2歳こぐま組2020年度7月のまとめ

健康

今月は、比較的涼しい日が多かったので、戸外で伸び伸びと体を動かす遊びを楽しむことができた。屋上では、三輪車を乗る時に、今まで足で地面を蹴って前進していた子も、ペダルをこぐことに挑戦し、友だちと列になって「消防自動車、出動」と、楽しそうに遊んでいた。散歩先の公園や旧今川中学校では、「よーい、どん!」とかけっこをしたり、タッチ鬼のように保育者やお友だちに向かって走ったりして、思い切り体を動かすことができた。

生活面では、トイレに興味を持ち、保育者に誘われたり、自分からトイレに行ったりして、トイレで排泄することに意欲的だった。以前は、トイレに行く際にホールで遊んでしまう子もいたが、トイレへの行き方を工夫することで、遊ばずにトイレに行けるようになってきた。

人間関係

友だちに対して「一緒にパズルしよう」と声を掛けて、協力しながら1つのパズルを完成させたり、保育者に「すべり台したい」など、自分のやりたいことを言葉で伝えて遊んだりできるようになってきた。また、ごっこ遊びの中で、お医者さん・お腹が痛い人(患者さん)などの簡単な役割も出てきて、保育者や友だちと一緒に見立てて楽しんでいた。

友だち同士の関わりでは、特定の友だちだけでなく、様々なお友だちと関わって遊ぶ姿が見られるようになる。

環境

屋上での水遊び・泥遊びがスタートした。ジョウロやバケツを用意すると、自分で水を汲んできて砂場に流し、みんなで協力して大きな池や川を作っていた。裸足になって池の中に入ってみたり、コップで泥水をすくって「コーヒーです」とジュース屋さんになったりと、夏ならではの遊びを取り入れられたと感じる。

顔に水がかかるのが苦手な子には、少し離れたところで、自分のペースで落ち着いて水遊びができるような環境作りもできたので、引き続き子どもたちの様子に合わせて遊びに誘っていき、水・泥などの感触や、冷たい水の気持ちよさ等をたくさん味わえるようにしていきたい。

言葉

4月から比べると、子どもたち同士の会話がとても増えてきた。遊びの中で「かーしーてー」「だーめーよー」「かーしーてー」「いーいーよー」という言葉のやり取りをしたり、「これは、ぶどうジュースです」「こっちはからいです」などと話しながら遊んだりする姿が多く見られた。また、話す内容も「パパと新幹線に乗って○○に行ってきたの。新幹線、楽しかったよ。」などと自分が体験したことや楽しかったことを、しっかりと言葉で伝えられてきている。お散歩に出かけた時にセミの声を聞くと「なんでセミは、みーんみーんってなくの?」「どうしてセミさん木に隠れてるの?」という風に様々なことに興味を持ち、日常の中でたくさんの言葉のシャワーを浴び成長しているように感じる。

表現

こどもまつりに向けて、手形オバケ・ランチョンマット・山車と様々な製作を楽しんだ。製作活動が大好きな子どもたちは、保育者が製作の用意を始めると、「なにするの?」「早くやりたい」と言って、机の周りに集まってくるほどだった。特に喜んでいたのが、初めて絵具を使って行ったフィンガーペインティングで、感触を楽しみながら、自分の背丈ほどの大きさの山車にダイナミックに装飾していた。

また、お祭りに向け幼児クラスと一緒に盆踊りを練習した。保育者の真似をしながら、音楽に合わせて体を動かして、とても楽しそうに踊っていた。

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