子が増えてきているが、自分で気が付き鼻を拭いている。咳が出る子には自分のマスクをつけるよう促したり、園のマスクを提供したりした。大きく体調を崩す子はいなかったが、疲れもあるのか機嫌がよくない子もいた。戸外遊びでは氷鬼やドッヂボールなどで沢山身体を動かした後、汗をかいている子がほとんどだったので風邪をひかないようすぐに入室したり、上着を着たりして体調管理に気を付けた。

人間関係

今までは友だちを選んで遊びに参加したり、遊びに参加したりしていたが最近は自分の好きな遊びややりたい事を優先して遊ぶことが増えた。ルールのある集団遊びでは全員が平等に楽しく遊びたいという気持ちから、互いに気持ちよく遊べるよう公平に遊びを進めようとする。またそれでもトラブルになってしまった時には保育者に助けを呼びに来たり、仲裁しようとしたりするなど自分のことだけでなく周りの友だち同士のことも気に掛けている姿が見られる。…

5歳ぞう組2022年度11月のまとめ

言葉

友だちとのやり取りの際に、威圧的な話し方や感情的になることがある。そのような姿が見られた際には保護者にも園での様子をこまめに伝えた。相手に自分の気持ちを伝えることはできているが、相手の話を聞き入れることが難しいので、相手の話を聞いてから自分の意見を話せるように促していきたい。

環境

歯磨きの環境を変え、今まで4人ずつだった場所を2人ずつに分けて2カ所で磨けるようにしたことで、それぞれ自分のペースで磨くことができるようになった。保育室内におたのしみ会で使用する大道具や楽器が置いてあるのを見ると「はやく劇やりたい」「歌いたい」と劇遊びを楽しみにしている様子が見られる。平仮名やカタカナをスラスラとよめるようになったことで、絵本や図鑑のルビを指でたどりじっくりと読み進めている。

表現

劇あそびでは、毎回セリフの言い回しを変える子や、セリフに合わせた動きを自分なりに表現する姿がある。また遊びの中でも「○○くんの作ったやつかっこいいね」「

これ上手にできたね」など互いの制作や遊びの中で作った物に対して褒め合っていた。また合奏が好きな子が多く、自分の担当以外の楽器にも興味を示しているので今後様々な楽器を楽しめるよう機会を増やしたい。

健康

咳や鼻水が続いており、発熱により欠席・早退する子が多くいた。また園で咳が多く苦しそうにしていた子の保護者には受診をお願いし、体調の変化に配慮した。全員が着替えの際に長袖を選んで着ているが、中には薄い長袖を着て「寒い」と言う子もいるので上着を着るよう促したり、室内の温度をこまめに変えたりして空気の循環にも気を付けた。

人間関係

自分の思ったことを相手に伝えることは出来るが、相手が思っていることに気が付けなかったり気づこうとしなかったりと一方的なやりとりになることが多い。友だちが困っている時には保育者が声を掛ける前に気が付き、友だちの片づけに協力しようとする子や、助けようとする子もいる。集団であそんでいる時や、話し合いの時などに特定の子ばかりが前へ出て話が進んでしまうこともあるので、そのような場合は保育者が間に入り、みんなで決められるよう関わっている。…

5歳ぞう組2022年度10月のまとめ

言葉

自分の意見や考えをみんなに伝える場を増やしてきたことで、人前に立ち発言することに抵抗がなくなってきた。日常生活や遊びのなかで、意図せず相手が悲しむことを言ってしまう子もいた。家での話や楽しかったことなどを互いに話し合い、会話が広がっている。友だちとのトラブルや、嫌なことがあった際の状況説明が曖昧な子も多いため、保育者が一緒に状況整理をして簡単な言葉で説明できるよう促している。

環境

毎日の当番活動に責任感を持ち取り組んでいる。台拭きやティッシュの用意の他にも雑巾がけや食事後の机拭きなども「やるよ」と互いに声を掛け合って取り組んでいる。また日付のカレンダーを朝の会でめくることを楽しみにしており、日付や曜日も理解している子が増えた。

表現

運動会のポスターを描くと、バルーンやバンブーなど自分たちが楽しみにしている競技を絵に表しており、園内に自分たちの描いたポスターが掲示されていると嬉しそうにしていた。10月の制作では、自分で好きな大きさを決め、眼鏡をかけたり帽子を被らせたりするなど個性のあるおばけを自由に表現していた。

健康

衣服の汚れに少しずつ気付けるようになる。集団遊びも長く続くようになり、縄跳びやボール遊びなど遊び方もダイナミックになり活動量も増えたが午睡をせずに1日過ごす子もいる。トイレ後の手洗いをせずに「手洗ったよ」と言う子が多いので、きちんと洗えるよう見守り声掛けをすることで、丁寧に洗えるようになった。

