環境
年度末の移行保育でも同じ教室を使っていたので新年度になっても大きな戸惑いもなく過ごせている。棚と同じ色を付けたカゴを用意し、そこに片付けるようにしたが、最初こそ片付け方がバラバラだったが次第に子どもたちがしまう場所を覚えるようになりスムーズな片付けができるようになった。机を減らしてコーナーを多く作る等して子どもたちが遊び込める環境を整えると保育者が介入することなく遊び込めている事が多い。ぱんだ組に興味があり朝や夕方はぱんだ組の玩具で遊ぶために部屋を移動している児もいる。様々な事に興味を持っているので、その都度環境を見直して行きたい。
人間関係
子ども同士で一緒に遊ぶ姿が多く見られる。男児は恐竜の人形や自身が恐竜になりきって遊んでいたり、女児はおままごとやダンスをしたりしている。玩具の貸し借りや遊びの主導権を巡って上手く気持ちが伝えられず言い合いになる事もあるが、保育者が仲立ちすることで再び遊び始めることも多い。保育者もすぐ仲立ちするのではなく、少し様子を見ながら自分で相手に伝える事や、上手く伝えられなかった時に保育者に助けを求められる事等、まずはやってみようという体験をさせてあげたい。
健康
朝夕で気温差も大きく、午前中の活動は上着無し、夕方は上着着用などその時の気温に合わせて子どもたちにも声を掛けていった。子どもたち自身も暑くなったら自分で上着を脱いだり、肌寒く感じたら上着を取りに入ったりと衣服の調節を自分で行える姿もあった。子どもたちの健康管理を第一に考えながらも自分で判断して調節できるように声を掛けていきたい。
表現
こいのぼり制作では日頃玩具として使っているブロックをスタンプ代わりにして行った。しばらくすると自分でブロックのかごから大きいブロックを探し出して一気に模様を付ける児や、押した後にこすり付けて模様をつける児等、保育者のイメージを超えた制作をする姿も見られた。今後も新しい表現方法を子どもたちに伝えながら、そこから自分の表現を見つけられるように見守っていきたい
言葉
言葉を使ったやりとりが多くなってきているものの、玩具の貸し借りや思い通りにいかない時など、上手く言葉で伝えられず困ってしまう姿も見られる。その子に応じて保育者も言葉添えをしたり、すこし見守って様子を見たりしている。また、少しずつ困ったときは保育者に状況を説明して助けを求める姿も見られる様になってきた。「上手く言葉で伝えられるとこうなるんだ」という体験をさせてあげたいと思う。