5歳きりん組2021年度11月のまとめ

健康

寒く乾燥して風邪や感染症が流行る季節になった。手洗いうがいの行い方を確認し、手があか切れになってきている子もいるので、丁寧に手を拭く事の大切さも再確認した。

また、水分を摂る回数も減ってきているので、活動の合間には全員が水分補給をできるように声を掛け、風邪予防を心掛けると共に個々の体調の変化にも気を配っていった。

一人一尾、秋刀魚をお箸を使って食べる活動を行った。給食の先生にお箸の正しい持ち方とどのようにしたら上手に食べられるのかをパネルシアターを見ながら確認した。皆器用に骨を取りながら食べることが出来た。内臓も美味しいと言って食べる子もいてとても良い経験ができた。

人間関係

先月に引き続き、一つの遊びを何人かで始めると自然にみんなが集まり、気付くとクラス全員が同じ遊びを楽しんでいる。特定の友だちだけではなく、色々な友だちと関わる機会が増えたことで遊びの幅が広がってきているように思える。

勤労感謝の日に、自分たちのまわりの働く人について考えてみた。父母や保育者、調理員などの身近な人の他に、散歩中で出会う町で働く人、商店街の人たち、自分たちの周りには沢山の

「働く人」がいることに気付いた。そこで、いつも美味しい給食を作ってくれている先生と給食の食材を毎日配達してくれる人たちにカードを作り、感謝の気持ちを伝えた。少し難しいかもしれないが、人と人とのつながりの大切さや社会の様々な人とのつながりに気付くことができるような活動を今後も考えていきたい。

環境

他のクラスの午睡中、園庭で遊ぶ事がきりん組のお気に入りの時間になっている。自分たちだけで遊ぶ園庭なので、三輪車やマット、縄跳び等好きなだけ好きな様に使えるのも楽しみのひとつのようだ。遊んだ後の片付けも皆で協力し合い、自分が使っていない玩具の片付けも率先してできる子が増えてきているように思える。給食の後の掃除は、当番の子が行っているが、ほうきとちりとりの使い方、雑巾のしぼり方も保育者が仕上げしぼりもしなくても良いくらい上手になってきている。ただ、拭くだけではなく汚れを見つけると落ちるまで拭く子もいて、就学に向けて良い経験になっているので今後も続けていきたい。

言葉

様々な場面で話し合う機会をつくっている。その中でしっかり自分の考えを伝えようとする姿が増えていった。自分の考えを主張するだけでなく友だちの考えに耳を傾けようとする姿もあった。中には思いを上手く伝えられない子もいたが、保育者がフォローすると安心して自分の思いを伝えられる姿も増えてきた。また、語彙が増えてきた中で、相手の気持ちを考えずに、思ったことを口に出してしまうこともある。言葉でのやり取りの中で相手の気持ちについても意識できるようにしていきたい。

表現

劇遊び発表会に向け、子どもたちから手話をしながら歌いたいという意見が出ただけあり、皆が意欲的に取り組み、時には友だちと動きを確認し合う姿も沢山見られた。普段から自由遊びの中に楽器に触れていたので合奏もスムーズに取り組めた。

劇の曲は、親しみやすかったのか自由遊び中も一人が口ずさむと周りの子も連動してみんなで熱唱して楽しんでいる。セリフやナレーターも良く覚え、友だちの動きを見てタイミングを合わせながら表現する楽しさを味わっている。衣装も、自分の役のイメージを膨らませ好きなように楽しみながら作る事が出来ていた。

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