0歳たんぽぽ組まとめ・指導計画バックナンバー

0歳たんぽぽ組2023年度2月のまとめ

健康

朝晩と日中の気温差が大きいこともあり、月の前半に鼻水や咳が出る子が多かった。室内外の気温差に留意し、体調に合わせてなるべく薄着を心がけ元気に過ごせるようにしていった。
食事の前には手を洗うという習慣が分かってきている。「お袖をまくってから、洗おうね」と声をかけると、自分で袖をまくる姿も少しずつ見られるようになった。水道の前では蛇口に触れて水を出そうとしたり、ハンドソープの泡を自分でつけたりして洗おうとするようにもなる。子どもが自分で手を洗っている時には見守り、洗い残しがある時にはさりげなく手伝うようにした。

人間関係

友だちが遊んでいる玩具を一緒に使いたくて傍にいき、関わりを持って楽しそうに遊ぶ姿が多く見られるようになる。玩具を貸してほしい時にも手を叩いたり、「かして」と言ったりして伝えられるようになってきた。時には思いが通らず手が出たり、嚙みつこうとしたりすることも多かったが、いざこざが起きそうな場面では保育士等の配置や声のかけ方を工夫し、未然に防ぐことが出来るようにしていった。

環境

散歩では交代で保育士等と手を繋ぎ歩く機会を増やした。少し遠くの公園にも行くことも出来るようになった。自然物や身近な遊具に興味を持ち、進んで触れたり試したりして遊んでいる。鉄棒にひとりの子どもがぶら下がると次から次に「自分もやってみたい」と興味を持ちぶら下がろうとしている。
室内ではバンダナを用意すると、風呂敷代わりにしてお気に入りの玩具を包んでもらったり、赤ちゃん人形に掛けて寝かしつけをしたりして遊ぶ姿が見られた。小さいテーブルを出したり棚を移動したりして子どもが興味を持って遊ぶことができるように工夫した。

言葉

お気に入りの歌、手遊び、絵本は何度も繰り返し歌ったり読んでもらったりして楽しんでいる。また、保育士等や友だちの真似をしながら言葉も少しずつ増えて、簡単なやり取りが出来るようになってきた。二語文を話す子もいる。子どもたちが伝えたいことを受け止めて応答的なかかわりを心がけながら、引き続きやりとりを楽しんでいけるようにしていく。

表現

テーブルに模造紙を広げてみんなで一緒にお絵かきとシール貼りをした。クレヨンを持つ筆圧が強くなり、いろんな色に持ち変えながら描くことを楽しめるようになった。また、手先が器用になったことで、台紙から自分でシールを剝がせるようになる子が増えてきた。自分でできることが増えて、お絵かきもシール貼りも一定時間椅子に座って遊べるようになった。できたことを見て欲しい気持ちも芽生えて、「これ!」「できた!」と言って保育士等にアピールする姿も見られるようになった。……

0歳たんぽぽ組2023年度1月のまとめ

健康

胃腸炎や嘔吐・下痢の症状でお休みしたり、体調不良の子がいた。感染症対策として定期的に換気や水分補給をした。体調が万全ではなく、甘えて抱っこを求めたり、午睡前に“トントンして”と仕草で伝えてくる。「抱っこしてほしいのね。」「ヨシヨシしようね」と声かけをして、気持ちを受け止めた。またご家庭での様子を聞き、一人一人の体調の変化に留意した。靴を履こうとしたり、ズボンを脱ごうとするなど身の回りのことを自分でしようとする姿が多くなった。「自分でしようとしてるのね。すてきね。」など自分でしたい気持ちを受け止めながら、お手伝いした。

人間関係

散歩の準備をする時に友だちに靴下や上着を渡したり、体操をする時にはお互いにタッチしたり、触れ合う姿が多くあった。また、近くで車を走らせるなど、他児の真似をして同じ遊びを一緒にしようとする。公園では一人が築山に向かって駆け出すと、他の子も後を追う。一緒に上り下りを繰り返し、時折顔を見合わせて笑い合っている。仲の良い姿を多く見かけるようになった。