人間関係

先月に続き、ルールのある遊びを自分たちで展開させようとするが特定の子のマイルールになりトラブルになることもある。友だち同士が喧嘩や言い合いをしていると周りに集まり、心配そうに見つめる子や保育者に知らせに来る子もいる。集団生活のなかで周りの子を見て状況を把握しようとする姿も見られるようになり、こちらから声を掛けなくても次に何をするか自分から気付けるようになった。…

5歳ぞう組2022年度9月のまとめ

言葉

自分の意見や考えをみんなに伝える場を増やしてきたことで、人前に立ち発言することに抵抗がなくなってきた。日常生活や遊びのなかで、意図せず相手が悲しむことを言ってしまう子もいた。家での話や楽しかったことなどを互いに話し合い、会話が広がっている。友だちとのトラブルや、嫌なことがあった際の状況説明が曖昧な子も多いため、保育者が一緒に状況整理をして簡単な言葉で説明できるよう促している。

環境

全員がひらがなを読むことが出来るようになる。給食のメニューや図鑑などじっくりと指で文字をたどり、読み上げている。簡単な足し算もできるようになり、指を出して数えたり紙に描いたりする。時計に興味を示す子も増えてきて、「2は10分」と分を理解している子もいる。

表現

制作時に絵を描くと、顔のパーツがない子や髪がない子がいたが、保育者が簡単な声掛けをすると書き足すことができる。マーブリングを使った9月の制作では、一人一人柄が違うことに気が付き、「○○ちゃんはここが可愛いね」「この色も素敵だね」と互いに認め合っていた。絵の具や筆の使い方も個性があり、ダイナミックに筆を動かす子が多くいた。

健康

園庭ではとにかく走り回り、顔を真っ赤にしている子がほとんどなので水分補給や休息をじっくり取ることが出来るようにした。衣服の汚れに気付くことが出来るようになり、自ら戸外遊び後や給食後に着替えをしていた。鼻水や咳が出る子が多くいたため降園時に保護者に様子を伝え、必要に応じて受診をお願いした。

人間関係

成長に伴い、遊びの内容が変化してきたからかルールのある遊びをすることが増え、その中でのトラブルが増えた。「どんな気持ちだと思う?」と問いかけると「かなしい気持ち」としか返ってこないので、悲しいという感情以外にも感情があることを伝えながら、相手の気持ちを保育者と一緒に予想し、考えられるようにした。…

5歳ぞう組2022年度8月のまとめ

言葉

先月に続き、自信がないからか友だちや保育者に何かを伝える時に声が小さくなったり、輪の中に入ろうとした際に上手く言えなかったりすることがある。安心して話せるような言葉かけを中心にしてきたが、まだ難しい様子。友だちや保育者、保護者にたいして傷つくような言葉を言う子もいたので、ちくちく言葉やふわふわ言葉など子どもたちが聞いてイメージしやすいよう例え、言葉を意識できるよう共有した。

環境

カブトムシが卵を産むと「たまごはどうやってできるんだろう」と疑問を抱く。図鑑を持ち出し調べようとする子や、保育者に尋ねる子など様々だった。戸外遊びや水遊び後の着替えでは、保育室内のカーテンが開いていると「カーテン開いてるよ」と着替えを待ったり、タオルで体を隠したりして周りの様子を見て着替えをすることが増えた。

表現

友だちがラキューで作品を作ったり、ドッヂボールでボールをキャッチしたりすると「○○くんすごい!」「じょうずだね」と褒めている。運動会で使用する万国旗を自分たちで選び、描いたことでさまざまな国の国旗に興味を示し、レゴで表したり自由画に描いたりしている。保育者がピアノを弾いていると「ここはなに?」と音に興味を示す。低い音と高い音の違いを比べ、不思議そうにする子もいた。

健康

咳やくしゃみをする子が多くいたので、その都度手洗いを促した。食事量が増え、おかわりもよくしている。完食することができると「みて」と皿を嬉しそうに見せている。

汚れへの意識も少しずつ見られており、服や体の汚れに気が付くと自ら拭いたり着替えようとしたりしている。

人間関係

先月と変わらず、友だちや保育者とのやり取りの中で、相手の気持ちや表情に気付くことができずにやりすぎてしまったり、嫌なことを無理に進めようとしたりして、トラブルになる。他児にしてもらった嬉しいことも保育者に知らせてはいるが、嫌な所や出来ていないことを報告しに来ることも多い。他児の姿をよく見ていることもあり、友だちが困っていると駆け付けたり手伝おうとしたりする姿も見られている。…

