健康
夏の感染症が流行したり、夏の疲れからか体調を崩す子が多くいて、発熱で早退する子もいた。またお盆休みもあり、全員がそろう日が少なかった。食事では全体的によく食べる姿が見られ、完了食の子においては、少しずつ食具を持って手掴みを交えながら意欲的に食べている。食材の好き嫌いが少しずつ出てきて、日によって食べる量が変わったり遊び食べをする姿が見られたため、一人一人の食べ具合や好きなものを把握しながら、引き続き丁寧に進めていった。夏の暑さもあり、午睡をたっぷりと取る姿が見られた。
人間関係
友だちに興味を示し、積極的に傍に近づいて頭をなでたり、持っている玩具を渡すなどのやりとりをする姿が見られた。友だちとの距離が近く、場所や玩具の取り合いから、手や口が出ることもあるので、引き続きお互いの思いに寄り添い欲求を受け止めながら見守っていく。また、子ども同士の関わりの中で「かしてくれたね」「どうぞできたね」など体験したことを言葉で伝え、他者との関わりを楽しめるようにしていった。
環境
水遊びではタライの水をバシャバシャと叩いて感触を楽しんだり、スコップで水をすくい、自分や友だちの体にかけたり、バケツやカップに移したりを繰り返して遊ぶ姿も見られた。また寒天遊びをした際は興味を示し、寒天をギューッと握ってつぶしてみたりして触れながら遊ぶ様子も見られた。歩行をする子が増えたので、スペースを少し広くして移動できる範囲を広げるようにした。また、滑り台やトンネルを使う際は、周りの玩具を端によけて怪我につながらないように気を付けた。
言葉
少しずつ意味のある言葉を発する姿が見られ「ないない」と言いながら玩具をカゴに入れたり、「まんま」「せんせい」など指差ししながら発語したりする姿が見られた。また喃語や仕草、表情などで一生懸命に保育士等に思いを伝えようとしている。発見や思いが伝わると、笑顔を見せたり、うなずいたりして保育士等とのやり取りを喜ぶ様子が見られた。子ども一人一人の発語に耳を傾け、優しい口調で丁寧に応じて発語を促していく。
表現
手遊びをしたり、音楽を流したりすると手を叩いたり体を揺らしたりして楽しむ姿が見られた。また、保育士等の真似をして、同じ振りをする子もいる。自分の思いを存分に表現して保育士等に甘えたり、嫌な気持ちを泣いて訴えたりしている。子ども一人一人表現を十分に受け止め、一緒に楽しんだり甘えたい気持に寄り添ったりして過ごした。また保育園の廊下に飾る馬橋の木の制作ではきのこを作り、指で絵の具をとり柄をつけて表現した。はじめて指絵の具に挑戦したが、初めは後ろから支えて一緒に行う中で、少しずつ興味を持って自分で画用紙に絵の具をつける姿が見られた。