健康
日中は暑く汗ばむ日もあるが、夕方になると涼しくなる。鼻水がでている子どもがふえてきた。「先生、ティッシュはどこ?鼻でちゃった。」と言ってくる。「棚の上に置いてあるよ」と答えると自分で鼻をふく。鼻の周りがキレイになり、気持ちよさを感じ取る。手洗い場に貼ってある“手洗いの仕方のポスター”を見ながら手を洗う子もいる。手をしっかりと洗うことで病気の予防につながるということを理解してきている。
人間関係
登園するとグルっと部屋の中を見渡し「このオモチャで遊ぼう」と遊び始める。最初は一人で遊んでいるが、その遊びが楽しそうに見えると「入れて」と友だちがやってくる。「いいよ」と返事をして一緒に遊ぶ。「私はここで動物園を作るから○○ちゃんは動物のご飯をお願いね」と言葉を交わす。意見が合わない時には「先生、○○ちゃんが言うことを聞いてくれない」と言ってくる。自己主張によるぶつかり合いから、友だちにも気持ちがあることに気付き、友だちといる楽しさを味わう。
環境
自然豊かなにしはら公園へ行く。落葉がたくさんあり、子どもたちは落葉を集めてフカフカのベットを作る。その上に寝転んで「落葉の上は暖かいんだね」と感じたことを言葉で表す。木の周りで遊んでいた子が、木の皮が剥けていることに気付く。「あっ、大変だ。ばんそうこうを貼らないと」と言い、落葉を当てる。自分が怪我をした時に周りの大人がしてくれたことをしっかり見て、実行に移しているのだと感じた。
言葉
“どうぞのいす”の劇ごっこをする。ウサギ役の子は“トントントン”と金づちを打ちながら入場する。“トントントン”という響きが楽しいようで、他の役の子も一緒になり「トントントン」と口ずさむ。”どうぞのいす”の絵本から劇ごっこへ。絵本の内容を知り、次にどのような言葉がくるか感じ取っているのか分かる。「あとのひとにおきのどく」というフレーズも気に入り、友だちと一緒に楽しみながら言う。
表現
毛糸を使ってクリスマスリースを作る。好きな毛糸の色を選んでもらう。「先生、毛糸はフカフカしていて気持ちいいね」と話す。「クリスマスは緑だから緑の毛糸を使うね」とか「私は暖かい毛糸が好きだから赤にするね」と好みの毛糸を選ぶ。紙皿に毛糸を巻き、カラフルなポンポンをボンドで作る。ポンポンの大きさと色も自分で選び、一人一人がイメージしたクリスマスリースが仕上がった。