環境

天気の良い日が続き、園庭や公園での戸外活動を盛んに行った。立ち乗りバギーに乗ることや保育士等と手を繋いで散歩に出かけることに慣れてきた。段差を見つけては上り下りしたり、」上ったり下りたり、軒先の植物を見ると優しく触れたり、周りの景色を楽しむ。公園では小さな木の実や葉っぱを摘まんで拾い、大事そうに持ち歩いたり、カップに入れ料理に見立て、保育士等に“どうぞ”と渡したり、“食べて”と口元に近づける。「もぐもぐ。美味しい。ありがとう」と伝えると満足そうに、にっこりと微笑む。また、一人が木の茂みに歩き出すと、他の子も後を追い、探索活動を一緒に楽しんでいた。

言葉

語彙が増え、「ワンワン」「ブーブー」「できた」「かして」など、保育士等と言葉でやり取りをしようとする姿が見られるようになった。「ブロックをくっつけることができたのね。」「ワンワンがお散歩しているね。」「かっこいい車だね」と思いを言葉にして声掛けをした。すると「うん、うん」と頷いたり笑顔で応えたりして、伝わった嬉しさ、やり取りする楽しさを表現していた。

表現

節分が近いので、『鬼のパンツ』の制作をした。『おにのパンツ』の絵本を読んだり、歌をうたってイメージを膨らませた。「どの色がいい?」と色を選び、それぞれのパレットに色を出す。指先に絵の具を付け、黄色い画用紙に思い思いの模様を描き、それぞれの『鬼のパンツ』が出来上がった。保育士等が『鬼のパンツ』の歌を振り付きで歌うと、それを真似して「つよいぞー♪」のフレーズのところでは両手でガッツポーズ、「トラ~の毛皮で~」では手でガオ~とトラの真似。歌に合わせて上手に振り付けして楽しんだ。…

0歳たんぽぽ組2023年度12月のまとめ

健康

寒暖差もあり咳や鼻水は引き続き出ているが、大きく体調を崩す子はいなく比較的に元気に過ごすことが出来た。散歩や園庭遊びの後に、手洗いをしているが、毎日繰り返し行うことによって、自ら水道に向かい手を出して洗おうとしたり、ハンドソープを出そうとしたりする姿が見られるようになる。保育士等の介助で洗った後は、手拭きのペーパーで手を拭こうとする子もいる。今後は更に気温が下がり乾燥する時期なので、室内環境を清潔にし、手洗いなど丁寧に行うことで感染症を予防するようにしていく。

人間関係

友だちの遊びに興味を持ち、一緒に遊ぼうとしたり同じ玩具を手にしたりする。友だちの使っている玩具が欲しくて自分の物にしようとする姿が見られるが、保育士等が仲立ちして「かしてしようね」や「どうぞできるかな?」と言葉かけすると持っていた玩具を差し出したり、手振りで「かして」の表現をし、欲しいと伝えたりする子も増えてきた。また、朝と夕方には登降園する友だちに気付くと手を振ったり、笑顔でそばに近づいてタッチしたりする。関わりたい気持ちを十分に受け止めて、声をかけながら見守っていく。

環境

食材の玩具を手にして食べる真似をする姿が見られるようになった為、ままごと用の玩具と人形を増やした。お皿やフライパンの上に食べ物を置いて友だちや保育士等に食べてもらおうと渡したり、人形の口に食べ物を持っていき、食べさせてあげる真似をしたりする子もいた。また、バンダナを用意すると、頭に巻いてもらい嬉しそうにしたり、風呂敷代わりにしてお気に入りの玩具を包んでもらい、持ち歩いたりして遊んでいる。

