環境
積木やブロックを組み立てる遊びに興味を持つ児が増えた。保育室にカプラも加わり人形と組み合わせ高く積み上げエレベーターにしたり、敷き詰めて囲いをして温泉にしたり、サークル状に繋げて回転寿司屋にするなど発想が面白い。園庭でも好きな玩具を自分で取り出し、手押し車に巧技台を乗せリクライニングのベットを作り病院ごっこをするなど、友だちとイメージを共有しながらさまざまな道具を使い遊びの展開していく姿が多く見られる。側で見守りながら安全な環境を作り、遊びが広がるようさりげなく援助していく。
人間関係
気の合う友だちと小集団で遊び込む中で、自己主張や意見をぶつけ合い喧嘩になることもあるが、思いを受け止めながら仲立ちをすると、気持ちの切り替えも早く再び仲よく遊び始める姿に友だち関係の深まりを感じる。異年齢児との食事や合同保育ではクラスでかたまる傾向があるので、日常の遊びやグループで交流を深められるよう仲立ちをしていく。
健康
夏を思わせる暑さの日があったが、戸外に出かける時間を調節したり、遊び始める前に水分補給をしたり、木陰で安静に休む時間を設けるなどして、体調を崩すことなく戸外でも元気に遊ぶことができた。今後も温湿度を考慮して一人一人の様子を把握しながら体調管理をしていく。また肌トラブルの多い時期なので、家庭と連絡を取り合い早めに対処していくようにする。
表現
長期休みの間や日頃の楽しいことの印象画を描く。子どもと話をしながら楽しく自由な雰囲気の中で、大人の予想とは違う構図や色使いで描き味わいのある作品になる。園庭に飾られた鯉のぼりや、遊びで触れたかたつむりを思い浮かべながら、友だちと一緒に季節の歌を楽しむことができた。今後も楽しくイメージを共有しながら自分なりの表現ができるよう援助していく。
言葉
年度当初は言葉にできない思いから喧嘩で手が出たり拗ねたり泣き出したりする児も多かったが、子ども同士で話合い納得して折り合いをつける姿も見られるようになる。簡単なゲームの中で勝敗を決めるために風船などの数を楽しみながら和式の数え方も経験する。