5歳ぞう組2022年度7月のまとめ

言葉

自信がないからか、友だちや保育者に何かを伝える時に声が小さくなったり、輪の中に入ろうとした際に上手く言えなかったりすることがある。「間違っても大丈夫だよ」「恥ずかしくないから大丈夫」と、話す時に不安にならないような言葉掛けを今後も続けていきたい。4月から「相手の目を見て話す」ことを伝えていたが、今ではほとんどの子が相手の目をきちんと見て最後まで話ができるようになった。

環境

カブトムシとクワガタの観察を楽しみにしている。毎日、夕方には「ゼリー替えよう」と飼育カゴの蓋を開けて、実際に触ったり眺めたりしてオスとメスの違いや、種類の違いについて疑問を抱き、図鑑で調べたりしている。また外が暑い日が続くと「きゅうりにお水あげなきゃね」「みどりちゃんもお部屋にいれよう」と身の回りの生き物に対して関心を持つだけでなく季節や気温と関連付けながら、配慮する姿が見られるようになった。

表現

ごっこ遊びやラキュー、レゴなどで作ったもので自由に遊ぶ。ごっこ遊びではそれぞれ役割を分担して遊んではいるが、特定の子が役割を全て決めてしまったり、周りの子も言われるがままになってしまったりと遊びの方向性が違い、トラブルになることもあった。レゴやラキューでは、説明書をじっくりと読み集中し、作り上げることができると保育者や友だち、保護者に嬉しそうに見せている。

健康

小学校が夏休みに入ったこともあり、都合で欠席する子が多くいた。また発熱する子は少なかったが、咳や鼻水が出ている子が多かったので保育室ではマスクを着用し、こまめに手洗いや水分補給を促して、感染症予防と熱中症対策にも気をつけた。またプールに入った日は午睡時間を普段より多く確保するなどして、体調に留意して過ごせるよう工夫した。

人間関係

友だちや保育者とのやり取りの中で、相手の気持ちや表情に気付くことができずにやりすぎてしまったり、嫌なことを無理に進めようとしたりして、トラブルになることが増えた。また、他児のしたことや言ったことに対して保育者にその都度報告しようとする子もいたので、良くないことばかりを知らせるのではなく他児の素敵な部分や、自分がされて嬉しかったこと知らせてほしいと伝えた。また伝えるだけでなく、保育者も子どもたちにされて嬉しかったことを全体に共有し、周りの人の良い部分にみんなで気付けるよう促した。…

5歳ぞう組2022年度6月のまとめ

言葉

口調が強くなったり、言葉遣いが悪くなったりすることが多くなりその都度声を掛けた。また園での様子を保護者にも伝えたり、家庭での話も聞いたりして情報共有できるようにした。「しんぶんし」などの回文や、「ふとんがふっとんだ」などのダジャレを言い合い、言葉遊びを楽しんでいる。

環境

保育室内に新しいロッカーや、棚が来ると「きれい」「しんぴんだ」と喜ぶ姿が見られた。ロッカーが保育室内に来たことで、保育室内の環境設定も変わったが大きな混乱は見られず、すぐに慣れていた。個人用のロッカーの大きさが以前より大きくなったことで「たくさん入れられる」と嬉しそうにしていた。どろんこ遊びの後は使った玩具を水で流し綺麗に洗っている。

表現

ラキューで海の生き物や動物をつくることに熱中しており、互いに作った作品を見せ合っている。きゅうりの自由画では、きゅうりの実や葉、ツルだけでなく畑にいた虫や、他の夏野菜を描く子や、周りの景色や友だちを一緒に描く子などそれぞれ友だちと会話を楽しみながら取り組む姿が見られた。

健康

気温に合わせた衣服の調節も少しずつできるようになってきた。トイレのスリッパが乱れていると「直したよ」「きれいにしたよ」と伝えている。冷房を使用していることもあり、室内と室外の気温差により鼻水が多く出ている子がいたので、こまめに保育室内の温度を調節し、体調に配慮した。

人間関係

進級してから保育者に指示を求めて待つことが多かったが、最近は分からないことがあると自分から友だちに聞いたり、周りを見て行動しようとしたりする姿が見られるようになった。友だちや保育者と話す際に目が合わない子もいたが、目を見て話すことが増えた。友だちとのトラブルでは、周りにいる子が話を聞いたり、解決しようとしたりする姿が見られるようになった。…