言葉

簡単な手遊び歌の歌詞や絵本のセリフや物の名前など、保育士等の真似をして声に出すようになる。喃語や発語も更に増え、それぞれが気持ちを表現している。また、保育士等が話していることを理解して指差しをしたり頷きながら語尾を真似したりする子もいる。伝えたい気持ちを優しく受け止め一人一人の言葉に丁寧に応え共感し、発語を促していく。

表現

冬のパーティーで「ジングルベル」の曲に合わせてペットボトルで作ったマラカスを使って演奏をした。音楽が流れると手にしたマラカスを振ったり、手で叩いたりして楽しみながら披露することができた。
今月はクリスマスの制作をした。色鮮やかなツリーやサンタクロースの飾りが出来上がると嬉しそうに「あっ!」と指をさす姿も見られた。……

0歳たんぽぽ組2023年度11月のまとめ

健康

「お散歩に行こう」と声をかけると、自分のマークの靴下入れや帽子を手に取り、履いたりかぶったりする。また散歩から帰り部屋に入ると、まっすぐ水道に向かい、泡石鹸を手にかけ、水を出し手を合わせてゴシゴシ。「きれいになったね。手を拭こうね」と声かけするとペーパータオルをとり、ゴミ箱へポイ。生活の流れが身についている。また着替えの時間には頭から服を脱ごうとしたり、ズボンを履こうとするなど、着脱を“自分でやる!”気持ちが出てきた。高月齢児は保育士等の援助を拒み、一人の力でやろうとする。お尻が少し出ていても、“自分で履いた!”と誇らしげな表情に、頼もしさを感じる。

人間関係

友だちの興味が増し、水分補給の時にはコップを持って、「(かん)ぱーい」と、保育士等や友だちと乾杯することを楽しむ。また傍に近づき抱きついたり、頭を“よしよし”となでたりと体に触れてみたり、同じ玩具で遊ぼうとしたりする。物の取り合いや叩いてしまったりとトラブルはあるが、手を合わせたり「かーしーてー」と言ってお願いする姿が出てきた。

環境

6人が歩けるようになり、活動が活発になった。興味のある所へトコトコと歩いて探索する。戸外では、築山に上ったり下ったりを繰り返したり、段差のところを敢えて通ったりと、歩けるようになったことを喜び、楽しむ姿が多くあった。
室内では手先を使った遊びに興味を持つ。卵型の形合わせの玩具やストローを穴に入れる玩具などに興味を持ち、夢中で遊んでいる。ブロックをくっつけて高く積んだり、並べたりと工夫して遊んだりしている。

言葉

散歩のときに、車を見つけると、指差しや「ぶーぶー」と言って、伝える。泣きながら喃語で気持ちを伝えてくる姿も出てきた。「いやだったのね」「○○したかったのかな?」抱っこしながら言葉で代弁し、安心して気持ちを表現できるように受け止めた。“読んで”と絵本を持ってきて保育士等の膝にちょこんと座る。『さようなら』の場面では、手を振り“ばいばい”。『おやすみなさい』の場面では「ねんね」と言ったり手を合わせて頬に当て、首を傾けねんねのポーズ。食事の時に、「おいしい?」と保育士等が語りかけると、「おいしいね」「うんうん」と言ったり頬に手を当て、“おいしい”ポーズ。言葉や気持ちを伝え合う姿が多くあった。

表現

公園や散歩中に落ち葉を見つけると、踏んで感触を楽しんだり、拾って「はっぱ」と言って保育士等に嬉しそうに見せたり、細かくちぎったりして自然を感じで遊んでいた。
絵の具を筆や手に付けて、画用紙に塗る制作を多く取り入れた。筆を渡すとパレットに出した絵の具を筆先に上手につけて、画用紙を塗る。また手型を取った時のことを覚えていて、自分の手に塗る子もいた。制作を嫌がる子はなく、絵の具の感触を楽しんでいた。…

