健康
安定した生活リズムが作られてきて、生活の流れをおおよそ見通すことができるようなってきた。
登園したらおやつを食べて、おむつを替え、散歩の準備をする。生活リズムが作られてきたので、「お散歩に行くよ~」と声をかけると帽子や靴下をはこうと頑張る姿が見えたり、友だちの靴下まで覚えて持ってくる姿も見られる。これらも生活リズムを獲得し、これから起こる出来事を自分なりに期待や予測をもって迎えている姿である。
人間関係
身近な保育士との愛着をとても拠り所にして、少しずつ自分の世界を拡大している。
子ども同士の間にも、玩具を介したやり取りが生まれ、近くにいる子ども同士が同じ表情や動作をして、それをとても面白がり、互いに顔を見合わせて笑い合ったりしている。
自分から働きかけて関わろうとしてる。
環境
好奇心旺盛で、身近な環境に関わろうとする姿は、時には閉まってある引き出しの着替えをすべて出してしまったり、玩具を放り投げたりしてしまうことがある。保育者は、子どもの
活発な探索活動が、豊かな感覚や感性を促していくことに留意し、安全で活動しやすいように環境を整えていきたいと思う。保育者自身も子どもの思いを受け止めて丁寧にかかわることが求められる。
言葉
絵本を開くと犬の絵を指差し「わんわん」と言葉を発する。そのあと実際に、散歩中に犬を見つけると、「わんわん」とゆびさししてこたえる。保育者がそれに応えて、
「わんわん、しっぽ振っているね。」と状況を丁寧に伝えると子どもは保育者の顔を見上げ
じっと話を聞いている。この様に、絵本と言葉、実際の体験を重ね合わせると、自然と子どもが言葉を獲得していく事が出来ている。その後も「わんわん!わんわん!」とみんなの大合唱となり自然と楽しい散歩になった。
表現
絵本を読むとそれに合わせて「だるまさんがころんだ」と体を揺らしてくる。毎回読むうちに、違う子どもも隣に来て、一緒に体を揺らしてくる。心地よいリズムを耳にすると楽しくなり体を揺らして自分もリズムをとろうとする姿がみられる。保育者と一緒に楽しむ中で、
自ずと心が共鳴し一体感を味わうことの喜びを感じているようだった。