1歳もも組2025年度9月のまとめ

健康

9月初旬までは水遊びを思う存分楽しみ、下旬からは少しずつ戸外遊びに適した気温の日も出てきたので、久しぶりに散歩へ行く。手つなぎしてお散歩に出られることを喜び、「あるく」と言って保育者と手をつないで、しっかりとした足取りで近くの公園まで歩くことができている。室内では、一本橋を二本並べて出すと、片足ずつ交互に足を乗せながら慎重にバランスを取って歩き、渡り終えると「できた!」と満足した様子だった。どの子にも体を十分に動かして、少し難しそうなことをしてみたいという意欲が見られる。

人間関係

室内で過ごす日も多く、それぞれの子どもの思いがぶつかり合う場面も多かった。丁寧に仲立ちをし、気持ちに折り合いを付けたり気持ちを切り替えてまた遊べるように声をかけるようにした。そのような中で、「ごめんね」「いいよ」「どうぞ」等の言葉も出てくるようになった。友達と遊ぶことが楽しいという経験が積み重なり、友達が泣いているのを気にかけて「よしよし」としたり、散歩に行く時には手をつなごうとお互いに手を差し出したりして、相手を思いやる気持ちのめばえを感じる。

環境

地域の方より譲っていただいたあおむしを、虫かごに入れて観察した。「はらぺこあおむし」がみんな大好きなので、目を輝かせて虫かごの周りに集まってくる。「かわいいね」という子、「こわいよ」と言いながら興味津々で見つめる子など、思い思いに小さな生き物との出会いを楽しんでいた。散歩先でも蝶々やトンボが見られるようになり、ご近所のメダカの水槽の前では足を止めて泳ぐ様子を見つめている。身近な自然に興味関心を持つことから、大事にしようとする気持ちが育っていけば良いなと思う。

言葉

みんな新しく覚えた言葉を使いたくてしょうがないという様子で、保育者にたくさん話しかけてくれる。果物や野菜の名前、動物の名前や車の種類も絵本等を通じて覚え、「かばさん、にんじん、たべようね」と言葉をつなげて、保育者や友達とやり取りを楽しむ姿が見られた。紙芝居やパネルシアターをすると、「はじまるぞ」といった様子で嬉しそうに集まって保育者の周りに座り、少し長いストーリーのお話も最後まで楽しんで聞けるようになった。紙芝居の中に出てくる繰り返しの言葉を保育者と一緒に言って楽しみ、終わると「もういっかい」とリクエストしている。

表現

9月はスタンプを使ったぶどうの製作や、かぼちゃの製作を行った。丸いスタンプに絵の具を付けて渡すと、「やる」と言って台紙に押し付けて色が付くのを不思議そうに眺め、「ぺったん」と言いながら繰り返し押して楽しんでいる。スタンプ遊びも回数を重ねるごとにやり方を覚えて、スタンプを一人でしっかりと握り力を入れて台紙に色を付けている。「こうしたい」という思いがはっきりと出てきて、「じぶんで」と言って保育者の手伝いを断って大胆に台紙からはみ出して押したり、自分の手にも押したりして、それぞれの表現を楽しんでいる様子だった。

育児あれこれ