0歳たんぽぽ組2023年度10月のまとめ

健康

気温差により、鼻水の症状が続く子が多い。鼻水が出た時は「きれいにしようね」と優しく声をかけ、こまめに拭き取り気持ち良さが感じられるようにしていく。また、乾燥で肌がかぶれやすい子にはワセリンを塗って対応した。
食事が運ばれて来ると、手を叩いて嬉しそうにしたり、テーブルのある場所に向かって行ったりしている姿が見られる。ほとんどの子が食べるのに意欲的で手掴みやスプーンで食べる姿が見られる。一人一人に合わせて、言葉かけをしながらさりげなく援助し、楽しい雰囲気で食事ができるようにしていく

人間関係

自我の芽生えが始まり、友だちと一緒に遊びたいという姿が見られる。友だちの持っている玩具が欲しくて取り合いになる場面では保育士等が「見せて」「一緒に触らせてね」と言葉を代弁しながら仲立ちをし、友だちとの遊びが楽しく関われるようにした。また、激しい人見知りをする子はいなく、他のクラスの担任と関わる機会が増え、嬉しそうに遊ぶ様子も見られている。

環境

好奇心旺盛で様々な物に興味を示し、触れて見ようとする。室内では着替えの服やオムツをしまってある引き出しから中身を出してしまったり、時に玩具を放り投げてしまったりすることもある。保育士等は子どもの活発な探索活動が、豊かな感覚や感性を促していくことに留意し、安全で活動しやすいように環境を整えていくようにしていく。
歩けるようになった子が増えた。もともと歩ける子は安定してきて、走ったりすることができるようになった。戸外に行くといつもの公園でも日々行動範囲が広がっていき、行きたい場所に積極的に動いて行っている。危険のないように保育士等の立ち位置に気を付けながら見守っていく。

言葉

先月同様、喃語を発して自分の思いを伝えようとしたり、保育士等とのコミュニケーションを取ろうとしたりする姿が見られる。また、絵本や紙芝居を読むと「まんまん」や「あった」「ばぁ~」などの発語も増えている。
お友だちが何かをすると「うーうー」「あーあー」などと言って話しかるようなしぐさも見られる。子どもの言葉に同調して「こうしたかったね。」と言葉をかけたりすると相槌をして応えてくれる子もいる。

表現

自分の思いを喃語や身振り手振りで表現できる子が増えてきた。保育士等が言葉にするとうなずいたり首を振ったりしてきて、コミュニケーションをとっている。
絵本に興味を示し、お気に入りの絵本を保育士等が読み聞かせをすると、自然と集まり、呼びかける場面では「はーい」と手を挙げて楽しむ姿もあった。……

0歳たんぽぽ組2023年度9月のまとめ

健康

歩行ができる子が増えた。まだの子もハイハイで移動し、棚などにつかまって立ち上がり、伝い歩きを楽しむ。手を離してひとり立ちする姿もある。戸外では今までシートから出ようとしなかった子もシートから出て、意欲的に探索活動を楽しむようになった。
体力がついてきて、誰も午前寝しない日が多くなった。その分、午睡時間にぐっすりまとまって眠るようになった。
自分で食べたい気持ちが膨らみ、食具を持ちたがり、小皿に食材を乗せるとスプーンですくい、口へと運ぶ姿もある。手掴みでもよく食べている。自分でコップを持ち、飲もうとする。意欲的に食べようとする姿を認め、声かけした。

人間関係

友だちの後をついて行ったり、トンネル遊びをしている友だちの顔を覗き込んで「ばあ」と笑顔で語りかけたり、持っている玩具を“どうぞ”と渡したりと、一緒に同じ遊びをすることを喜んでいる。友だちが持っている玩具を欲しがり、取ってしまいトラブルになることがあるので、同じ玩具を複数そろえた。そして「これはお友だちが遊んでいるよ。同じ玩具で遊びたいんだね。こっちにもあるよ。」などと子どもの気持ちを代弁しながら仲介した。

