健康
寒さも増し、鼻水・咳が出る子が目立った。空気の乾燥による発疹・掻きむしった後などの皮膚トラブルや、蕁麻疹、ケガ、ものもらい等を発症する子も数名見られたため、家庭と連携を取りながら、肌の保湿を保ったり、通院の様子を伺ったりするなどして様子をみた。また、個々の体調の変化に気を付け、健康観察や検温を行い、感染症や気温差・乾燥による風邪予防のため、着替えや水分補給をこまめにし、保育室や玩具などの消毒・手洗いを徹底した。
人間関係
月齢や個人差はあるが、ままごとやごっこ遊びなど、保育者が関わらなくても子ども同士で比較的長い時間遊べるようになってきた。保育者はそばで見守り、時には声を掛け、一緒に加わるなどして興味の幅を広めたり、季節などに合わせて楽しめるよう援助したりした。また、保育者との関わりを求め、保育者を呼んだり、手を引いたりして一緒に遊びたがる姿も見られた。食事や着替えなど、保育者に褒められ嬉しがったり、褒めてもらいたくてやって見せたりする姿も見られた。自分でやってみたいという気持ちを大切にし、自分で出来たという達成感が得られるよう援助し見守った。楽しいことも嫌なことも、子どもたちの気持ちに寄り添い共感し、分かってもらえたという安心感を与えられるよう努めた。
環境
戸外遊びでは、寒さに負けず元気に過ごせるよう園庭遊びや散歩など、その日の天候や園庭の状態に応じて、なるべく体を動かすことが出来る方を取り入れた。12月はほぼ週3日のペースで散歩に出たため、行き先や散歩のコースを変えたり、園庭遊びと散歩を組み合わせたりするなどして、飽きずに楽しく遊べるよう配慮した。また、散歩では歩くペースが同じくらいの子と手をつなげるようにし、発見や楽しさを共感出来るようにした。室内遊びでは、発達に合わせて新しい玩具に入れ替えるなど、集中して取り組めるよう環境設定の見直しをした。
言葉
月齢や個人差による言葉の発達の差は見られるものの、自ら語りかけようとする姿は見られるため、一人一人の言葉の発達に応じた対応を心掛けた。出来事や気持ちを表現出来る子には問いかけなどをして言葉のやり取りを楽しみ、思いを言葉で十分に伝えられない子には、保育者が代弁したり、問いかけに丁寧に応えたり、興味のあることをゆっくり話したり、繰り返し話したりなどして発語に繋がるよう心がけた。
表現
園庭のマットに2つのフラフープを通し、リュックのように背負ったり、中に入ってゆりかごのように寝そべったり、フラフープをハンドルに見立てて車を運転する真似をしたり、マットを立て掛けた中に入り、乗り物のように歩いて移動したりと、園内にある限られた玩具の中で、新しい遊び方を次々に発見して楽しむ姿が見られた。また、それを見た友だちも同じ遊びをしたいと真似をして一緒に楽しむ姿が見られた。室内では以前より慣れてきたのか、クレヨンや絵具で模造紙の広い範囲に豪快に思いのまま描く姿が見られるようになった。