1歳あひる組2017年度2月のまとめ

食事

身体の成長に伴い食事量も増え、完食する児がほとんどとなってきた。きれいになった食器を「ぴっかりんになったよ」と保育者に見せる事を楽しんでいる様子で周囲の児もつられて積極的に食べる姿も見受けられる。一方で食事介助などで保育者に甘えたい児は十分に気持ちを受け止めながら安心して食事ができるようにしていく。食事中に足で床を踏み鳴らしたり食器を持たずに食べている児へは声をかけていくことで徐々にそういった姿が少なくなり、それにともなって食事を床にこぼす量が大幅に少なくなってきた。

睡眠

一人ひとりの入眠までの習慣に合わせて保育者が傍についたり安心して眠れるように環境を整えていく。外気温が大きく変化することもあったのでエアコンや加湿器を適宜使い快適に過ごせるようにした。眠っている間に咳き込む児等は下に布団を重ねて上半身を高くする等して寝苦しくないように配慮していく。うつぶせ寝が多い児は細かく確認しなるべく仰向けで寝るようにしていく。

排泄

朝おやつ後や午睡明け等、ある程度決まったタイミングで声掛けをすることで多くの児がトイレに向かうようになった。仲の良い友だちが行くのを見て保育者が声をかける前にトイレに行こうとする姿もある。トイレでの排泄ができる児も増えており、出なくても座ることに興味を持っているので、子どもたちのやりたい気持ちを尊重し無理なく誘っていくようにする。

健康

インフルエンザに罹る児は少なかったが、欠席するほどではない鼻水や咳等の体調不良は多く見受けられた。鼻水が出たら自分でティッシュを取って保育者に持ってくることが出来るようになり、鼻をかむことも少しずつ出来るようになってきた。送迎時等に日中の体調を保護者に伝え、症状が悪化しないように情報を共有していった。

身体発達

雨天で無ければ積極的に戸外へ出て、片道15分程度しっかりと歩けるようになってきた。ボールを投げる、椅子を持ち上げて運ぶ、縄跳びを尻尾上にして追いかけるといった友だちとの遊びを通じて様々な動きが出来るようになった。室内でも巧技台やマットを組み合わせたサーキット形式の運動遊びやシール貼り等ダイナミックな動きから細かい動きまでを楽しんでいる。

情緒

同じ玩具を通して今まで関わりが少なかった児たちが一緒に遊んだり関わる姿が見られるようになる。玩具の貸し借りや困ったことがあると保育者に自分から伝えに来る姿もある。友だちや保育者との関わりの中で自分の気持ちを表現したり、場合によっては我慢したりといった様々な体験ができるように保育者は見守りながら怪我や危険のないようにしていく。

言葉

保育者の言葉はほぼ全員が理解を示し、それぞれの成長に合わせた一語、二語、三語文での会話が成立するようになる。生活の中の些細な言葉を覚えて見立て遊びの中に取り入れたり保育者の真似をするように友だちに話しかけたりと模倣を通して日々語彙力が増している。感情が昂ぶったりうまく表現ができないときは保育者が代弁するなどして自分の言葉で表現していけるように配慮していく。

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