環境

おやつや食事の時間になると、自分で石鹸を出して手を洗おうとしたり、ペーパータオルを取り、濡れた手を拭く。そして椅子に座って、エプロンを付けようとする姿がある。生活習慣が身についてきている。
着脱の際、保育士等の言葉に応じて腕を自分で通そうとしたり、頭から脱ごうとしたりと、身の回りのことを自分でしようとする姿が出てきた。

言葉

高月齢児は「バイバイ」「あった」「せんせい」など、喃語から意味のある言葉を発するようになってきている。低月齢児も保育士等の話をじーっと聞いたり、「うん、うん」と頷いたり、理解しているような表情をする。また喃語を盛んに発して、保育士等や友だちに話かけたり、仕草や表情で思いを伝えようとする。「これで遊びたいのね」「○○したいのね」と子どもも思いを汲み取り、代弁した。“伝わった”喜びから、言葉を発することへの意欲へと促していく。

表現

絵の具を使った制作をした。保育士が準備を始めると、“今日は何をするの?やりたい、やりたい!”と集まってくる。絵の具の入ったパレットに手を伸ばし、絵の具を触り、にぎにぎと、感触を楽しむ。保育士がその手を画用紙の上に載せると画用紙に色がつく様子を見て、目を輝かせて楽しんでいた。…

0歳たんぽぽ組2023年度8月のまとめ

健康

体調を崩す子が数名いたが、全体的に食欲が落ちることなくよく食べていた。完了食の子は、食具を持ち、手掴みを交えて意欲的に食べているが、日によって遊び食べをする姿も見られるようになってきた。中期食と後期食の子は色々な食材の味に慣れ、喜んで食べるようになっている。一人一人の食べ具合や好きなものを把握しながら、引き続き丁寧に進めていく。夏の気温や疲れのせいか、午前中に眠たそうにしていたり、午睡もたっぷりと寝たり、夕方に室内でゴロゴロする姿も見られた。

人間関係

友だちに興味を示し、嬉しそうに傍に近づいて頭をなでたり、持っている玩具を渡したりして、やりとりをする姿が見られる。友だちとの距離が近く、場所や玩具の取り合いから、手や口が出ることもあるので、お互いの思いに寄り添い欲求を受け止めながら見守っていく。また、子ども同士の関わりの中で「かしてくれたね」「どうぞできたね」など体験したことを言葉で伝え、他者との関わりを楽しめるようにしていった。

環境

水遊びではタライの水をバシャバシャと叩いて感触を楽しむ。スコップで水をすくい、自分や友だちの体にかけたり、バケツやカップに移したりを繰り返す子もいた。また、泡水や寒天にも興味を示し、泡を手につけて体を洗うようにゴシゴシしたり、寒天をギューッと握ってつぶしてみたりして触れながら遊ぶ様子も見られた。
伝い歩きや歩行をする子が増えたので、スペースを少し広くして移動できる範囲を広げるようにした。また、滑り台やトンネルを使う際は、周りの玩具を端によけて怪我につながらないように気を付けた。

言葉

高月齢児は「ないない」と言いながら玩具をカゴに入れたり、「まんま」「せんせい」など指差ししながら発語したりする姿が見られる。低月齢児も、喃語や仕草、表情などで一生懸命に保育者等に思いを伝えようとしている。発見や思いが伝わると、笑顔を見せたり、うなずいたりして保育士等とのやり取りを喜ぶ様子が見られた。子ども一人一人の発語に耳を傾け、優しい口調で丁寧に応じて発語を促していく。

表現

手遊びをしたり、音楽を流したりすると、手を叩いたり体を揺らしたりして楽しんでいる。また、保育士等の真似をして、同じ振りをする子もいる。
自分の思いを存分に表現して保育士等に甘えたり、嫌な気持ちを泣いて訴えたりしている。子ども一人一人表現を十分に受け止め、一緒に楽しんだり甘えたい気持に寄り添ったりして過ごした。…

