健康
前日との寒暖差が激しい日があり、その度に鼻水が出てしまう子がいた。ティッシュで拭くのではなく、鼻に指を入れてしまうので「はなくそテレビ」という紙芝居を読むと、鼻を手で拭った後であっても自分からティッシュを取りに行き、手と指を拭く姿がある。またその際、チラチラと保育者の方を気にする様子を見せ、羞恥心が育っていると感じる。
人間関係
月の後半、来年度入職の職員が顔を出すと、一度表情が固まるものの、すぐに自分から話し掛けにいく子がいる。一方で人見知りが強く11月の担任交代では、しばらく泣き続けていた子が、距離はあるものの泣くことはなく、友だちを含め一緒に遊ぶことができていた。日々の地域の方々との関わりの中で、新しい人へも慣れていけたように感じた。
環境
月の半ばよりぱんだ組保育室へ引っ越しとなる。初めての保育室やおもちゃ、進級するという期待とプレッシャーから、お漏らしが増えたり、指しゃぶりが再開するなどした。「ぱんださん」というワードを減らしたり、新しい保育室でも午睡の布団の位置はあまり変えなかったり、新しい中にも今までと同じ空間が作り出せるよう努めた。
言葉
子どもたちの中から自然に「〇〇しようよ」と全体へ誘いかける言葉がけが聞かれ、自然と集団で遊んでいる。「〇〇どうする?」と相談したり「〇〇できたよー」と報告したりすることで、さらに遊びが展開されていった。また生活の中では「やってあげようか?」と提案する言葉がけが聞かれ、手伝ってもらう方も嫌な思いをせず「やって」と素直にお願いできる関係が作れた。
表現
氷鬼ができるようになり、新たにバナナ鬼を教えると喜んでバナナになったり、皮をむかれたりしている。そこからさらに子どもたち自身で「りんご鬼」「みかん鬼」など、皮をむいて食べるフルーツの鬼ごっこを作り出し、自分たちで考えてそのフルーツごとのポーズをとっている。みかんはバナナの皮むきと似ているが、りんごは異なることがわかり、むかれた時に一度その場で回って再現している子もいた。