5歳ぞう組2022年度5月のまとめ

言葉

先月に続き、今日や明日などの日付の表現が分からない子が多くいるが、保育者と一緒に確認すると気が付き訂正していた。友だちとのトラブルの際には、相手の目を見て話すよう促したこともあり、互いに正面を見合って話し合ってはいるが、目を逸らしてしまう子もいるので、その都度目を見て話せるように伝えた。

環境

保育室内の環境設定を変え、玩具の種類も増えるとすぐに気が付いて嬉しそうに遊んでいた。玩具を片付けるカゴや、場所などの変化にもすぐに慣れてきちんと元の場所に片づけている。毎日の当番活動では給食時にティッシュを用意したり、台拭きで机を拭いたりとそれぞれ役割を把握し取り組んでいる。

表現

チェーンの玩具の色を使い分け、ジュースや髪の毛に見立てて自由に遊んでいる。6月の制作の時計作りでは数字の色をカラフルにしたり、好きな折り紙の柄を組み合わせたりしていた。「みんなと違うのにしたい」と、周りとの違いを楽しむ姿も見られた。

折り紙や自由画で遊んでいる際に、ハサミやクラフトテープを使いたいという子もいたので、安全に配慮し子どもたちが自由に使えるようにしていく。

健康

戸外遊び後、手洗いうがいの習慣が身につき丁寧に行っているが、トイレ後の手洗いで石鹸を使わずに済ませている子が多く見られる。着替え時の体拭きも定着し、全身を拭いている。食事前に手を洗う習慣がなく「トイレ行ったときに洗った」「さっき洗った」と言う子が多かったので、食事前後の手洗いも引き続き声を掛け定着するよう促す。

人間関係

遊びに合わせて一緒に遊ぶ友だちが変わることが多い。保育者役と園児役に分かれてごっこ遊びをしたり、氷鬼や鬼ごっごをしたりとそれぞれ自由に過ごしている。氷鬼などの集団遊びでは、ルールがバラバラでトラブルになったり、鬼を嫌がって途中でやめてしまったりすることもあるが、少しずつ集中して取り組むようになった。友だちの行動や言動に対して「絶対嘘だよ」「○○ちゃんのせいじゃない?」と友だちのことを否定的に捉える姿も見られたので、同じことを言われたらどんな気持ちになるのか、言われて嬉しいかなどを伝え、相手の気持ちに気付けるよう関わった。…

5歳ぞう組2022年度4月のまとめ

言葉

自分の思いを相手に言葉で伝えようとしている。伝えたい思いが強くなると、口調が強くなりトラブルになってしまうこともあったので、その都度保育者が仲立ちして落ち着いて話ができるよう見守った。知らない言葉に対しても「どういう意味?」「どういうこと?」と興味を持っている。昨日や明日など、日にちの表現が曖昧なこともあるが、家や休みの日の出来事を自分の言葉で保育者や友だちに伝えようとする姿も見られた。

環境

新しい環境に、はじめは緊張と不安げな表情も見られていたが、少しずつ慣れてきたのか自然な笑顔が見られるようになった。手洗い場や個人のカゴの位置、汚れ物用の袋の場所など子どもたちと相談して決めたことで、場所や物の使い方をよく理解していた。

トイレや園庭など共用スペースの片付け(スリッパや砂場カバーなど)も積極的に行おうとしていた。

表現

歌や絵本、紙芝居などが好きで「読んで」と保育者に持ってくる姿が見られた。制作に対しても意欲的で、少人数で「はさみ」や「のり」「スタンプ」に挑戦すると楽しそうな表情が見られた。今後、出来上がった作品をみんなで見せ合い共有する機会なども作っていきたい。

健康

咳や鼻水が出る子が多かったが、熱等で欠席する子はほとんどいなかった。戸外遊び後や給食後など衣服の汚れに気が付くが、自分で判断できず「着替えるの?」「汚れちゃった」と保育者に伝えに来る子が多かったので、汚れを見つけたら自ら着替えられるよう促した。着替えの際、服の前後や気温に合わせた服装に気づかない姿もあったので、その都度伝え意識していけるよう今後も伝える。

人間関係

それぞれ気の合う友だちと自由に過ごしている。新しい担任保育者に対しても少しずつ表情も柔らかくなり、積極的に関わろうとする姿が見られるようになってきた。友だちとの関わりでは、遊びの中で互いの気持ちがうまく伝わらずトラブルになってしまう場面も見られたが、自分の思いを伝えようとしていた。集団遊びはほとんどの子が参加し氷鬼や鬼ごっこなど楽しんでいるが、少人数の集団になるとトラブルになり、やりとりで傷つく子が増えるので、近くで様子を見守っている。…