1歳あひる組2024年度3月のまとめ

食事

野菜や汁物など嫌いなメニューだと残している子が数人いたが、苦手な物を食べる友だちの姿を見て、以前よりもよく食べようとすることが増えてきた。保育者に褒めてもらうと更に意欲的に食べる姿が見られる。まだ手づかみ食べの子もいるが、スプーンやフォークなど食具を上手に使い食べる子も増えてきた。数人の子は、横を向いて食べたり、片足を立てていたりと姿勢が悪いため、さりげなく声を掛けていく。遊び食べする子は、「もうおしまいでいいのかな?」など気持ちを確認してから、ごちそうさまにする。

睡眠

体力がつき寝つくまでに時間が掛かる子もいたが、静かな雰囲気づくりをすることで、絵本を見るなど一人静かに遊びながら、眠くなると布団に寝そべっていた。
抱っこやおんぶを求めた時は、気持ちを受け止めてもらうと安心して眠っていた。
一定時間十分に眠れると機嫌よく目覚めていた。うつ伏せ寝になりやすい子は、今後も横向きや仰向けにし、こまめに態勢を変えていく。
また、活動によって疲れが見られる時は、早めに休息が取れるよう時間を調節し工夫する。

排泄

まだ、おむつが濡れていても気にしない子が多くいるが、その都度「濡れているから替えようね」と声を掛けると自分でおむつを出してくる姿が見られる。個人差はあるが、出ることを保育者に知らせることができる子もいる。
排尿間隔が長くなり、活動前にトイレに誘い座ってみるようにする。タイミング合えばトイレでの排泄が成功し、それをきっかけに尿意を感じると「トイレへ行く」と知らせる子も出てきた。今後も排尿間隔を把握し、布パンツに移行できるように様子を見ながら無理なく進めていけるようにしていきたい。

健康

子どもたちの体調の変化に気をつけながら、こまめな触診や視診をしていく。鼻水が出ていると、自分で保育者のところへ行き、ティッシュをもらって拭いている子が多くなってきた。戸外から帰ったときには、すすんで手洗いを始めているが、石鹸を使用してもすぐに流してしまい、十分に洗うことができていない子もいるため、保育者が声を掛けながら援助していく。また感染症予防のため、室内の換気をこまめにし、室温や湿度・二酸化炭素濃度に気を付けながら、快適に過ごせるようにする。

身体発達

園庭や戸外では、ごっこ遊びや追いかけっこやかくれんぼなどをして身体を動かしなど、伸び伸びと過ごしていた。また、散歩中は「歩きたい。」と主張して嬉しそうに友だちを手繋いで歩く子が多く、バギーに乗らずに往復歩いている。ボール遊びでは、以前は転がすだけだったが、上投げ、下投げをして楽しむ姿も見られる。動きが活発になったことで、子ども同士の衝突も増えてきているため、注意して見ていく。
粘土など指先を使う遊びも楽しめるようになった。

情緒面

自己主張がはっきりしてきており、言葉や態度で表現することが増えてきた。自分の思い通りにいかないと泣いたり、怒ったりしてトラブルになることもあるが、声を掛けると理解し、納得していることもある。気の合う友だちと一緒に同じ遊びを共有することを喜んだり、保育者や年上の友だちの行動を真似したりして楽しんでいた。また、年上の友だちから優しくしてもらうことを喜び、自分より小さい子には玩具を貸してあげたりお世話をしようとしたりする心の成長も感じた。

言葉

低月齢児も一語文、二語文を話すようになり、はっきりと聞き取れる言葉も増えてきた。語彙が全体的に増え、それに伴い友だちとのごっこ遊びも何人かでのやり取りが見られる。
自分の名前や保育者の名前もよく呼ぶようになり、やりたいことや嫌なことを簡単な言葉で表している。
高月齢児は、経験した出来事や想像したことを言葉にして、本当にあったかのように話して会話を楽しんでいた。
好きな絵本を繰り返し読んだり、気に入った歌を機嫌よく歌ったりする姿が多く見られた。

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