0歳たんぽぽ組2023年度7月のまとめ

健康

夏風邪が流行り、熱を出して休む子や、咳や鼻水が出る子が多かった。家庭での様子を聞きながら、一人一人の体調に合わせて活動をした。体調の良い子は玄関で水遊びをした。水の入ったタライに手を伸ばし、水面を叩いたり回したりして水の感触を楽しんだ。またジョーロで頭の上からシャワーのように流すと、見上げて掴もうと手を伸ばす。顔に水がかかっても嫌がる様子はなく、水のかかる心地よさを味わっていた。
食事では、高月齢の子は自分で摘んで食べたり、スプーンを持って食べる仕草をしたりする。また“おいしいね”という様に、友だちとニコニコ顔を見合わせ、食事の時間を楽しんでいる。

環境

暑い日が続き、玄関での水遊びや室内遊びがほとんどだったが、暑さが緩んだ日は園庭や公園で遊んだ。砂を触ったり石を摘んでみたり、咲いているシロツメクサやクローバーを手に取ったり、飛んできた蝶々を目で追ったりと自然に触れて遊んだ。
保育室では、滑り台やトンネル、マットでお山を作ったりして、体を動かすことのできる環境を作った。また一人歩行ができる子が増えたので廊下に出て、手を繋いで歩く練習をしたり、別のクラスに行き、異年齢交流をしたりと場所や環境を変えて過ごした。

人間関係

友だちが遊んでいるところに近寄っていき、顔や足を触ったり、頭を“よしよし”となでる姿がある。また友だちと同じ玩具で遊ぼうとしたり、一緒に滑り台に上ろうとしたりと、友だちに関心を持ち、関わろうとする姿が増えた。お迎えとなり帰る友だちをドアまで来て、“ばいばい”と手を振って見送ったり、持っている玩具を渡そうとする姿もあった。加減がわからず、髪を引っ張ってしまったり、強く握ってしまうこともあるので、すぐに止めれるように傍で見守った。

言葉

食事の時に保育士等が「いただきます」と手を合わせると3人が同時に真似をして手を合わせる仕草をした。別の日にスプーンを口に持っていくと、顔を背けるので、「あれ?ご馳走様するの?」と聞くと手を合わせて意思表示した。「お腹いっぱいになったのね。ご馳走様しましょうね」と伝えた。子どもの行動を言葉にして話しかけるようにした。高月齢児は「パパ ママ」「せんせー」などの一語文が出てきた。低月齢児も喃語が盛んになった。「○○なのね」などと応えて、伝えようとする思いを受け止めた。

表現

保育士等が『むすんでひらいて』や『とんとんとんとんひげじいさん』などの手遊び歌を歌うと、手をグーパーして手遊びをしたり、音楽を流すと体を揺らしたりして、リズムに合わせて体を動かす。またブロックやカップ同士を叩き合わせて音を鳴らすことも楽しんでいる。
制作では手形や足形をとって、『海の生き物』を作った。これまで手を広げることができなかった子も自分でパーをすることができた。「上手にペッタンできたね。」と伝えると満足そうな表情をしていた。…

0歳たんぽぽ組2023年度6月のまとめ

健康

先月に続き下痢の症状が見られる子が数名いたが、大きく体調を崩すことなく元気に登園する子がほとんどだった。気温、湿度が高い日が増えてきたので、除湿や冷房を入れて室内温度の調整に気をつけていった。また、気温に合わせて衣服を調節したり、汗をかいた日には沐浴で汗を流したりして快適に過ごせるように配慮した。

人間関係

友だちとの関わりが少しずつ増えてきて、傍で顔や体に触れようとしたり、玩具を取り合ったりする姿が見られるようになる。保育士等との関わりを楽しむことも多くなり、一緒に遊んで笑顔を見せている。担任以外の保育士等に人見知りすることもあるが、前月より落ち着いてきた。自分の気持ちを泣いたり、声を出したりすることで伝える子もいる。

