5歳ひまわり組2022年度3月のまとめ

健康

2月に栄養素の学習をしてから、より自分自身で苦手な食材に挑戦しようとする意識が高まり、完食が増えた。花粉症の子が多く、家から服用している薬の作用もあり、午後眠そうにしている子がいたため、そっと声をかけ少しでも休める環境を作った。卒園式前日のお祝い膳では、リクエストしたナポリタンが出て、たくさんおかわりをして満足そうにしていた。そして、お祝い膳のメニュー表を嬉しそうにじっくりと読む姿や、大切に思い出として持って帰る姿も見られた。

人間関係

就学を目前にし、園外での就学の準備の行事が多く、同じ小学校同士の子で嬉しそうに話す様子が見られた。後半は様々な行事があり、普段仲のいい子以外とも関わる機会が多かったこともあり、固定にならず色々なメンバーで遊ぶ姿が見られるようになった。そして、緊張で卒園式の練習に出れない子がいたときに、みんなが「大丈夫だよ」と優しく声をかけにいく様子が見られたことで、1年間を通して以前はこのような場面において関心を見せなかったが、仲間に対しての思いやる気持ちが育ち嬉しく思った。

環境

2月の後半からウノやトランプのゲームを大人数で夢中になって遊ぶ様子が見られたため、数をそろえたり、年長児ができそうな他のトランプゲームを伝え、トランプゲームの面白さや楽しさを共有できるようにした。来年度の準備の移行保育の前に、1年間使った保育室の掃除を行った際、丁寧にロッカーなどを拭く様子が見られ、保育室の汚れが溜まりそうな場所を気づき見つけ、一生懸命に掃除していた。自分たちが使っていた環境を感謝の気持ちを込めて掃除ができてよかった。1年間伝え続けたロッカーや身の回りの整理整頓が後半になり、自分たちで意識できるようになり、整理整頓した環境を気持ちがいいと感じる感覚が育ったことに嬉しく思った。

言葉

劇を経験したことで、卒園式の言葉の練習の中でも言葉を覚えようと努力する姿が見られ、そして言葉のバトンのように次の人の耳に届き、次の人が言いやすいように言うことを覚えていて、前の人の言葉をしっかりと聞く様子が見られた。言いにくそうにしている部分は相談し、言いやすい言葉に変えるようにした。言葉を覚え始めてから、自信をもって大きな声で言えるようになった。卒園式当日は緊張していたが、しっかりと言葉も歌も立派にやっていた。

表現

卒園式の装飾で、自分たちの全身の自画像を描いた。体のパーツや大きさ、長さを観察し考えて描くにように伝えると、上手に描けていた。卒園式では、バス遠足を想像できるようバスの中に全員の顔を貼り装飾した。子どもたちは当日見て嬉しそうにしていた。1年間お世話になったサッカー教室のコーチや、退職される職員へ手紙を書いた。相手のことを思い丁寧に書くこと、そして手紙で書く文の書き方を一人ずつ見て伝えた。そして受け取った相手が嬉しそうにしている表情を見て、喜んでいた。

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