健康
散歩先では広い公園を選び、リレーを提案したり、ボールを持って行ったりと身体を思いきり動かせる環境を用意する。動いて暑くなると自ら上着を脱ぎにくる姿があるが、寒いとお茶を飲まない子が出てくるので声を掛けていく。
進級に向けて身の回りのことはほとんど自分で出来るようになってきている。保育者が次の予定を前もって伝えると、「一番はトイレだよね。」「おやつの前にシーツしまわなきゃ。」と友だち同士で声を掛け、自主的に行動している。
人間関係
戸外での鬼ごっこは保育者が参加しなくても、自分たちだけで長時間行なえるようになっている。鬼をやりたがらない子や、「疲れた。」と途中でやめる子もいるが、「代わりに僕がやってあげるよ。」と声を掛けてあげる子が出てきたり、保育者が少し声を掛けると自分たちで解決しようとしたりする姿が見られる。
異年齢児との関わりを好み、異年齢児との散歩であることを伝えると「やったー!」と喜ぶ姿があり、早い時間から張り切って支度をし外で体を動かしていた。
環境
子どもたちの「これをやってみたい」という気持ちに寄り添い、綿や毛糸などの素材や、水のり、ハサミなどの道具を用意し、子どもの発想を形にできるように準備した。必要以上に声を掛けず見守ることで自分たちで「こうしてみようかな。」と考えて取り組んでいた。
ハサミを使用すると机や床に切った紙が散らかってしまう為、小さいちりとりとほうきを用意すると制作後に自分たちで掃除が出来るようになった。
言葉
保育者がすぐに答えを出すのではなく、何かあった時には子どもたちに「どうしたらいいと思う?」と問いかけるような声掛けを行った。次第に身の回りのことや掃除など自分たちで気が付き取り組むようになってきたので、今後も見守っていく。
集団で遊んでいると意見の食い違いなどでトラブルになることがあるが、子ども同士で話をして解決しようとする姿が見られる。伝え方が一方的になってしまっている時には保育者が仲介し、どう話せば良いかを一緒に考えていく。
表現
先月行ったはじき絵が楽しかったようで、「またやりたい」との声があったので、今月の制作でもはじき絵を行なう。「チョコレートを作るんだよ」と声を掛けると、「白のクレヨンでホワイトチョコにしよう」「いちご味も良いんじゃない?」と考えており、絵の具を塗り終わると「冷蔵庫で冷やしてきてね!」とお菓子作り気分で取り組んでいた。また、冬の制作でマフラーや手袋をしている自分たちに好きに模様や綿をつけて良いよと渡すと、今月の歌「コンコンクシャン」の歌にちなんで、自分の顔にマスクを描いている子が数人いた。