環境

腹ばい、ハイハイ、歩行などでのびのびと体を動かして、行動範囲や興味の幅が広がってきた。マットやトンネル、ボール遊びなど全身を使って遊べる環境を設定し、興味を示した玩具も自由に取り出せるようにした。また、異年齢交流の場では、他のクラスの友だちに興味を示し、笑顔で近寄っていく姿が見られるようになる。保育士等との安心した環境の中で、一人遊びや探索遊びが十分に出来る空間を確保し、ゆったりと過ごせるようにしていく。

言葉

喃語を発して自分の思いを伝えようとしたり、保育士等とコミュニケーションを取ろうとしたりする姿が見られる。言葉を理解しているような行動も見られることもあり、見守りながら過ごした。引き続き「○○だね」と言葉を添えて関わり、発語に繋げていく。また、音楽を流したり、歌や手遊びをすると声を出したり、保育士等の真似をして両手を動かしたり、体を揺らしてリズムをとったりする子もいる。

表現

音楽や保育士等の歌に合わせて、身体を揺らしたり、手を叩いたり、玩具を床や棚に打ち付けて音を出すのを楽しんだりと個々での表現が豊かになってきている。七夕の制作で指スタンプをした。絵の具を手に付けると不思議な顔をする子がいたが、嫌がる子はいなかった。保育士等と一緒に叩くようにして台紙に色をつけることができ、色鮮やかな七夕飾りが完成した。

 

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0歳たんぽぽ組2023年度5月のまとめ

健康

日によって気温の変化が激しく、鼻水や咳が出る子が多かった。「お鼻を拭こうね」と言って、こまめに鼻水をぬぐい、「スッキリしたね」と声かけをした。また下痢の症状も多く、こまめにオムツの確認を行い、清潔な状態を保てるようにした。お尻がかぶれている子は水で流してケアをした。

人間関係

友だちが登園すると、“おはよう”というように側に寄っていく姿がみられるようになった。また絵本を開いている子がいると、同じように絵本を手に取り開くというように、周りに関心を持ち、同じ遊びをする。散歩のときに4人乗りのベビーカーに向き合って座ると、お互いに手を伸ばして触ろうとしたり、「あーあー」「うーうー」と喃語で会話をするような姿が出てきた。

環境

歩きやハイハイで移動してつかまり立ちをし、棚にある玩具を手にしたり、腹ばいの状態や寝返りをして近くにある玩具に手を伸ばしたりして遊ぶ。常に見える場所に、子どもが興味を持つ玩具を配置し、少しがんばれば手が届くように環境を整えた。腹ばいなどで一生懸命に手を伸ばし、手にすることができた時の表情は喜びに満ちていた。

言葉

楽しい時や機嫌のよい時には「あーあー」「きゃっきゃっ」と表情豊かに喃語を発して笑う。眠たい時やお腹がすいた時には「ぎゃーぎゃー」「ゔ―ゔ―」と大きな声で全身で訴える。その都度、「うれしいね」「たのしいね」「眠たいのね」「お腹がすいたのね」と子どもの思いをくみ取り言葉にして、思いに寄り添うようにした。

表現

音の出る玩具で遊ぶことを楽しむ。手で持って振ったり、ボタンを叩いて音を出したする。音楽が流れると手を叩いたり体を揺らしたりして喜ぶ姿がある。
制作では指に絵の具をつけて画用紙に指スタンプをした。指に絵の具をつけると、不思議そうに見つめ、保育士が「紙にポンポンしてみよう」と言って、手助けすると画用紙に色がついていく様子に目を輝かせて、手を動かし始めた。自分から絵の具に手を伸ばす子もいた。色鮮やかな『アジサイ』が咲き誇った。…